大倉〜天神尾根〜書策新道〜行者ヶ岳〜三ノ塔〜ヤビツ峠
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 07:47
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,149m
- 下り
- 1,674m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
電車…小田急線・渋沢駅 バス…神奈中バス・大倉行・大倉下車 【帰り】 バス…ヤビツ峠から乗車・秦野駅下車 電車…小田急線・秦野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大倉尾根・・・危険箇所は特になし 天神尾根・・・同上 書策新道・・・崩落箇所、沢横断多く危険。道迷いも注意 表尾根・・・行者ヶ岳手前に大きな鎖場あり。注意すれば危険ないが混雑しやすい。 |
写真
感想
今日はロングコースはやめて、表丹沢のマイナールート、書策新道へ。
【大倉〜天神尾根分岐〜分岐(書策新道へ)】
平日だが大倉行きのバスはそこそこの登山者。10人くらいか。
大倉のどんぐりハウスのベンチで地下足袋を履き出発。
大倉尾根は大倉高原山の家経由で登る。
大倉高原山の家では蛇口から湧水が出ている。
協力金を払うのに財布を出すのが面倒なので汲まずにスルー。
今日はわりと涼しいので大倉尾根、天神尾根はすんなり踏破。
【書策(カイサク)新道】
天神尾根を下りきった所で書策新道の入口を探す。
確か…沢を渡った所にあるはずなのだが。
一旦戸沢まで出てそこから探ろうかなぁと、沢の周りでウロウロ。
そこへ登山者のおとうさん。おそらく60代半ばくらい。
こんにちは。「どこから来たの?」
大倉からです。「へぇ?早いねぇ」
などと会話していると、おとうさんはちょうど書策新道に行く所だそうだ。
自分も書策新道に行こうとしていたことを話すと、先導し道を教えてくれた。
「入口はここだよ」
「道は一本だから」
「沢が本谷沢とセドノ沢とあるから注意しなよ」
等々レクチャーしてもらう。でも半分くらいしか頭に入らず。
道はきれいだ。
ヤマレコで見た感じだとかなり荒れてた感じだったが。
「あんたの方が早いから先に行きな」
おとうさんとはここでお別れ。
しばらく行くと倒木が道をふさいでいるので跨いで進む。少し荒れてきたか。
もうしばらく行くと、今度は崩落して完全に登山道が分断されている…。
上に迂回するか、下に降りて沢(本谷沢)を渡るか。どちらも踏み跡がはっきりしない。
よし、沢に行こう。
沢に向かって下りるが、地面がずるずる。岩はぬるぬる。
どうも違うな。まぁこのまま行ってみようか。
沢を渡って、沢沿いに上っていく。また沢の反対側に戻り進む。
…が道が途切れる。
すると上の方から鈴の音が聞こえる。さっきのおとうさんの鈴だろう。
目の前には斜面しかない。60°くらいだろうか。
しょうがないので登る。
爪先で足がかりを作り、木をつたい、ずるずるの地面を足の回転で強引に登りきる。ぬおぅ。
登山道に出た。
ちょっと行くとまた本谷沢に当たる。
沢の真ん中におとうさん発見。あちらも気づいたようだ。待ってくれている。
「あれ?どうしたの?」ちょっと道を間違えて…。
笑われる。
また雑談を交えつつレクチャーを受ける。
「地下足袋だねぇ。何枚コハゼ?三枚コハゼのやつも良いよ」
「この標識、沢の真ん中にあるのになぜか昔から流されないんだよねぇ」
「この先にセドノ沢があるから。目印によく注意して、また間違えないように」
沢を渡り、またおとうさんとお別れ。先を行く。
涸れ沢を横切る。
小さいハエのような虫がブンブンまとわりつく。
腕に目をやると10匹ぐらい止まっている。ブヨか!
あわてて腕をバタバタと振り、手に持っている地形図を沢の下側に落とす。
数回ころがって地形図が止まった。危ねぇ。
この先何度か涸れ沢があり、その度にブヨにまとわりつかれるが、なんとか刺されなかった。
しかし、また道迷い。
ブヨに気持ちが削がれてか、何本かのうちの一本の涸れ沢で道を外れる。
再び斜面が立ちはだかる。
そして再び上から鈴の音が聞こえる。迷っている間にまたおとうさんに追いつかれたのだろうか。
再度気合で斜面を駆け上がり登山道に戻る。むふぅ。
おとうさんとはもう会えなかったが、色々助かりました。感謝。
何回か道迷いして、この道の癖のようなものが掴めてきた。
どうやら沢はすぐに降りず、なるべく上へ上へ迂回するようにした方が良いようだ。
セドノ沢に到る。
この沢沿いをクネクネと登って行く。けっこう登って行く。
と、ペットボトルの目印が。しばらくすると尾根へ。
あとは道なりに行くと表尾根へ出た。
ちなみに書策小屋跡はどこだか分からなかった。
【分岐〜三ノ塔〜ヤビツ峠】
表尾根に出てすぐの所にベンチがあるのでそこで休憩。
書策新道はしんどかった。道迷いしたせいも大きいが。
つとつとと歩き、行者ヶ岳の手前の鎖場。
ここで大渋滞。下りる人が途切れず、下で10分ほど待つ。
すると後からきたおばちゃんが「登ちゃっていいかしら?」と先に行ってしまう。
う〜ん。
その後の登りでおばちゃんを抜いて先へ。
しかし書策新道で足がへたって膝が痛みだしてきた。下りはゆっくりと行く。
また先ほどのおばちゃんに抜かれる。
「あなた、登山はまだ始めたばかり?」違いますよ。
うぅ〜ん。
まぁ、登りはぐいぐい行くのに、下りはテレンコテレンコ歩く。
格好は高校の時に買ったサッカーシャツに地下足袋、ボロボロのザック。
そんな自分は初心者かどうかはともかく奇妙なやつではあるだろう。
それにまだ山登りを始めて2年くらい。まぁ初心者か。
ゆっくりと歩いて、ようやっと一般道へ出る。
護摩屋敷の水を汲んでヤビツ峠で今日の山行は終了。
そういえば、去年の今頃は浅いスクワットをよくやっていた。
あれが膝痛予防になっていたのだろうか。
最近、膝が痛くなることが多いのでまたやってみるか。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する