もう一つのポロシリ、十勝幌尻岳へ
- GPS
- 04:47
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,247m
- 下り
- 1,246m
コースタイム
11:16 最後の徒渉(沢を離れる)
12:53 勝幌の肩
13:09 十勝幌尻岳山頂 13:38
13:49 勝幌の肩
14:42 最後の徒渉地点
15:18 十勝幌尻岳登山口
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道に、特に危険なところは無い。 丸太を2回渡ってから、小さな徒渉が10回程度ある。 駐車場は15台位で一杯になる。 登山口にポストあり。 林道に入って6Km位まではフラットダート、左折する所の標識が禿げているので注意。 左折してから、少し荒れた林道になる。 |
写真
感想
3連休、唯一の休みが今日。天気が良いので山に行くことに。十勝平野にどっしり構える十勝幌尻岳、前から登ってみたかったので行くことにした。
登山口に着いたのが10時半前、急いで支度をして登り始める。車が2台、3人が登っている。遅い出発だけにタイム設定を、登り3時間、下り2時間とした。3時間で登れなければ降りてくれば良い。
最初、林道跡を歩いて行く。しばらくして広場に出て、山道になるが、沢沿いの道を歩き続ける。最初、2回目の徒渉は丸太で渡る。そこからも10度くらい小さな徒渉を繰り返しながら歩いて行く。沢の水が綺麗だ。ここってこんなに沢沿いに歩くんだな。沢の綺麗な四国を思い出しながら歩いて行った。
やがて白い石が流れて落ちてきたような沢が見え、そこから山道に取り付いて行く。
3度ほどジグザグに登ると急登が始まる。一度緩むが、すぐに更なる急登が待ち受けていた。さすが幌尻の名が付くだけあって、キツイね。
ダケカンバの白い幹を見ながら、徐々に高度を上げていく。今日は一人のんびりなので、何度も口に出して、知っている限りのイタリア語の単語だったり、センテンスを繰り返し練習する。噛まないように、すっきり言えるかどうかが、ミソなのだ。
まあ人が居ればおかしな奴なのだが。
一段と急になった道の向うに青い空が近づいてくる。どうやら稜線が近いようだ。稜線に出ると急に斜度は緩み、ハイキング気分の道になった。木々の向うにハッキリと幌尻岳が見えた。そう、今日はこれを見たかったのだ。夏に登った幌尻をこっちから見たかったのだ。東側に尾根を乗り越えるとすぐに山頂が見える。もう少しだ。
あとはハイマツ帯の中を歩くだけで、山頂に立った。素晴らしい雲海の上に立っている。真正面に大きく構える幌尻岳、戸蔦別岳がカッコイイ!ここで30分のんびりして、おにぎりを頬張る。
一瞬カムエクが姿を見せた。今日はもうこれで十分、気持ち良く降りて行こう。こんなに楽しい山だったのか。ニコニコしながら、帰りもイタリア語を繰り返しながら降りて行く。帰りはキツイ下りも順調に降り、気付けば白い石が流れ込む沢に出ていた。後は沢沿いにのんびり行けばいい。トリカブトの紫が美しい。丸太を慎重に渡り、林道跡に出れば、もうなんの心配も無い。心地よい風に吹かれながら、登山口にたどり着いた。
十勝幌尻岳はとても良い山だった。思い出をかみしめるように一礼して帰路に着く。
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