天神山城址（上杉・直江氏関連）

2021年08月15日(日) [日帰り]

• GPS: 02:15
• 距離: 3.6km
• 登り: 275m
• 下り: 265m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:52
• 休憩: 0:19
• 合計: 2:11

距離 3.6km 登り 275m 下り 275m

15:59 丸小山公園
16:33 16:35 天神山城址登山口
16:56 17:07 天神山城址
17:11 17:12 天神山分岐
17:43 17:47 松ヶ岳
18:01 18:02 岩室神社
18:10 丸小山公園

天候

くもり。27度程度。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

丸小山公園駐車場を利用（すぐそばにトイレあり）。ほかに，丸小山公園に曲がる入口向かい（交番の脇）の「天神山城址駐車場」（砂利）も利用可。

コース状況／危険箇所等

真夏ですがヤブっぽいところはごく一部だけで，よく整備されており，快適に歩けます。道標も各所にあり，迷う心配はあまりありません。城址までの上りに，小さい刺す虫がいました。城址〜松ヶ岳の間の旧林道沿いは少し荒れた感じの森です。イノシシの活動あとがありました。

写真

8/15 15:55

丸小山公園から，右の丸い尾根が今日の登路，左奥に多宝山。きれいな公園です。

8/15 16:15

道はきれいで整備がいきとどいています。

8/15 16:33

途中で車道を横断。ここに数台駐車するスペースもあり。※現在土砂崩れで温泉街側は閉鎖、石瀬側からは入れます。8/27確認

8/15 16:34

筆致・色づかいが独特な感じのする山城の説明図。多宝山のシルエットに雰囲気あり。

8/15 16:36

いかにも山城の史跡です！っていう演出がうれしい。

8/15 16:43

物見台です。下っ端のお侍はどういう気持ちで物見をしていたのか...

8/15 16:44

物見をすると，粟ヶ岳〜越後白山の連山には驟雨の煙幕。

8/15 16:44

雨の煙幕は，田上〜五泉方面にもあって日本平山を隠しています。

8/15 16:44

この城は史跡指定（新潟市）を受けているだけあって，よく調べられているようです。この城の最後の城主は直江兼続の弟で，大老・上杉影勝の会津転封（1598）とともに廃城となったそうです。

8/15 16:46

その先には，武者溜り・ひょうたん池・土塁・石塁など，みどころが目白押し。

8/15 16:55

もういっちょう急坂を登って，山頂に本丸跡碑。夏は春先と違い，草生す城址です。

8/15 16:55

菅名・五頭両山塊の間，阿賀野川の谷間に鹿瀬の棒掛山。そのさらに向こうが，主君が転じた会津の地。

8/15 17:06

新潟市街ごしに山形県境の山々。遠く日が当たっているのは岩船港あたり。右端に中条の風力施設群。

8/15 17:16

本丸の西側の肩の急坂。平頂・前面が急崖・肩が急坂，という地形は，国上の黒滝城址にもそっくりで，山城向きの地形をどう選んでいたか，よくわかります。

8/15 17:21

本丸を過ぎても道標等はしっかりしています。

8/15 17:23

一瞬，日本海の夕景が垣間見えました。

8/15 17:24

途中で昔の林道あとの平坦なセクションに入ります。このへんは林相がちょっと雑然としています。

8/15 17:25

う。登山道の上が乱されて。亥印たちの掘り返しあとですねこれは...

8/15 17:38

松ヶ岳は天神山城の出先だったようです。

8/15 17:41

松ヶ岳到着。天神山にくらべて，絵図の表現が寂しい松ヶ岳城址。

8/15 17:47

松ヶ岳をおりる急斜面は，つづら折りの道で歩きやすいです。ここは美林。

8/15 17:53

ここまで来るともうちょっとで里です。

8/15 17:58

岩室神社の脇に出ます。

8/15 18:00

目つきがなんか愛らしい阿形。

8/15 18:00

こちら吽形。昭和三年の奉納にて，「御大典記念」と銘してありました。

8/15 18:02

立派な神域です。

8/15 18:04

この山麓は，中部北陸自然歩道として整備をうけたことのあるルートなのでした。芭蕉も通った北國街道らしいです。

8/15 18:03

天神山城の築城は室町時代だそうです。

実になったノギラン。魔女のホウキか...

かわいい感じのヒサカキの実。最後は黒紫色に熟します。

落ちてひっかかっているヤマウルシの実。

たくさん実が成っているヤマボウシ。

咲きそうなホツツジ。つぼみがたくさんありました。

咲いているホツツジ。全身有毒です。

このコースもミヤマウズラたくさんでした。もうすぐおしまい。

オトコエシは今日も蝶にモテモテ。ルリシジミにかまわれているところに，

ダイミョウセセリもやってきて，両手に花？，になっている花。

稜線はシラヤマギク多いです。

涼しげなヤマゼリ。今日もひぐらしの声にまみれて歩きました。

撮影機器：

DMC-GF5 Panasonic

E-PL2 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

blueblu

新潟には中世の山城遺構がたくさん残っています。どの場所でも感ずるのは，「かなり手狭な感じの空間」である点です。ここに多くの人がひしめき合って，まつりごとや軍事をしていた様子というのは，いったいどんなだったのでしょう。今日は送り盆で，ご先祖様が子孫とまみえてまた戻っていってくれてることでしょう。