【過去レコ】小秀山 大学時代の友人に似た名前の二百名山
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 1,192m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 乗政温泉(乗政一乃湯) |
写真
感想
長野県南木曽町から岐阜県下呂市の御前山まで続く山脈を阿寺山地と呼び,その最高峰が小秀山である.日本二百名山にも選定され,山頂からは御嶽山を眼前に望むことができる.登路は二ノ谷の渓谷から登るものと,三ノ谷の尾根を登るものがあり,前者の方が滝もあって景色がよいのだが,豪雨災害により閉鎖されたままだ.また,個人的にはどうしても大学時代の友人の「小山秀〇」のことを思い出してしまう名前の山だ(笑).
この土日は笠ヶ岳を目指すつもりでいたが,大雨洪水警報が発令されるほどの雨になったので中止.日曜日は何とか天気がもちそうなので,急遽登る山を探した.笠ヶ岳の代わりであるから,登り応えがあり,かつ標高の高い山がいい.そこで選んだのが小秀山.標高も2000m近く,登山口からの標高差も1000mだ.夕方になって急いでガイドブック,地図を準備した.
ガイドブックのコースタイムでは7時間を越えるロングコースでるから,前日のうちに登山口の近くまで入っておきたい.21時半に岐阜を出発し,関金山線→R41→R257を通り,中津川市(旧加子母村)へ.途中,激しい雷雨となり,明日の天気が心配になる.乙女渓谷の入口を通り過ぎ,さらに5分ほど走ったところにある道の駅で夜を明かすことにする.1年前にできたばかりの新しい道の駅だ.到着してすぐの午前0時に就寝.
翌朝は,5時前に起床.車泊にしてはよく眠れた方だ.早速,トイレで洗顔と歯磨きをし,登山口へと向かう.乙女渓谷キャンプ場にはかなりたくさんのバンガローがあり,駐車場には車も多い.今にも雨が降り出しそうな厚い雲に覆われており,御嶽の展望は期待薄か?
登山口には登山者名簿があるので,名前,住所等を記入してスタート.ここから,二ノ谷コースとの合流点までは,山腹に付けられた九十九折の道をひたすら登っていく.ずっと10m/分のハイペースが続くが,今日は調子がよくさほど苦にはならない.顔から汗が噴出すが,それさえも心地よいほどだ.まさにトレーニングにはもってこい.ただ,花も展望もなく,鳥のさえずりが聞こえるくらいで至極単調だ.
木の根が張り出し,少し登山道が荒れてくると二ノ谷コースとの合流点に達する.さらに進むと,巨岩が堆積したカブト岩に着く.直登コースと断崖横断コースに分かれるが,とりあえず後者をとる.ゆっくり進めば危険と感じるほどではない.カブト岩を巻いたところで,パンを1個食べ小休止.
ここからはゆるくアップダウンを繰り返し,第一・第二・第三高原と名付けられた小ピークを通過する.ササ原や原生林の道だが,昨夜の雨の露がかなり残っており,ズボンは太ももまでベタベタになってしまう.下部の急登とは似合わないゆるやかな山頂部が第三高原でようやく顔を出す.
大きな岩の点在する山頂にはやはり誰もいなかった.周囲は開かれていて,天気さえよければ360度の展望が楽しめるのだろうが,今日は御嶽の“かけら”さえも見えない.
おにぎりと味噌汁の食事のあとは,往路をたどって下山する.カブト岩では直登コースを行ってみたが,それほどのこともなかった.九十九折の下りは,膝のためにゆっくり下らねばと思いつつも,な〜んにもないので自然とスピードが上がってしまう.キャンプ場まで戻るとBBQの美味しそうな匂いがただよっていた.
帰路,乗政温泉一乃湯に立ち寄った.まるで民家のような小さな建物で,風呂の洗い場も3箇所とこじんまり.しかし,他に誰もいなかったのでゆったり浸かることができた.
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