悪戦苦闘!「秋の北岳〜間ノ岳縦走の巻」
- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,158m
- 下り
- 2,158m
コースタイム
広河原7:30→大樺沢二股9:20→(左俣コース)→八本歯のコル11:40→
北岳山頂12:35→北岳山荘13:40→間ノ岳山頂15:05→北岳山荘16:30
【15日】
北岳山荘6:30→広河原10:00
天候 | 14日:曇り時々晴れ 15日:雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】南アルプス登山バス広河原12:45→甲府14:40 |
写真
感想
「悪戦苦闘北岳ー間ノ岳縦走の巻」
当初14日〜16日の連休を利用して北岳ー間ノ岳ー農鳥岳を縦走する計画だった。
だが、台風18号の影響により止むなく15日に下山。
1日短縮のショートバージョンだったが、
色々な意味で思い出深い山行になった事は間違いない。
********************
9月13日
新宿西口バス乗り場に集合。
今回のメンバーは6名。
山行プランはほとんどお任せだったので、荷物だけ揃えて参加。
深夜バス22時発。
途中、天恵泉白根桃源天笑閣にて仮眠をとる(3時間程度)
その後、再びバスに乗り込み7:00に広河原に到着。
15日に下山する事はこの時点で決定していたので、
計画を大幅に変更。
北岳から間ノ岳まで一日で縦走する事にした。
かなり無茶な行程である事はわかっていたが、明日は天候不順で
どうなるか分からない。
欲張りな事承知の上での決断だ。
実は、北岳から間ノ岳までどうしても足をのばしたい理由があり。。。
この二峰を登ると日本の山岳標高ベスト5を登頂となるのだ。
(まったく自己満足な理由)
無理を言って一人にだけ同行してもらい
他のメンバーには別行動とる事を了承してもらう。
急ぎ荷物を整え出発。
天候は良い、快晴だ。
広河原から吊り橋を渡り、沢沿いの道を抜け大樺沢二股まで歩を進める。
北岳の勇壮な姿が目の前に現れ、期待も膨らむ。
その後、大樺沢二股より左俣コースへ進み、ペースを上げてゆく。。。はずが、
段々と足取りは重くなってゆく。
深夜バス移動であまり睡眠をとれてない事、それに荷物の重さが影響しているようだ。
相俟って左俣コースは相当キツイ!
つづら折りに登山道は延々と続き、傾斜が緩む所はほとんど無し。
汗を大量にかき、ゼーゼー言いながら何とか登り続けた。
曲がりくねった急登を何とかやり過ごすと、その後は丸太の階段が現れる。
ここも相当しんどい。
疲れきった足を一歩一歩踏み出し、ゆっくりと登る。
行けども、行けども終わらない丸太の階段。
ペースはあがらない。
八本歯のコル分岐にようやく辿り着いたのは12時近く。
ほとんど時間を短縮出来ていない。
果たして、間ノ岳まで辿り着けるのだろうか。。
その後、丸太の階段や峻険な岩場を何とか登りきり北岳山頂到着!
日本第2位の山頂だ。
雲が多く大パノラマが展開!といかないまでも
素晴らしい景色を見せて頂いた。
地蔵岳のオベリスク、甲斐駒(後に小太郎山と判明)、仙丈ヶ岳が目の前に広がる。
昼食を簡単に済ませ、山頂での余韻もそこそこに
取り急ぎ北岳山荘へと向かい一気に下山。
山荘に到着したのは14時近く。
荷物をデポしサブザックで間ノ岳へと向かう。
急げば何とか日没&小屋の夕食には間に合いそうだ。
疲労困憊で足どりは重かったが、荷物が軽くなったので助かる。
1時間程歩き、山頂に辿り着く。
辺りは白く立ちこめたガスに覆われ展望は無い。
ともあれ、日本第4位の山頂に立つ。
これで山岳標高ベスト5達成だ。
昨年富士山、奥穂高と登頂し
今年に入り槍ヶ岳、そして本日の二峰。
わずか2年でここまで辿り着いたのだから、本当に幸運だ。
これまで一緒に登ってくれた山仲間達に本当に感謝。
その後、北岳山荘に戻り別行動だった4名と合流。
皆も無事北岳登頂を達成出来たようで何より。
小屋のテラスに出てビールを飲みながら北岳を眺める。
気だるくはあったが、やりきった充実感にしばし浸る。
夕食後は睡眠不足と疲労のため、消灯前に熟睡。
翌日は予報通り台風の影響で早朝から悪天候。
雨、風ともに相当強い。
小屋の方から北岳、間ノ岳の登頂は禁止、
下山は八本歯のコルより戻る事を強く要請される。
その後、慎重に歩を進めながら下山したのだが、
思ったよりもペースが速かったようで、わずか3時間半で広河原に到着。
濡れた衣服を着替え、バスに乗り込み帰路についた。
:今回はまさに悪戦苦闘。北岳までのキツイ登りをやり過ごすか。。
一歩一歩踏みしめながら我慢の連続だった。
山行途中の景色については記憶があいまいだ。
時間にばかり気をとられていたようだ。
次回、再び訪れる時は余裕をもって、景色を楽しみながら登ってみよう。
7〜8月花が咲き誇る季節を狙って。
今回は実現出来なかった農鳥岳まで縦走も良いかもしれない。
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