富士山 (宝永山)
- GPS
- 08:10
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,414m
- 下り
- 1,399m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
先日の日記にも書いたとおり、雪上訓練に参加してきた。 http://www.yamareco.com/modules/diary/2340-detail-2273 今回はマウンテンガイド三苫氏が主催する公募ガイドによる雪上訓練である。 http://mountainguide.jp/koubo.aspx 体力度目安「最寄の駅まで歩いていけるくらいの体力が必要。」ということであったが、宝永山までの重装備での往復は相当ハードであった。 この日は雪不足で、今回一番期待していた滑落停止訓練は出来ず、宝永山までの歩行訓練のみとなったが、いずれ機会を見てまたどこかの講習会に参加したいと思っている。 太郎坊洞門前から先の御殿場口新五合目駐車場までは規制で車は入れず洞門前の路肩に駐車。 今年はこの時期にはしては積雪が少ないらしく、旧二合八勺の中継小屋跡までは雪と山肌が半々程度。 東側斜面の雪は午前中の強い太陽光に照らされて相当に緩んでいた。 登りは中継小屋跡からアイゼンを着け、ハーネスの安全環付きカラビナ2個にダブル8の字結びでロープを通し、ガイドの山田氏を先頭に講習生3名がコンテで歩く。 アイゼンに雪団子が出来るような状態だったが、2500mを過ぎた辺りからやっと表面が固くなり歩きやすくなった。 宝永山の稜線に上がると時折風速15m程度のやや強い風が吹いたものの、それ以外は殆ど無風であった。 斜面は日が陰ると同時に凍結し、先ほどまでグズグズだった場所も下山時は表面がクラストして乾いた音を立てるようになっていた。 ロープは中継小屋跡で外したが、アイゼンは大石茶屋まで着けていた。新五合目からの舗装路はヘッドライトを点けて歩いたが、路面の凍結部分に気付かず一度転倒。ストックのおかげで軽い尻餅程度で済んだ。 |
写真
感想
厳冬期の富士山ということで、上半身はファイントラックの撥水性ベースレイヤー、パタゴニアのキャプリーン4、厚手のダウンジャケット、さらにノースフェイスのマウンテンジャケットを着込み、下半身は表面ジャージのタイツ、厚手のフリースパンツにインシュレーション入りのオーバーパンツという厳冬期スタイルで入山した。
最初はフリースジャケットも着ていくつもりであったが、あまりの暖かさに車の中に置いていった。
しかしこの日は無風で予想よりもさらに暖かく、春のような陽気。歩き始めから大汗をかき、途中で上半身はジャケットを脱いで、長袖下着も腕まくりをして歩いたが、下半身はハーネスを着けていたためそのままにしたため、下半身ずぶ濡れ状態で歩き続け体力を相当消耗した。
今回は55リットルのザックを山行で始めて使ったが、容量が大きいだけあって余計な荷物を多く持ち過ぎ、それも体力消耗の一因になった。換えの衣類も一式は不要だったろうし、何より上で食べようと思った雑炊作成用のコンロやコッヘルは全くの無駄であった。雪を溶かして飲料水にしてみたいという思いもあったが、口に出来そうな綺麗な雪も無く、その時間も無かった。冬山だからあまり水も飲まないだろうし、無くなれば雪を溶かすつもりで、水は1リットル程度しか持たなかったが、夏山でもかいたことがない大汗で手持ちの水はあっという間に底を着いた。途中から水を節約したため、最後はカラカラのバテバテになってしまい、休憩時に同行のKさんに水を一口恵んでもらう体たらくであった。
下山後は御殿場駅で解散したが、IさんとKさんで駅前の焼き鳥屋に入り、下山の無事を祝い祝杯をあげた。といっても、私は車なのでサイダー。横ではIさんがジョッキ生をグビグビ美味しそうに飲んでいた。
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