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Yamareco

記録ID: 339047
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

憧れの槍ヶ岳(初めての山荘泊)

2013年08月28日(水) ~ 2013年08月29日(木)
 - 拍手
yamadaisuki その他1人
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
29:15
距離
27.3km
登り
2,221m
下り
2,200m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

一日目:新穂温泉無料駐5:10ー平沢小屋9:10ー飛騨沢分岐11:10ー飛騨乗越12:25ー
    槍ヶ岳山荘12:40  山荘受付(荷物デポ)13:10ー槍ヶ岳13:45
二日目 槍ヶ岳山荘5:40ー新穂高温泉無料駐10:30
天候 一日目晴れ
二日目快晴(早朝)
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
登山道は大変良く整備されています、ピンクのテープが迷いそうなところのは
着けてあるので、迷うことはありません。ただ大きな沢を4箇所ほど通過する
ので、雨のときは危険が伴うと思います。
予約できる山小屋
槍平小屋
飛騨乗越から常念岳
2013年08月28日 12:27撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10
8/28 12:27
飛騨乗越から常念岳
飛騨乗越から大喰岳
2013年08月28日 12:28撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
8/28 12:28
飛騨乗越から大喰岳
槍ヶ岳とご来光
2013年08月29日 05:27撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
16
8/29 5:27
槍ヶ岳とご来光
ご来光に映し出される常念岳・八ヶ岳・富士山・南アルプス
2013年08月29日 05:27撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9
8/29 5:27
ご来光に映し出される常念岳・八ヶ岳・富士山・南アルプス
蓼科山と八ヶ岳連峰
2013年08月29日 05:27撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
8/29 5:27
蓼科山と八ヶ岳連峰
富士山と南アルプス
2013年08月29日 05:27撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
8/29 5:27
富士山と南アルプス
大喰岳・南アルプス・富士山
2013年08月29日 05:27撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
8/29 5:27
大喰岳・南アルプス・富士山
朝日を浴びる槍ヶ岳
2013年08月29日 05:29撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
8/29 5:29
朝日を浴びる槍ヶ岳
焼岳と乗鞍と御岳山
2013年08月29日 05:35撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11
8/29 5:35
焼岳と乗鞍と御岳山
抜戸岳
2013年08月29日 05:53撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
8/29 5:53
抜戸岳
笠ヶ岳と北アルプスの影
2013年08月29日 05:53撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/29 5:53
笠ヶ岳と北アルプスの影
黒部方面
2013年08月29日 05:54撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
8/29 5:54
黒部方面
涸沢岳・奥穂高岳・ジャンダルム
2013年08月29日 07:00撮影 by  VG170 , OLYMPUS IMAGING CORP.
11
8/29 7:00
涸沢岳・奥穂高岳・ジャンダルム

感想

やっと平日まとまってにお休みがとれたので、この機会にしか
登れない山、憧れの槍ヶ岳に登ろうと計画を立てました。槍ヶ岳は
頂上までのアプローチが長く、上高地から入って、槍沢で一泊し、
2日めに頂上アタックし、槍沢にまで戻って一泊し、3日目に
上高地のバス停までと2泊3日の行程が一般的だと多くの記事に
ありました。往復約38キロ、標高差1680mということでした。
最短ルートを調べると新穂高温泉から登るルートは一番距離が短く、
日帰りでも可能とありました。しかしデータ的には往復27キロ、
標高差2200mで標準タイムは登り10時間、下り7時間
計17時間で午前2時に出ても帰りは午後7時。
かなりの健脚でないと難しいとありました。
今までの日帰りの最高が空木岳の往復16キロ、標高差1500m、
歩行時間9時間と比べてもかなり厳しい数字。
奥さんと一緒に登るのでやはり日帰りは難しいと判断。
上高地から登る2泊3日コースか新穂高温泉から登る1泊2日のコースか
かなり迷いましたが、上高地から入るのはバスかタクシーで入る必要が
あり、どんなに朝早くても沢渡5時発、身支度整えて登り始めるのが6時に
なってしまうこと。帰りも時間の制約があること。バス代、駐車代等々軍資金が
かかることなどから、新穂高温泉から登ることに決め計画を立てました。
このルートは2日間に分けても健脚者でないと難しいとありましたが、
一日の歩行時間と距離は空木岳とほぼ同じなので、なんとかなるだろうと
思い行動日程を考えました。ただ標高差2200mは全く未知の世界なので、
その部分は体調をみて判断することにしました。テント泊も考えましたが、
標高差2200mでテントをかついで登ることはは無理があるのと、
この時期雷雨が降る可能性があるので、
安全面からもやめた方がいいだろう思い、槍ヶ岳山荘泊の計画を
立てました。とはいっても今まで山荘泊は一度も経験がなく、一枚の布団に
3人で寝ることもあると聞いたことがあるので、この決定もかなり迷い
ましたが、はっきりしているのは1泊しないと憧れの槍ヶ岳に登れないので
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、苦渋の決断をしました。

前置きが長くなりましたが、27日の午後5時に家を出て、新穂高温泉の
登山者用無料駐車場に着いたのが午後8時過ぎでした。平日であるにも
かかわらず、その時間には8割くらい埋まっていました。次の日の朝は、
3時30分に起床し、身支度を整えて5時10分登山スタートでしたが、
駐車場はほぼ満車でした。週末だったら一体どんなことに
なっているだろうと思いました。
登山道は最初は林道を進みます。かなり長いです。
林道終点まで車でいけたらどれだけ楽になるだとうと
思いながら歩きました。途中何箇所か林道のショートカットが
できるので、これはすると良いと思います。
特に林道の標識の4というところから入っていく登山道は
かなりのショートカットができます。
林道終点から大きな沢を渡りいよいよ登山道です。
最初は沢沿いに歩くので、きつくないです。長い距離を
かけて徐々に高度を上げていく感じす。途中槍平小屋までは
急登はほぼありません。槍平小屋は登山道の約半分で、
休憩もできますし、大変良い目印になります。トイレもあります。
沢水も汲むことができます。登山道のオアシスといったところでしょうか。
ここからがいよいよ本番です。といってもしばらくは沢沿いに進むので、
急登はありません。沢とお別れして、東方向に進みだすと、いよいよ
急登が始まります。標高差で500mくらいでしょうか。しばらくすると
森林限界を超え見晴らしの良い場所に出ます。千丈沢乗越と飛騨乗越の
分岐(標高2500m)です。飛騨乗越の標高は3010mで千丈乗越の
標高は約2700mです。千丈乗越からは槍ヶ岳を見ながら縦走できるルートで
景色は良いが、風が強いことと、アップダウンが多く、約400m登らないと
山荘までいけないということでした。当初は槍を見ながら縦走したいので、
千丈乗越で行こうと思っていましたが、想像以上に疲れでいたので、
飛騨乗越を選択しました。

ここから槍ヶ岳山荘までの標高差は約600mで、
本当にきついのはここからでした。すでに標高差1500m登っているので、
ここからの600mはいままでには体験したことのないものでした。
結局1時間30分かけて、槍ヶ岳山荘に到着しました。
山荘までの途中一緒にスタートした若い男性が下山
しているのを見かけました。日帰り登山らしく凄いの一言につきました。
駐車場から山荘(3080m)まで丁度7時間30分でした。山荘について
すぐに受付をしました。初めての山荘泊なので、ドキドキでした。受付を済ませ
部屋に行きました。そこは想像通りの部屋でした。部屋の真ん中に通路があり、
通路を挟んで、2段ベッドになっていて、隣との仕切りがなく、布団は一枚を
挟み込んで着るタイプでした。山荘泊に慣れている方には普通なのでしょうが、
初めての僕にとっては衝撃的でした。歩き疲れて、登り疲れてもうしばらく
登りたくないと思っていましたが、なんと疲れているはずの奥さんが、槍ヶ岳に
今日登ろうよ。と言い出し、結局荷物を部屋にデポして、山頂を目指しました。
平日でしたが、ツアーのお客さんが多く、梯子は渋滞していました。
しばらく登ると自分で登ることはないどろうと思っていた、
槍の頂上に着きました。言葉にできない感動を覚えました。(大袈裟かもですが。)
山頂は30人ほどくらいのスペースしかないので、
ほどな降りましたが、写真撮影はバッチリできました。
そして山荘に戻りましたが、時間はまだ午後2時20分、
長い長い一日でした。午後3時ころかから急にガスが出始め、景色も見えなく
なってしまい、ますますやることが無くなってしまいました。
夕食は5時からでしたが、お腹が空いていたのでとても美味しく感じました。
消灯は8時30分。本当にみんなこんな時間に寝るのかと半信半疑でしたが、
8時30分前には一斉に静かになりました。ビックリでした。夜は一睡も
できないかもと思っていましたが、思っていたより眠ることができました。
記念すべき初の山小屋泊です。良い思いでになりました。朝食は5時ですが、
部屋の電気が4時に点きました。もうみなさん登山準備。どこに行くのか
分かりませんでしたが、みなさん槍ヶ岳でご来光のためでした。この日の
朝は最高のお天気で、いろいろな山に登りましたが、今まで見たことにない
最高の景色を見ることができました。いつも日帰り登山だったので、この時間に
山頂にいたことがなかったから、今まで見ることができなかったことに
気づきました。その後素晴らしい景色の写真をたくさん撮って、下山しました。
5時40分に出発して10時30分に駐車場でした。下山には4時間50分
かかりました。憧れの槍ヶ岳。まだ記憶が鮮明なうちに記録に残したくて
長い長い文章になってしまいました。お付き合い頂いた方、どうもありがとう
ございました。

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コメント

こんばんは^^
 うらやましいです槍ヶ岳♪私も今年、知人に誘われましたが滑落して死ぬかもしれないんで丁重にお断りしました^^
 でも槍ヶ岳は憧れです。

 ちなみに槍は道中、怖くなかったですか?初心者丸出しの質問ですみません♪
2013/8/30 23:00
コメントありがとうございます。
denemonさん。コメントありがとうございます。
僕も山は始めたばかりの山初心者です。
槍ヶ岳山荘までの飛騨沢ルートは
全く危険な箇所はありません。

雨が降った時の沢渡りは水量が
多くなれば危険かもしれません。
でも天気予報が悪い時に登らなければ、
回避できると思います。

槍ヶ岳山荘の標高は3080mで槍ヶ岳が3180m
です。標高差100mは見上げれば結構な感じが
しますが、実際登ってみるとあっと言う間です。

怖さを感じないかということですが、
怖いと思ったことは一度もありませんでした。
実際に登ってみると分かりますが、本当に
登山道の整備が至れり尽くせりで、
ここに手をかける所が欲しいと思った
所にペグが打ち込んであったり、足場が
欲しいと思うところに足場が作ってあります。
いつも思いますが、登山道を整備される人に
頭が下がります。

それからツアーのお客さんが多く、団体で
登られているので、急いで登ることは全くありません。
それも精神的に、かなり楽になります。
登りは下を見なければ、問題はありません。
下りは登りよりも、少し気を使いますが、
ゆっくり下りていけば、問題ないと思います。

現に登られていた方のほとんどは、
僕達より年上の方ばかりです。女性の方も
多くいました。

プロフィール見せて頂きましたが、
それだけ多くの山に登ってみえるなら、
何の問題もないと思います。
それよりも行程だと思います。
やはり2泊3日くらいの日程でないと
体にはかなり堪えます。

答えになっていなかったかも
しれませんが、是非登ってみてください。
登った時の感動は今までにないものでした。
今までいろんな山に登り、何度も槍ヶ岳は
見ましたが、外から見る山だと思っていました。
その山に登れたことは、本当に感慨深いものが
ありました。僕で答えられることは
答えますので、またコメントください。
2013/8/31 15:30
プロフィール画像
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