上高地〜蝶〜大天井〜北鎌尾根〜上高地

- GPS
- --:--
- 距離
- 48.6km
- 登り
- 3,978m
- 下り
- 3,971m
コースタイム
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 11:07
- 山行
- 11:38
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 14:17
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 5:05
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
昨年に続き2回目の北鎌尾根。昨年は中房温泉からだったので、今回は上高地から入山して大天井ヒュッテに宿泊。翌日、貧乏沢を下り北鎌沢をつめて北鎌尾根に取り付くコースだ。
しかし、今回は大失敗を2つもやってしまった。恥を忍んで紹介します。1つめはだだのアホですが、2つ目は参考になると思います。
〇失敗1
2日目、ヒュッテを夜明け前の4時に出て貧乏沢を下降していたのだが、いつまでたっても周囲は明るくならず、とうとう天井沢出合まで降り切ってしまった。腕時計はすでに6時30分を表示しているというのに依然として辺りは真っ暗なのだ。このまま進んでも北鎌沢出合は見つけられないだろうから動きがとれない。何より、どう考えても今の状況が理解できず、どうすることもできない状態となってしまった。
そして、何度も時計を確認していたその時、ランナーズウォッチの都市表示がTOKYOではなく他国表示となっているのに気がついた。ボタンを何度か押してTOKYO表示に戻すと、なんとまだ2時30分だった。「ガーン😨」。4時に出発したつもりが、午前0時に出発していたのだ。時計がこうなった原因はよく分からないが、恐らく就寝前にアラーム設定をした際に誤操作したのではないかと思う。
夜が明けない理由が分かり安心したものの、薄明までにはまだ約2時間もある。仕方がないので河原の岩に腰掛けて目をつむり、それとなく仮眠して朝を迎えたのだった。(13枚目のヒュッテ出発写真のデータを見ると、なるほど0:00時になっているではないか!)
〇失敗2
北鎌沢のコルが近づいてくると、踏み跡が2つに分かれる箇所がいくつかある。基本は右へ進むのが正解だが、1か所だけ右を選択するとハマるところがある。昨年はそれらしい地点は通過しなかったが今回は見事にハマってしまった。
その位置は定かではないが、コルまであと少しという場所だった。分かれ道があったため、定石どおり右手の尾根沿いの踏み跡を選択したが、これまでにはないV字の狭いルンゼだ。一瞬「ん?」と思ったが、そのままルンゼを進むと前方が壁状となって塞がり、正面上部に錆びたハーケンが1本打ってあった。ルートは右へと上がっているようだが、思わず「ここを登るのか?」と言いたくなる場所だ。ハーケンに手を伸ばして掴むと何とか登れてしまうのがワナだった。右方向へ草の急斜面を慎重に登って右手の小尾根に上がったが、その先は頑固な藪で行き詰ってしまった。「ガーン😨供廖A陲竜渕侈未鯡瓩襪里怖くて大変だった。
冷静に考えれば、あんな所を登るはずがないのだが、当時は「北鎌挑戦!」というハイテンションな気持ちの中で、ハーケンという人の痕跡にハマってしまった。「クライマーズホイホイ」という場所があるのは知っていたが(それがここかは分からないが)、まさか自分がホイホイされてしまうとは。
2回目の北鎌は2つのミスが重なり散々だったが、自分の慢心と未熟さを改めて知ったという意味で大変勉強になった。
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makitax





















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