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Yamareco

記録ID: 340699
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沢登り
奥秩父

奥秩父 豆焼沢 甲武信ヶ岳 雁坂峠

2013年08月31日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 埼玉県 山梨県
 - 拍手
sobacha その他3人
GPS
--:--
距離
11.9km
登り
1,266m
下り
1,248m

コースタイム

6:04出合の丘→7:05ホチの滝→10:34大滝下→12:50大滝上→14:20両門の滝→15:45遡行終了→19:05出合の丘
天候 谷川の名渓 万太郎本谷に行く予定でしたが、台風のために晴れそうな奥秩父の谷に日帰りで行きました。
予報通り晴れでした。
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
季節柄か、すっごい滑る。
アクアステルスをはいていたが、たぶんフェルトでも滑る。
ゴルジュに入って最初の滝
左手にフィックスのトラロープがあったが、引っぱったら簡単に千切れた
リードするKサブリーダー
2013年08月31日 06:40撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/31 6:40
ゴルジュに入って最初の滝
左手にフィックスのトラロープがあったが、引っぱったら簡単に千切れた
リードするKサブリーダー
ホチの滝
これは登れないので右岸を巻く
2013年08月31日 07:05撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 7:05
ホチの滝
これは登れないので右岸を巻く
下部ゴルジュ核心の丸太が宙で詰まっている滝
丸太にセルフを取り、丸太を跨いで超える
その後の右壁(写真では向かって左)がヌメっていていやらしい
2013年08月31日 07:45撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 7:45
下部ゴルジュ核心の丸太が宙で詰まっている滝
丸太にセルフを取り、丸太を跨いで超える
その後の右壁(写真では向かって左)がヌメっていていやらしい
ナメを直登するHリーダー
2013年08月31日 08:39撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 8:39
ナメを直登するHリーダー
10mくらいの滝右から登る
簡単
2013年08月31日 09:34撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 9:34
10mくらいの滝右から登る
簡単
4段50m大滝
下からは3段目までしか見えない
2013年08月31日 10:34撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 10:34
4段50m大滝
下からは3段目までしか見えない
1段目をリードするHさん
2013年08月31日 10:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 10:46
1段目をリードするHさん
折り返しボディビレイ
2013年08月31日 10:56撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 10:56
折り返しボディビレイ
2段目をリードするHさん
写真では簡単そうに見えますが、ものすごく滑ります
2013年08月31日 11:09撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 11:09
2段目をリードするHさん
写真では簡単そうに見えますが、ものすごく滑ります
2段目落ち口の奥にある3段目滝の細長い釜
こんな上の方に釜があるなんて不思議ですね。
2013年08月31日 11:38撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/31 11:38
2段目落ち口の奥にある3段目滝の細長い釜
こんな上の方に釜があるなんて不思議ですね。
4段目
2013年08月31日 12:31撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 12:31
4段目
大滝直後の連続した滝
2013年08月31日 12:55撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 12:55
大滝直後の連続した滝
小さく巻くがワンポイントで悪いのでロープを出す
2013年08月31日 12:58撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 12:58
小さく巻くがワンポイントで悪いのでロープを出す
苔むした5m滝
2013年08月31日 13:21撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 13:21
苔むした5m滝
5m滝をリードするHさん
2013年08月31日 13:24撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 13:24
5m滝をリードするHさん
こんな気根のような木もありました
この根に掴まりながらへつります
2013年08月31日 13:58撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 13:58
こんな気根のような木もありました
この根に掴まりながらへつります
スダレ状滝が出始めました
穏やかでとてもきれいです
2013年08月31日 14:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/31 14:08
スダレ状滝が出始めました
穏やかでとてもきれいです
両門の滝
この沢のハイライト
2013年08月31日 14:22撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 14:22
両門の滝
この沢のハイライト
50mスダレ滝を登ります
2013年08月31日 14:41撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 14:41
50mスダレ滝を登ります
出合の奥にもゆるやかなナメが続きます
2013年08月31日 14:42撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/31 14:42
出合の奥にもゆるやかなナメが続きます
まだナメ
2013年08月31日 14:42撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 14:42
まだナメ
詰めに近づくと小さいゴルジュと小滝が連続します
どれも容易ですが、水が冷たい
2013年08月31日 15:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 15:06
詰めに近づくと小さいゴルジュと小滝が連続します
どれも容易ですが、水が冷たい
登山道伝いに帰りました
2013年08月31日 15:53撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/31 15:53
登山道伝いに帰りました
撮影機器:

感想

出合の丘のヘリポート脇から沢床へ向けて下る。
降りた先は黒い岩だらけで、早朝なのもあって光が当たらず陰鬱な雰囲気。そしてとにかく滑る。この滑りには、終日悩まされることになった。
最初の滝は容易だが、続く下部ゴルジュにかかる小滝はヌメっているせいでどれもワンポイント難しいところがあり、ピリ辛な印象。
下部ゴルジュの核心らしい倒木が空中に引っかかった滝は、倒木にセルフを取って、倒木を跨いで右壁をへつる。
右壁の一歩がツルツルでヌメっているのでいやらしい。
直後のチョックストン滝は残置スリングが垂れているが若干切れそうなので使用せず、ボルダームーブで乗っこす。
釜を持った2連続のナメ滝が現れるが、リーダーのHさんはナメを直登する。フェルト底とはいえ上手に足を置いていく。凄いなあ。
遡行開始から2時間、ようやく日が差してきて明るい気分になってくる。
途中、二人組の地元の釣師に出会って挨拶する。今日は平水の半分くらいだから登ってもツマランだろうとのこと。
いやいや、こちらはヌメる足元で精一杯なんですけどね。

順調に歩き、4段50mの大滝に到着。巻くだろうと思っていたら、HリーダーとKサブリーダーは登る気マンマン。
Hさんリードで登りだす。1段目は二条になって流れているが、水流真ん中から取り付き、左岸へトラバースして2段目入り口のテラスまで登る。
1段目は容易。
続く2段目は斜漠で見た目は容易に見える。水流右側を側壁伝いに登るが、これが非常に悪くてとにかく滑る。
Hさんは側壁との際にハーケンを打って登っていくが、浅打ちしかできないようで厳しい登攀になる。
3段目の落ち口には下からは見えない細長い釜があり、その横の岩をヘツって左岸草付きに入り2ピッチ目終了。
このヘツリも相当に滑り、セカンドの自分は小さなスタンスを踏みかえてクリアしたが、ヌメっている小さなスタンスの上でステップするわけにもいかず、いつ滑るともわからない両足をジリジリと限界に近いマッチで置き換えた。
この2段目は相当にシビレた。
3段目の斜漠はかなりの勢いで落ちており、登れないので左岸を潅木伝いに登る。ここの岩には残置ハーケンがあった。
3段目落ち口でピッチを区切る。
4段目も水流が強く、側壁はツルツルなので左岸を巻く。これはロープ不要。最終的に、2時間かかって大滝を登った。

続く小滝でも、巻きを含めて若干悪いところがあるのでロープを出す。
ほとんどの小滝を直登していくと、この沢の名所である両門の滝にたどり着く。
出合両方にかかる滝ともスダレ状でゆっくりと水が流れ落ち、大変に見事である。滝上部はスダレ状の斜漠となって50m以上続いている。
癒し系沢を堪能しながら登っていくと、だんだん小滝がかかるミニゴルジュが出てくる。どれも容易に登れるが、このあたりになると水が冷たい。
やがて水流がなくなり、正面がガレになったところでわずかな水流がある左の沢に入る。
この沢は小滝が続くが、どれも一面苔むしており、厚く這った苔の上を水滴が滴り落ちる様はとても幻想的であった。
苔の奥で水が流れる音を聞きながら詰め上げると、雁坂小屋の取水口が見えてきて登山道に行き当たり、ここで遡行終了となった。

遡行終了点で大休止、雁坂小屋でガチャ分けして小屋の主人と話し込み、最後はヘッドランプをつけながら登山道を下り、19時に出合の丘にたどり着いた。

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