ヤマハハコ群生地は一面真っ白け 三峰山


- GPS
- 06:47
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 673m
- 下り
- 675m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全般、適所に案内があり、ルートも明瞭で良く整備されています。 ただし、ヤマハハコ群生地が見渡せる場所へ降りる路面が緩く滑りやすかったです。 |
写真
キレイに見渡せる山々で松阪蓮ウインドファーム計画が既定路線に沿って着々と進行中
4年経つと景色は一変、霧氷とシロヤシオ、ヤマハハコとトリカブトのキレイな花々の向こうには、60基の風車がブン回り、絶好の風車展望台になってしまう
蜜を吸いに花の中に体が見えなくなるほど潜り込みむけど、そのサイズが見事にジャストフィット、花粉をいっぱい運んでくれそう
ちなみにカメラが当たるぐらい近づけても、まったく刺す気配なしでした
100mほどの一帯が真っ白
この密度は北アルプスでも中々お目に掛かれないのでは?
そこそこの急傾斜で見下ろしながら撮影
路面が緩くルートもないのでココから下には降りられず
感想
フォローさせてもらってる皆さんのレポで三峰山のヤマハハコがキレイらしい。
レポ写真からも一面真っ白の風景はかなり見応えありそう。
久しぶりのてんくらAも出たので、お花大好き山友さんをお誘いしてGO!
群生地は八丁平からゆりわれルート側に進み、左に崩落地が見えてきた所からルートをハズレ、少し降りた所からキレイに見られた。
以前に見に来られた山友さんに教えてもらわなければ、分からなかったかも。
100mにも渡る一帯が真っ白の群生地は大満足。
7月末、雲ノ平のコバイケイソウ群生も雪渓が残ってるように見えて凄かったけど、範囲が狭いながらこの密度と見え方はそれ以上かも。
さて、前々から注視してきた松阪蓮ウインドファーム計画。
八丁平から抜群の眺望の山々に計画されていて、既定路線に沿って着々と進行中。
すでに環境アセスメント調査の意見書募集と関係自治体意見が終わり、県知事意見、方法書縦覧でハイ出来上がりになってしまう。
規模はブレードの直径158mの風車が最大60基、ブレードの最大高は183mで特大。
事業想定区域は東西 16.5km、南北 11km、74平方kmほどと広大。
区域内には、この春、松阪市肝いり、華々しくスタートした松阪香肌イレブンの山々がいくつも。
このままだと、青山高原や度会一帯のウィンドファーム並みの光景になること必至。
4年経つと景色は一変、霧氷とシロヤシオ、ヤマハハコとトリカブトのキレイな花々の向こうに 60基の風車がブン回り、絶好の風車展望台になってしまう。
環境アセスメントの計画段階環境配慮書には、植物、生態系、景観と眺望、人と自然のふれあいの保護は、どれも決まり文句のように「出来る限り回避または低減されていることを検討した」とあるけど、どれも定型文のコピペで何の説得力も無し。
また、近くの集落から1km離れてるとあるが、たとえ直接見えないとしても、離れてる感はないと思う。
事業者と松阪市環境影響評価委員会には、自分の家から1kmの所に最大高200mの風車がブン回ることに耐えられるのか?キチンと考えてほしい。
そもそも事業者に、そんな感覚を持った人はいないだろうが、委員の面々(9人中7人が三重大)にはいると信じたいが...
それに加えて膨大な設備機材、工事車両が工事期間4年に渡って、R166とR422から運び込まれる。
場違いな舗装路が山中まで整備されるだろうけど、私の経験上、青山高原ウィンドファームで以前に稜線の軌跡繋ぎをしてた時に、山中の道がなくなり不用意に立ち入ったら、直ぐに監視車両が来て「社有地に入るな、直ぐに立ち去れ」と高圧的に警告を受けた苦い経験がある。
長野峠から笠取山の区間で何とか回避しながら歩くことが出来たけど、松阪香肌イレブンの山々はよりキビシイ山域なので、想定ルートから外れると遭難の可能性大、それは絶対にやめてほしい。
これまで、この事についてのレポ・モーメントを読ませてもらってましたが、実際に現地に行くと、よりリアルに感じられました。
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