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記録ID: 340135
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無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

東北遠征日本百名山5座2泊3日の旅-2日目-「大朝日岳※古寺鉱泉からピストン」

2013年08月30日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
21.2km
登り
1,719m
下り
1,707m

コースタイム

05:25 駐車場
05:29 古寺鉱泉「朝陽館」
05:54 合体の樹
07:18 三沢清水
07:41 古寺山
08:14 小朝日岳
09:27〜09:34 大朝日小屋(休憩)
09:44 大朝日岳
09:51〜09:59 大朝日小屋
10:46 小朝日岳/古寺鉱泉分岐
11:08 小朝日
11:30 古寺山
11:49 三沢清水
12:57 合体の樹
13:22 朝陽館
13:26 駐車場

総工程時間=8時間01分※休憩含む(標準時間=9時間35分)
歩行距離=27.45km
標高差=1216m
平均速度=3.3km/H
※全てGPSログより
古寺鉱泉→天文台ロープウェイ駐車場への移動≒135km/3時間20分
天候 大雨
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
月山姥沢駐車場→R112→R27→古寺鉱泉
※あちらこちらで道路の通行禁止があるので事前確認が必要
古寺鉱泉に無料駐車場あり
トイレは仮設あり(ペーパー無し)
水道無し(湧き水あり)
コース状況/
危険箇所等
1.R27は根子沢以降通行不可
 ※同一方面から朝日鉱泉へは抜けられません。
2.登山ポストは朝陽館入り口にあり
3.下山時刻13:30頃、古寺温泉は準備中でした。
 ※平日又は悪天候の為登山者不在と判断したかは不明。
4.登山道は粘土質の土+ガレ+花崗岩?
-以下悪天候時の状況-
5.樹林帯では風を感じず
 ※但し尾根に出ると風雨は一気に強まるので安心は禁物
6.登山道に崩壊した箇所がいくつかあり粘土質の足元はかなり滑る
7.登山道は川の様に水が流れている
8.登山道中に3箇所水場あり
9.服装
 .好函璽爛ルーザー=雨水浸入無しも汗で服は濡れる
 靴=ゴアテックス仕様も8時間の雨には持たず
 ザックカバー=内部に水が溜まった
10.準備品
 .轡礇鎮綢悗(パッキングにもう一工夫が必要)
 ▲張Д襯(未使用)
 食料他(飲料は水場で代用)
古寺鉱泉からの登山口です
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古寺鉱泉からの登山口です
朝陽館への曲がり角。登山道はどっち?と思いましたが朝陽館左手に案内がありました。
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朝陽館への曲がり角。登山道はどっち?と思いましたが朝陽館左手に案内がありました。
朝陽館。下山時に風呂入りたかったけどね〜
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朝陽館。下山時に風呂入りたかったけどね〜
古寺山山頂。当日はほぼ全員……いや100%がこの辺で撤退して行きました。
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古寺山山頂。当日はほぼ全員……いや100%がこの辺で撤退して行きました。
はいそこからの眺望。
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はいそこからの眺望。
同じく。
小朝日岳。
大朝日岳小屋の前
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大朝日岳小屋の前
同じく小屋の前にある鐘
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同じく小屋の前にある鐘
小屋の中。「よくまあこんな天気の中登ってきたね〜」とご主人に笑われました。
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小屋の中。「よくまあこんな天気の中登ってきたね〜」とご主人に笑われました。
大朝日岳山頂、何も見えません。
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大朝日岳山頂、何も見えません。
下山中の一コマ。小朝日岳かな?
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下山中の一コマ。小朝日岳かな?
そこから反対側を見ると微かに川が見えます
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そこから反対側を見ると微かに川が見えます
一瞬ですが遠くが明るくなりました。
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一瞬ですが遠くが明るくなりました。
合体の樹だそうです。
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合体の樹だそうです。
妄想しそうです。
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妄想しそうです。
駐車場にある湧き水
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駐車場にある湧き水
道路はあちこち通行禁止となっていました。
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道路はあちこち通行禁止となっていました。
これは下山して車移動中の風景です。あの土砂降りが嘘のようです。
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これは下山して車移動中の風景です。あの土砂降りが嘘のようです。
本日はこの「白沢の湯」を利用しました。
http://yonezawanet.jp/shirasawanoyu/
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本日はこの「白沢の湯」を利用しました。
http://yonezawanet.jp/shirasawanoyu/

感想

8月29日17:00頃、古寺鉱泉には晴れ間が広がっていた。
食事と( ̄0 ̄)ノ口ウィ〜ッもう1杯!!と記録を済ませ18:00過ぎに就寝となった。
まあ長旅と登山の疲れからか早目の就寝も結構熟睡出来た、
今日のメインイベンター(風雨)が現れるまでは……。

8月30日深夜、突然の雨音で一瞬目が覚めたが、
時間的に起きるのにはまだ早い為、激しい雨音に不安を感じつつもう一眠りした……。
そして再度目覚めた時にも状況は何も変わっておらず
見上げる漆黒の空にざわめく木々の音があった。

「ん〜雨だけだったら問題ないがこの風はまずいぞ」

と思いつつ天気予報等を確認しながらもとりあえず準備だけはして明るくなるのを待つ事とした。
待ち時間、雨は降ったり止んだりを繰り返していたが、
風は次第に弱まっていくのを感じたので出発する事にした。
ところで今年の目標の1つに「悪天候時の登山をする」と言うのがあったが
ここまでの状況で、こんな形(東北遠征中)で実現するとも思わなかった。

さて登山開始直後から樹林帯となるので風の体感は全く無いが
その音は感じる事ができる、ん〜登山している人いるのかな??
とそんな中上から中高年女性1名が下山してきた。
撤退だ……。
ちなみに本日の遭遇者は、この女性の他に
1.中高年男性1名「この状況で登ったら低体温症になる」が理由だとか。
 ※正しい判断
2.同じく男性1名+女性3名のグループ
 古寺山の風の強さに流石に断念したとか。
 ※少し遅いが間違っていない判断(1.の男性と接触しているはずなので)
3.山小屋泊まり→下山中の大所帯
4.山小屋泊まり→縦走中の若い男性2名
 ※山野草の調査隊だそうです。

1.2.遭遇時には撤退を視野に歩みを進めていたが3.4.遭遇で行けると思った。
風は弱まりつつあるし上から来たんだからこの風の中歩いたと言う事だし、
と自分が無謀君になった瞬間だった。
※これは大間違いな判断で事故災害発生時の心理なので真似しない様に。

さて古寺山山頂に着いたが風は感じない。
と言う訳で空を見上げながら更に様子を確認しつつ先へと進んだ。
ちなみに風が強くなる瞬間と言うのはあったが、ほぼ問題無かった。
まあ木の陰と言うのもあったかもしれないが……(-。-)ボソッ

さて大朝日小屋に到着して「少し休憩させて下さい」との申し出に
「よくまあこんな天気の中来たね〜」と半笑い状態。
で、山頂までの時間を確認(15分程度)した所で荷物を置いたまま山頂に向かった。
そしてあっと言う間に山頂に到着すると、体の奥からこみ上げるものがあった。

ウ、ウゥ、ウオオオォォォォォォ〜〜〜〜〜!!!

無人の山頂で叫ぶ中年、ロッキーじゃないんだからさぁ……
とは思いつつ、ここまで何度も過ぎった
「撤退」「事故」「その他諸々」の中の達成感は今まで感じる事が無かったものである。
で、ついつい叫んじゃいました。
でも視界ゼロはここでも同じなので即効で下山しまたまた小屋で休憩。
そして本格的な下山となりましたが、
今度は未知の世界ではなくさっき通った道と快方へ向かう天気の中
安心して下山となりました。
でも3回位ズルッとなりましたけどね……。

最後にあちこち濡れまくりとなり、
今後の対策には良い経験となりましたが
師匠には「死にたいんですか?」と叱られそうではある……。
ちなみに朝断念と言う文字もあったけど
ここ朝日岳は今回の遠征にとってのメインでもあるので一寸冒険登山でした。

-3日目に続く-

東北遠征日本百名山5座2泊3日の旅-3日目-「西吾妻山&安達太良山」
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-340555.html

東北遠征日本百名山5座2泊3日の旅-1日目-「蔵王山+月山」
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-339987.html

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