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記録ID: 3397177
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ハイキング
中国

大津山(砲台山)・鬣山 - 回天の島、大津島

2021年07月30日(金) [日帰り]
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Hans-R1 ocelot7 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:43
距離
14.4km
登り
1,048m
下り
1,032m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:12
休憩
2:13
合計
5:25
8:12
37
スタート地点(刈尾港)
8:49
8:53
44
大津山への舗装路分岐
9:37
9:50
35
10:25
0:00
23
大津山への舗装路分岐
10:48
11:15
5
大津島公園(昼食)
11:20
0:00
21
鬣山遊歩道分岐
11:41
0:00
2
魚雷見張所跡分岐
11:43
11:53
2
11:55
0:00
1
魚雷見張所跡分岐
11:56
12:04
10
魚雷見張所跡
12:14
13:01
4
回天記念館
13:05
13:11
1
トンネル
13:12
13:25
0
13:25
13:30
7
トンネル
13:37
ゴール地点(馬島港)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス ・徳山港から『大津島巡航株式会社』の運行するフェリー&旅客船で。
 http://www.ccsnet.ne.jp/~jyunkou/index.html
・徳山港での駐車は、港のすぐ近く(徒歩1分)に『徳機駐車場』あり。
 最初の30分\100-以降1時間毎に\100-だそうです。
・徳山港ポートビル建て替えに伴い、臨時駐車場も開設されていますが、駐車可能台数は少なく、フェリー乗り場まで徒歩5〜6分掛かるため、素直に有料駐車場を利用したほうが良いと思います。
・回天記念館の最寄り港は『馬島港』です。
・食事が出来る所は、ほぼ無し(あるにはあるみたいですが、営業日が少ない模様)と考えて、徳山港に着くまでに用意することを勧めます。
・自販機はフェリー乗り場(刈尾港・馬島港)に確認していますが、その他は不明です。
コース状況/
危険箇所等
・大津山、鬣山へは、地形図などに示された破線ルートやショートカットルートを使わず、実線ルートを通ることを推奨します。
徳山港07:40発
今日登る『鬣山』が右に見える
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今日登る『鬣山』が右に見える
刈尾港08:10着
ありがとう
ばいばーい!
侘び寂びを感じるガードレール...(かなり錆びてますが、いいのか?
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侘び寂びを感じるガードレール...(かなり錆びてますが、いいのか?
海沿いの道から『大津山(砲台山)』への上がり口にある看板(車での通行は無理!ってことです)
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海沿いの道から『大津山(砲台山)』への上がり口にある看板(車での通行は無理!ってことです)
「この先は道幅が狭く、運転は困難です」
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「この先は道幅が狭く、運転は困難です」
...っていう以前の問題ですよね〜(ここはまだ良い方ですw
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...っていう以前の問題ですよね〜(ここはまだ良い方ですw
こういうヤブ区間も数ヶ所ありますが、それぞれ10m程度です
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こういうヤブ区間も数ヶ所ありますが、それぞれ10m程度です
山頂手前
指揮所には...
見事な擬装が施されています(違
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見事な擬装が施されています(違
やぶ漕ぎをして
四十口径八九式十二糎七高角砲が設置されていたようです
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四十口径八九式十二糎七高角砲が設置されていたようです
ここが砲台跡のようですが...教育委員会かどこか、保存整備予算を確保したほうが良いのでは?
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ここが砲台跡のようですが...教育委員会かどこか、保存整備予算を確保したほうが良いのでは?
海沿いまで戻りました
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海沿いまで戻りました
気持ちの良い海に
釣り人&タンカー
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気持ちの良い海に
釣り人&タンカー
飛行科兵舎跡地の公園で早めのお昼を食べました
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飛行科兵舎跡地の公園で早めのお昼を食べました
先ずは展望公園のある『鬣山(たてがみ山)』に向かいます
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先ずは展望公園のある『鬣山(たてがみ山)』に向かいます
回天記念館手前で左に折れ、遊歩道へ
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回天記念館手前で左に折れ、遊歩道へ
馬島港に着いたフェリー
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馬島港に着いたフェリー
30℃超の中、擬木の階段は堪えます
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30℃超の中、擬木の階段は堪えます
先に山頂へ
山頂モニュメントは風がある時に回るそうですが...(幾らか風はあったけど、回ってなかったです)
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山頂モニュメントは風がある時に回るそうですが...(幾らか風はあったけど、回ってなかったです)
鬣山から見る徳山港
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鬣山から見る徳山港
正面は『四熊ヶ岳』?
右は『ひまわり観音』が立つ山
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正面は『四熊ヶ岳』?
右は『ひまわり観音』が立つ山
日本精蝋(株)の裏山に立つ煉瓦造の煙突(崩壊中らしいです)
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日本精蝋(株)の裏山に立つ煉瓦造の煙突(崩壊中らしいです)
山頂を後にして、魚雷見張所跡へ
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山頂を後にして、魚雷見張所跡へ
ここからの眺めは良く、国東半島の山並みがよく見える(由布岳、くじゅう連山も見えるのだろう
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ここからの眺めは良く、国東半島の山並みがよく見える(由布岳、くじゅう連山も見えるのだろう
美しい海
ここから身を正して参ります
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ここから身を正して参ります
『回天記念館』
※館内での撮影は禁止につき、写真はありません
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『回天記念館』
※館内での撮影は禁止につき、写真はありません
『回天』一型(レプリカ)
当初は秘密保持のため
「〇六(まるろく)金物」と呼ばれていたそう。
長さ14.7m、直径1m(機関部は九三式魚雷のままの61cm)
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『回天』一型(レプリカ)
当初は秘密保持のため
「〇六(まるろく)金物」と呼ばれていたそう。
長さ14.7m、直径1m(機関部は九三式魚雷のままの61cm)
その潜望鏡から
何を見て、何を想う
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その潜望鏡から
何を見て、何を想う
記念館を後にして、九三式魚雷発射場(後に回天の訓練発射基地)跡へ
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記念館を後にして、九三式魚雷発射場(後に回天の訓練発射基地)跡へ
今でもしっかりと残っているトンネル、長さは約250m
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今でもしっかりと残っているトンネル、長さは約250m
外から差し込む陽光は当時も同じだっただろう...
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外から差し込む陽光は当時も同じだっただろう...
ただ、状況は違っていた
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ただ、状況は違っていた
訓練発射基地跡
美しくも仄暗い海
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美しくも仄暗い海
当初、海軍上層部はこの特攻兵器の使用(試作、案の採用等)を認めなかったという
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当初、海軍上層部はこの特攻兵器の使用(試作、案の採用等)を認めなかったという
回天を海へ降ろすクレーンの台座跡
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回天を海へ降ろすクレーンの台座跡
岩場の奥に見える
『右田ヶ岳』
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岩場の奥に見える
『右田ヶ岳』
時代の波に飲まれた回天搭乗員たちに対し、静かに祈りを捧げた
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時代の波に飲まれた回天搭乗員たちに対し、静かに祈りを捧げた
天気が良く、美しい海だったことが救いでした
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天気が良く、美しい海だったことが救いでした
現代に戻るトンネル
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現代に戻るトンネル
馬島港から徳山へ
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馬島港から徳山へ
旅客船『鼓海供
最高速力25.04ノットだそうです(回天は30ノット)
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旅客船『鼓海供
最高速力25.04ノットだそうです(回天は30ノット)
馬島港14:00発
記念館に揚がる日章旗
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記念館に揚がる日章旗
帰れる所がある我々は幸せだ...
ありがとうございました
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帰れる所がある我々は幸せだ...
ありがとうございました
多くの方に訪れて頂きたい島でした
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多くの方に訪れて頂きたい島でした

感想

山の師匠である、ocelot7さんからお誘いを頂き、島山登山へ。
選んだのは徳山港の入口を塞ぐように浮かぶ『大津島(おおづしま)』です。

特攻兵器『回天』の訓練基地があった島。
今回、多くのことを想い、考えました。
いえ、考えさせられました。
しかし、ここに多くを書くことは出来ません。

彼らが何を想い、帰って来ることのない任務に志願したのか。
彼らにしか分らないことと思いますが、誰かを、何かを守ろうとしたことだけは間違いないと思います。
『回天』搭乗員の安らかな眠りを心から祈ります。





山行に関しては、砲台山の別名を持つ『大津山』は、孟宗竹の侵食や倒竹により、山頂までの道路が通行困難となっています。
もちろん、徒歩での通行は十分可能ですが、足元には注意が必要です。
また、山頂の戦争遺構はその全体像を見ることもままならない、酷い状態であり、
周南市や県、教育委員会といった機関には、早急な保全整備に取り組んで頂きたいと思います。

『鬣山』は『大津山』と比較すれば、断然歩きやすい状態ではありましたが、
魚雷見張所跡や山頂モニュメントからの眺望は成長した樹木であまり良いとは言えない状態でした。
「試験で宇部沖へ向けて魚雷を発射し、その航跡を確認する」といった説明がありましたが、
その宇部沖が良く見えるようになれば、説明文の理解もより進むのではないかと感じます。

全般的に大津島は海が美しく、癒されるポイントの多い島でもありました。
暗く、辛い過去を持つ島ではありますが、当時も同じような美しい海だったのだろうと思うと、
ほんの少しだけ安堵出来る気がします。

最後に、今日ご一緒させて頂いた、ocelot7さんとゆっこさんに感謝します。

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