苔の森と山小屋巡りの東天狗岳(八ヶ岳)

2021年08月26日(木) [日帰り]

• GPS: 10:19
• 距離: 11.7km
• 登り: 786m
• 下り: 778m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:56
• 休憩: 2:22
• 合計: 10:18

距離 11.7km 登り 786m 下り 778m

6:55 白駒の池 駐車場
7:03 白駒分岐
7:07 7:08 青苔荘
7:15 白駒の池
7:22 7:32 白駒荘
8:10 8:11 高見石
8:13 8:14 高見石小屋
9:32 9:48 中山展望台
9:53 中山
10:05 中山分岐
10:12 10:13 見晴らし台
10:17 10:18 中山峠
11:29 11:35 天狗岳分岐
11:42 11:43 天狗の鼻
11:48 12:15 東天狗岳
12:18 天狗の鼻
12:27 12:28 天狗岳分岐
13:03 13:04 天狗の奥庭
13:21 14:24 黒百合ヒュッテ
14:31 中山峠
14:38 見晴らし台
14:49 中山分岐
15:09 中山
15:13 15:25 中山展望台
16:29 高見石小屋
17:07 白駒分岐
17:13 白駒の池 駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

＊白駒池駐車場
・200台収容、1日600円、バス停あり(夏季3本運行)
・トイレあり(08:00-16:00のみ利用可。50円)

＊八千穂高原ICから約30分(中部横断自動車道は佐久南IC〜八千穂高原ICは無料区間です)
・インターチェンジからはコンビニはありません

コース状況／危険箇所等

○白駒池周辺
・有数の「苔の森」です。木道整備が進み歩きやすいです。
・白駒池周辺には青苔(せいたい)荘、白駒荘あり。青苔荘はバレット台座のテン場が小屋の前に。白駒荘はレストランが素敵そうです。ボートも乗れます(30分2000円)。コロナ対策で外部利用に制限あり。

○白駒荘→高見石小屋
・苔の森の中を進みます。少しだけゴロゴロしてます。
・高見石小屋にはテン場あり。トイレ利用可(100円)。デッキで揚げパン、が有名。ランプの宿なので星が綺麗そうです。

○高見石小屋→中山→中山峠
・ゴロゴロの道を登り続けると開放感ある中山展望台に。天狗岳、蓼科山など八ヶ岳が見渡せます。アルプス方面も開けています。
・中山山頂は森の中です。山頂からの岩石地を経てニュウ分岐、そして中山峠におります。硫黄岳の爆裂火口や、奥秩父、浅間山方面も開けている場所があります。
・樹林に囲まれる中山峠は十字路。尾根は中山方面、天狗岳方面への道。沢をおりるのは、黒百合ヒュッテ唐沢鉱泉方面、そして、みどり池稲子湯方面という要衝の地です。

○中山峠→東天狗岳
・崖の横を登り続けます。右手を見下ろすと天狗の奥庭(素敵な風情ですが、見るのと歩くのは大違い)。左前方には硫黄岳爆裂火口。道中は場所により急登、やや岩場ぽいです。
・東天狗岳山頂。360度見渡せます。西天狗岳まで行きたくなる感を醸し出しています、西へは片道15-20分

○東天狗岳→天狗の奥庭→黒百合ヒュッテ
・このルートは岩場の連続、ゴロゴロで歩きにくいです。大岳はじめ北八ヶ岳特有のエリア、岩の間をすり抜けて進みます。沢の中の尾根(高いところ)を進みます。迷ったら沢に降りないほうがいいです。黒百合ヒュッテまでは中山峠経由の方が、歩きやすく所要時間も短いです
・黒百合ヒュッテは威風堂々の黒い建物。クリークを渡るとテン場もあります。大規模増設工事中。トイレがきれい(200円)。ビーフシチューが絶品。そしてドローンを使っての歩荷を始めていました。たくさんトライしてくれているヒュッテですね。

＊今回4碩の山小屋・山荘を訪ねましたが、八ヶ岳は根石岳山荘も硫黄岳山荘もそれぞれいい山荘です。赤岳鉱泉、赤岳天望荘も好きです。露天風呂閉鎖中ですが本沢温泉も。ほかの各山荘は利用していなくてコメントできませんが、八ヶ岳には素敵な山小屋が多いと思っています。

写真

駐車場からの入口

いきなりのキノコ

こけの森が広がります

白駒池の朝

朝につき白駒荘は空いていませんでしたが落ち着いて過ごせそう

天然でここまで広範囲にあるとは

またキノコ

高見石小屋。手前がテン場です。朝につき人出なしでした

中山に向かいます。途中の鞍部。八ヶ岳ぽいです

光が濃淡をつけたり

岩につく苔

森の奥まで広がる苔のみなさん

中山までの道は少しゴロゴロ

木漏れ日でライトアップ

中山展望台です。東西の天狗岳がお目見え

日本海側の前線が気になりますが、この一帯だけは天気よさそうです

またまたキノコ

キノコから顔をあげるとひっそりと中山の山頂標

天狗岳ツイン。手前も絶壁。左奥は硫黄岳と爆裂火口

硫黄岳です

東天狗岳がそそり立つ

中山峠から登ります

今日は左の東天狗岳だけ行きます

東天狗岳への稜線から天狗の奥庭、黒百合ヒュッテ方面。左奥に蓼科山も見えます

東天狗岳への稜線を振り返ると絶壁。ニュウと稲子岳が見えます。浅間山方面は雲の中

奥秩父方面も雲が厚い

左前方に東天狗岳の山頂標が見えてきました

東天狗岳(2,640m)山頂標です

山頂からの南八ヶ岳。手前は白砂分岐から根石岳。
左にどっしり硫黄岳。
その奥に、左から赤岳、中岳、阿弥陀岳とそろい踏み。

硫黄岳と赤岳

白砂分岐と爆裂火口

西天狗岳

もう一度赤岳方面

蓼科山を見ながら天狗の奥庭へ下ります。北八ヶ岳チックに歩きにくいです

天狗さんの岩場

ほんと歩きにくい奥庭なのです。だから天狗なんですかね

ふう。着いた。ヒュッテ黒百合は賑わっていました

なんとドローンに歩荷してもらっていました

ビーフシチューは疲れを癒やしてくれました

黒百合のテン場

下山途中。中山展望台から蓼科山

赤とんぼ(羽が見えませんがついてます。

苔の森に戻ってきました。お疲れ様でした。

感想

Sheilas

今回はソロ。八ヶ岳方面の天気は大丈夫そうということで、行ってみたいと思っていた白駒池からの天狗岳です。(offのこの日、3時に起きられたので)

苔の森にキノコがにょきにょき。そしてどろんこで、ゴロゴロのトレイルをたどりました。京都の苔もいいですが、自生でここまでのエリアはなかなか無いのではないでしょうか。期待通りでした。

そして、道中もところどころあちこち見渡せますが、東天狗岳からの眺望がよくて。西天狗岳からの横岳入り稜線もいいですが、爆裂火口と稲子岳の絶壁を拝める東もいいです。白砂分岐の白い地面もいいアクセント。八ヶ岳は本当に嬉しいところだと改めて実感です。

途中山小屋4軒ありましたがどれも特徴があり素敵で、いずれ泊まりたいと思いました。黒百合ヒュッテのビーフシチュー、うまかったです。心が弾み、予定外の1時間超の滞在になりました。

おまけ、というかそもそもですが、下界は35℃、山頂は20℃以下。暑い時は、やはりやはり標高か緯度を求めてしまいます。が、続いています。