本当は縦走の予定だったんだけど、ここにも猛暑の影響が。。知床・羅臼岳
- GPS
- 11:37
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,509m
- 下り
- 1,504m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 11:21
天候 | 晴れ(暑かった)だったけど山頂はガスガッス |
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過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道に危険個所はなし。山頂下の雪渓はこのところの暑さで全く無かった。 |
写真
装備
MYアイテム |
ちゃむ
重量:-kg
|
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感想
羅臼岳から硫黄山への知床連山の縦走。昨年、大雪山、トムラウシ縦走ツアーに参加したメンバーの有志を中心に計画されたものだった。コロナの状況が落ち着かない中、フライトの変更なども一部あったが決行されることになった。
メンバー6名(男性、女性それぞれ3名)に昨年も一緒してもらったガイド2名を加えた8名で、途中2晩のテント泊をする3日間の予定で岩尾別の羅臼岳登山口からスタートをした。
天気も上々で期待できたが、却って暑さの試練も受けることになり、メンバーの一人が熱中症的な症状で羅臼平まででダウン、残ったメンバーで羅臼岳登頂をする間にガイドの一人を宿泊予定だった三ツ峰キャンプ指定地へ先行させたが、そのガイドから雪渓が融けてしまって水の確保は困難との情報がもたらされるに至って止む無く縦走を継続することは断念し、ピストンで木下小屋へ戻ることになった。
個人的には羅臼岳には同じコースで2年前にも登っていたので羅臼平から硫黄山への縦走はとても楽しみにしていた。それが実現できず、おまけに登頂した山頂でも折から湧き上がってきたガスに巻かれ、期待したような展望が得られなかったことはとても残念だった。しかし、的確な判断で縦走を中止し、遭難の危機を回避できたガイドの判断は的確だったのではないだろうか。もし、個人的に来ていて縦走に突っ込んでいたら、水の無い状態での行動には大きなリスクが伴っていただろうとぞっとする。例年であればこの時期にはまだ雪渓が残っているそうだが、最近の異常気象とも言える猛暑が命の綱である水源の雪渓を融かしてしまった。
他にあるキャンプ指定地も基本的には水は雪渓頼みとのことで、暑い時期の縦走はこうした気象条件や時期を十分に考慮して検討しなければならないのだろう。
縦走の断念に伴う2日間の代替ルートの山行については別のレコにしたい
【2021年の山行12回目】
今回の歩行距離:15.3km 2021年の累積距離:172.6km
今回の累積標高:1,658m 2020年の累積標高:15,866m
2日の夜帰って来まして、今は家にいます。
naoandmi はレコのアップに追われ、やっと終わったところです。
知床連山縦走、残念でしたね。
僕らが登った24日には羅臼岳周辺には雪はなかったです。
遠くの方に雪の残った峰が見えていましたが。
代替の山行として摩周岳に登れたのはよかったですね。
僕らは、雌阿寒岳に登った後の休養日に摩周湖行ったのですが、展望台から見る摩周岳はなかなか風情のある山でした。
Chamchan が羅臼岳に向かっている頃、僕らは幌尻岳への悪路とアブとの格闘の最中でした。
コメントありがとうございました。
いや〜、猛暑の影響というのはこんなところにも出るもんだなあって、それに縦走に突っ込んでしまって水無し遭難っていう最悪のリスクを避けられたのは、まっ幸運だったと思って良いように考えてます。やっぱりガイドがついてくれているのは心強いと改めて思いました。
ちなみに硫黄山付近に見える白い稜線は、雪渓とかではなく、もともと白い土壌によるものなんだそうです。
そちらの羅臼岳は24日でしたか。もしかしたら同じような時期にとも期待したんですが、斜里岳が22日だったからもう登って帰られたかな?って諦めてました。
幌尻岳も無事登られたんですね。あの山は、天気が崩れると、通行止めや上の小屋で足止めになるらしく、難関の山と聞いていました。良い天気が続いていたのが幸いしたのでしょう。
お互い遠征疲れもありますのでしばらくゆっくりしてください。
そちらのレコが大量に上がっているのを先ほど見ました。ゆっくり拝見させていただきます
今年の夏は北海道も異常に暑かった、と聞きます。近年の異常気象の影響が北海道にも現れているのでしょうか?豪雪で知られる知床半島にも拘らず、雪渓がこの時期で無くなるなんて、本当に想定外ですね。水場の雪渓無しでは、水を担ぎ上げる必要があり、縦走計画は立て難い。途中エスケープは残念でしたが、自然が相手だと、致し方ない所でしょうか。
転進して歩かれた摩周湖のカムイヌプリは、かっこ良いお山で、霧の摩周湖が丸見えで最高の眺めですね。北根室ランチウェイ(KIRAWAY)の西半分のハイライトコースに相当し、私も昨年歩かせて頂きました。ちなみに、リスケ山は西別小屋友の会(会長:加藤利助さん)に敬意を評して名付けられた山です。お花も多く、ここも良いお山ですね。
お疲れさまでした。
そうでしたね。kickeyさん、昨年は北根室ランチウェイだったんですね。しかもその最後は、今回自分たちが歩いた西別小屋から西別岳、摩周岳を経て摩周湖へだったということ。。自分たちは予定にもなかった代替の山行ではありましたが、気持ちの良い稜線歩きと広々とした景観を楽しめたとても良い山行だったと思います。
にしても今年の夏も異例ずくめ、今の真夏の時期の大雨にしても普通ではとても考えられない気候で計画していた山行を台無しにされた、もっといえば危険な状況に陥られた人はたくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。
これからの山行計画は本当にいろんなケースを想定して建て、それぞれの状況に応じた対応ができるようしなければならないんだろうとつくづく考えさせられたものでした。
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