止み待ち平標山〈機会逃すな、見逃すな、でも今日もガスな。〉
- GPS
- 03:54
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,032m
- 下り
- 1,036m
コースタイム
8:37 平標登山口
9:47 松手山
10:33 平標山
11:10 平標山の家
11:47 平元新道登山口
12:31 駐車場
天候 | 雨のち晴れ 山頂はガス小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口駐車場利用¥500料金所があり退出時に支払う。管理人不在時にはポストに料金を入れる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・トイレは駐車場の登山口そばにあり(男女別・水洗) ・登山ポストは登山口にあり 登山口〜鉄塔 登山口から歩いて1分で平元新道と松手山コースの分岐、道標に従えばOK。 松手山コースの登山道入り口は分岐からやはり1分程のところ、ここから本格的な登山道になる。樹林帯の登り。木段が多く歩幅制限されるため疲れる。 鉄塔〜松手山 引き続き樹林帯。最初は平坦な道が続き後半はやはり木段が頻繁に出てくる登り 松手山〜平標山 松手山手前から稜線歩きになるため展望が良い。平標山の急登はほぼ木段で歩幅制限のため疲れる。下から見えるピークは山頂ではなく、ここを山頂と思ってスパートかけるとエライ目に(^^; 登りきる直前からピークの南側を巻くようにして進む。山頂直下から若干ザレた道に。 平標山〜平標山の家 整備された木段が完備。山頂から数十m降りたところに休憩ベンチがある。南方160度ぐらいが眺望よい。山の家では水場・トイレ有り 山の家〜登山口 樹林帯の道。松手山コースの登りと大差ないように思える。林道合流点の20m手前に水場有り。林道は道標ないので右に進むと駐車場方面へ戻れる。一般車両立ち入り禁止の林道のためひところ歩くとゲートがある。ゲートから更に歩いて沢を渡る橋を過ぎたあたりで右側の沢沿いに降りていく道が登山道、わかりやすい道標あるので見落とさなければ問題ない。この日は水が涸れていたようだが増水時は林道をそのまま歩いても駐車場方面へ続いているのでOK(登山道途中でその旨書かれた表記有り) 下山後は雪ささの湯 http://www.kin611.com/yukisasa.html |
写真
感想
今日は根比べからの始まりだった。
前日の天気予報で雨のち晴れ、雨は6時台まで。遅めのスタートであれば雨に当たることなく歩けるはずだと、そして睡眠時間を削った早起きが億劫だったので前夜、万が一でも快適に過ごせる関越道のSAにて車中泊。
翌朝、5時過ぎに起きてまだ降り続く雨。登山口まで1時間くらいの場所なので7時まで待って雨足・空模様次第で出発を着々と、悶々と待つ。
雲の切れ間からわずかに見える青空と若干弱まった雨足に7時チョイ過ぎ、登山口に向かってスタートする。
途中で豪雨にあいながら登山口Pに着くと数台の車が既に雨とにらめっこしていた。そして15分程してようやく雨が上がり、青空が広がり出す。ここぞと機会を逃さず皆どんどんスタートしていく。
日が差してくる頃にはやたらと足に負担のかかる木段を登り続けていたため汗はダラダラ、気分はメゲメゲである。でもようやくこぎつけた今日のチャンス、足は止まることを知らないのである。
松手山まで来るとその先の稜線がよく見える。いや、よく見えなくなってきた。数十秒で隠れていく平標山への稜線を見逃す前にシャッターを切った。そして今日もやっぱりガスってみるみる乳白色の世界に。平標山の急登木段地獄が始まる頃には周りは真っ白のガスの国、もうファンタジーの世界に迷い込んだ王子様、ではなくおじさまという趣向で歩くことにした。
山頂はどこだろうとゼーハーしながら歩いていたら前から男性が歩いてきた。随分と早い時間から下山してるなぁ、さっきまでおおあめだったのに、と思いつつ軽装なのできっと只者ではないだろうとも思いながら平標山までの所要時間を聞いてみた。そして山小屋の従業員だということでなるほど納得、所要時間もわかり安心して歩けた。そして教えられた通りの所要時間で到着。
それにしても相変わらず何にも見えない山頂で仕方なくパンをかじるが強い風と共に小雨が降ってきた。この小雨と風に予定していた仙ノ倉山までの道のりは中止してすぐに下山準備する。風と共に去りぬ、という風情である。
『風と共に去りぬ』の主人公、アメリカ南部の気性の荒い女、スカーレット・オハラのように、気象の荒い平標山のガスと風に追われるようにして平元新道方面へ降りていく。途中の休憩ベンチで泣きのワンチャンスとばかりにガス晴れを待ったが期待に応えてくれる天気の神はおらず。
それでも南側へ出た途端に前方の景色が雄大に広がり、晴れ渡った山からの眺めを楽しむことができた。残念なのは谷川岳方面へ伸びる稜線が全く見えなかったことだが、また来る口実ができたと思いリズムよく木段をタン♪タン♪と淡々と下った。
山小屋で水を飲みそれ以降はほぼ樹林帯の道。林道合流地点手前で水場がまたあったが手持ちの飲料水がたんまり余っていたのでスルー、地図を確認し、道標がないが右へ林道を歩いていく。
夏の終わりは機会を逃さずスタートできた平標山。見逃す一瞬手前で見ることのできた平標山への稜線。
そしていつもの、ガス。
bo-tyu-zaiさん、おはようございます。
メールから推測した天気とは違う晴れ間の見える天気。
そして雨上がりの華達。
日差しを浴びる華。
これはこれで素敵な景色ではないですか!!
もちろん、快晴ならもっとだろうけど。
10日以上山登り間があくと、筋肉痛になるらしいです…。
筋肉痛の男より。
bo-tyu-zaiさん、こんばんは!
平標山お疲れ様です。
今回もなかなかのパワーを発揮されたようですが、28枚目の様な広大な景色が見れて良かったですね
あまりにも快晴というのも暑すぎるだけなのでちょうどいい?って事はないと思いますがお花もあり素敵な山行だった様に思います
でも流石にこう連続だと畏怖たるものを感じます
garnet0823さん、どうもこんばんは
今回は山頂周辺だけガスっていただけで稜線歩き、特に下山時の南側は好展望だったのでまあ、良しとします。
花はシシウドが一番印象的でした。
残念なのはガスのため仙ノ倉山へ行けなかったこと(行く気が失せたことでもある)、スタートが遅かったのでこれは仕方ないことです
で、筋肉痛でしたっけ?当然でしょ、20キロ以上歩いたんだから
奥多摩・奥武蔵はもっと短距離で、せめて20キロ以下で山道の雰囲気や花や変な岩や変な樹木を楽しむのが正解ですよ ガッツリ歩きすぎですよ。
Johnnnyさん、こんばんは
ま〜たも、山頂だけは強ガス地帯でありました!狂おしいほどのハズレ天気です。それでもおっしゃる通り、稜線歩きではほぼ好天に恵まれ、ユーミンの曲のように「空に憧れて、空を駆けていく」そんな飛んで行きたくなるようなステキな景色が見られました。
そして貴兄が畏怖する我が「曇天力」ですが、私の休みの、火曜金曜にその力が発揮されています。モクモクと煙るガスの中、黙々と歩く姿を想像してご覧なさい。
ほら、顔が曇ってくるほど哀れな男が目に浮かぶでしょ?
bo-tyu-zaiさん おはようございます。
多少ガスはあったようですが南側は好展望でしたね。
群馬、新潟にまたがる稜線は本当に雄大ですね。
振り返った山頂もなだらかできれいです。
我が隊も今年平標、仙ノ倉に行きたいなと思って
いましたが仕事やら天気やらで今だ実現出来ず。
気長にチャンスを待ちます。
yuzupapaさんおはようございます
新潟方面へは初めての山行、私も近いうちにと思いつつ3ヶ月程経ってしまいました。
長い雨の後に開けた空、これならスッキリ晴れてるだろうと期待しましたが、山頂周辺だけはやっぱりガス。仙ノ倉山へは断念しましたゆえ、残念
yuzupapaさんもガス遭遇率が高いようですので充分天気とにらめっこして壮大な谷川岳へと続く稜線を堪能してきて下さい。
私は四阿山に続き、再訪するのはいつになることやら…
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