斜里岳 〜久しぶりの暗闇〜


- GPS
- 11:35
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,047m
- 下り
- 1,040m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
管理人さんのスペースの横に1台停められそうだったので、そこを拝借 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下りに使用した新道は、一部を除いて綺麗に笹刈りされていました。 ありがとうございます! |
その他周辺情報 | 帰りの温泉にパパスランドさっつるを予定していましたが、営業時間が21時までで10分しか入浴出来ない(笑)ため断念しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
サングラス
ストック
カメラ
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感想
今日は小林大輔君(仮名)は商○会のパークゴルフ大会があり、一條秀吉君はなんと!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3366665.html
単独登山の予定をキャンセルして「受診して、体調不良の原因がはっきりするまで登山はお預け」と決めたようです。私は「原因はハッキリしている」と考えているのですが。(笑
さて、そんなワケで、今日はソロ登山になる予定でした。
行き先第1候補が「銀泉台〜赤岳〜白雲岳」で、荷揚げボランティアに参加できないものかな?などと考えていました。
第2候補は「斜里岳〜南斜里岳」で、私の場合スタートが遅くなる分、スピードを意識してこのコースを登ってみようかと考えたのでした。折しも、暑くなる予報です。沢沿いを歩くこのコースは魅力的でした。
すると、前回、雌阿寒岳登山に飛び入り参加し、時間を要し過ぎている(一條君のペースに合わせたため)ため7合目で途中撤退したSさんから、「斜里岳に連れて行って欲しい」との申し入れがあり、第2候補の斜里岳(南斜里岳は時間的に無理と判断)を選択することになりました。雌阿寒岳では彼女には申し訳ないことをしましたから。
さて、彼女にとっては初斜里岳です。彼女には予め、「斜里岳は部分的に沢登りのようなアクロバティックなコースになるよ」とだけ伝えておきました。
清岳荘の駐車場は満車状態でした。
清岳荘に向かう途中、すれ違った車は駐車をあきらめた方だったのかもしれません。
しかし、管理人さんの駐車スペースの隣に1台分の隙間があったので、そこに無理やり停めさせていただきました。失礼しました。
斜里岳登山道は序盤、何度も渡渉を繰り返し、下二股で新道と旧道に分岐し、上二股で再び合流します。
新道は熊見峠経由の山道で、峠まではやや急傾斜が続きます。
一方、旧道は沢沿いの岩場をよじ登る箇所が多く、(鉄分が多い水質なので滑り難くはなっていますが、やはり濡れているのでそれなりに滑ります。下りは特に注意!)一般的に登りは旧道、復路に新道を選択する方が多くなります。
Sさんにとっては「思ったより厳しいコースだった」そうで、滑落こそしませんでしたが、慎重に慎重に、ゆっくりゆっくりと進んでいました。
しかし、胸突き八丁から上のザレ場でとうとうスタミナを使い果たしてしまったようでした。
馬の背から山頂までのルートは、一言で言って「荒れているなぁ」でした。
斜里岳には何度も登っていますが、登山道の土が流出してザレ場となっており、それが崩れて抉れているように見えました。むき出しの土嚢袋が非力さを物語っており、何らかの手を打たないと山頂の形自体が変わってしまうように思えました。
昼食は時間的なこともあって馬の背で摂り、山頂ではあまりゆっくりしませんでした。
さて、登りの時点で多少予定時間をオーバーしていましたが、下りで更にペースダウンしてしまいます。スピードを意識するつもりだったのに。(笑
Sさんはザレ場で「滑って転ぶ」を何度も繰り返すうち、体重が後ろに掛かって更に滑りやすくなります。悪循環です。きっと足底腱膜炎が痛むのでしょう、頼りになる足場を見つけてはそこに足を突っ張る動作が出来ないでいるようでした。
下山とは言え、熊見峠への登りのコースを見て心が折れかけているようにも見えました。沢沿いを下るのとは違って、コースの長さがそのまま視認できるだけに尚更でしょう。気持ちが分かります。
しまいに彼女は、急な下り(特に、熊見峠から沢までの下り)ではいざりながら進むようになります。「パンツ破れるよ!」「いいの、破れても。」
長期戦を覚悟します。(笑
下二股を過ぎて間もなく日没となり、薄暮からやがて真っ暗になります。
それでも、予定時間を3時間半ほどオーバーして何とか下山を完了します。
「いや、これも想定内だから」
と言いつつ、さすがに真っ暗な沢は私も緊張しました。
とは言え、本当に真っ暗になってからの渡渉は何度もなかったのが救いです。
今回の登山が彼女のトラウマにならなければいいなぁ。
・・・動画、やはりいつもの「モデル」がいないと引き締まらないモノですね!(笑
あそこは斜里岳と違って川底の岩に苔が多くてヌルヌル滑りますよね。
靴を脱いで、綿の靴下のままで歩くとグリップが利いて滑らないです。草鞋より効果的だと思います。
ただ、滑落の危険性が全く感じられない藻琴山で、3度もプチ滑落をやってのけた猛者でもあります。常に私の想像の斜め上を行く方なので、私ごときの提案なんて、きっと聞く耳持たないと思われます。
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