権現岳、旭岳(天女山登山口より)
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- GPS
- 09:40
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,425m
- 下り
- 1,408m
コースタイム
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 9:40
天候 | 晴れ。11時ころから雲が山にかかり始めた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日まで雨だったが、登山道に問題はなかった |
写真
感想
いままでに八ヶ岳の山々を中央分水嶺に沿って北から南に向かって登ってきて、赤岳(2899m)まで登頂できた。残っているのは標高の高い順に阿弥陀岳(2805m)、権現岳(2715m)・・・。阿弥陀岳は前回チャレンジして登頂に至らず。今回は権現岳を目指すことにした。
計画時には、権現岳登頂の後できれば赤岳までの稜線歩きをしようと考えた。しかしガイドブックによるとどうやら権現岳〜赤岳間は八ヶ岳でもっとも難しいルートだという。無理はしない方針で、今回は権現岳から有名な「源治はしご」を通過して、どこか時間の許す限り権現岳〜赤岳の稜線を行くことにした。
実際に源治はしごを通過する際には緊張した。ひたすら段数を数えることで手足の動作に集中した。確かに61段あった。
源治はしごをおりたところで小休止し、どこまで行こうかと考えたところ、眼前にある旭岳はけっこう格好の良い山であり、旭岳登頂を期して本日の折り返し点とすることに何となく納得してしまい、旭岳で折り返すことにした。
源治はしごは61段。最初は「源氏梯子」と思い、源氏物語が全部で61帖あるためかと思ったが、源氏物語は全54帖であり全くの勘違いであった。調べてみると、このはしごは南八ヶ岳の基を築いた宮澤源治さんが設置したものでその「源治」あるいは親しみを込めた「源じい」に由来するという。くわしくはヤマレコのpasocomさんの日記
https://www.yamareco.com/modules/diary/21844-detail-79173
に書かれている。
今回も2500m以上の標高で活力が低下した。呼吸法を意識しても歩行速度が遅かった。なるべく多く高山体験をして体質改善しようと思う。
今回行ってみて分かったことは、権現岳の山頂は巨岩が数個ある形が特徴的であることだ。地質調査所の報告(河内晋平、昭和52年)を読んでみると、権現岳は「古八ガ岳期山体の最高峯」であり、「著しく侵食のすすんだ山峯をなす」という。赤岳などの他の峰が「新八ガ岳期」の形成であることとの違いが特徴的な山頂にあらわれているようだ。
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