黒部大好き〜下の廊下・黒部ダム→欅平〜
コースタイム
1520 黒部ダム 発
1600 ロッジくろよんサイト地
27日
0405 ロッジくろよんサイト地 発
0505 黒部ダム直下着
0515 黒部ダム直下 発
0615 内蔵助谷出合
0805 大ヘツリ
0830 黒部別山谷出合 着
0845 黒部別山谷出合 発
1050 十字峡 着(見学&昼食)
1115 十字峡 発
1210 半月峡
1255 東谷吊り橋
1445 阿曾原温泉小屋 着
28日
0455 阿曾原温泉小屋 発
0640 折尾の大滝 着
0650 折尾の大滝 発
0745 大太鼓
0810 志合谷トンネル
0900 蜆谷 着
0915 蜆谷 発
1027 欅平 着(〜1045)
1100 名剣温泉 着(〜1115)1146 欅平発(黒部峡谷鉄道)
1304 宇奈月駅 着
1352 宇奈月温泉駅 発
天候 | 26日・雨→曇 27日・終日快晴 28日・終日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
名古屋→松本・(中央本線・特急しなの) 松本→信濃大町(大糸線) 信濃大町→扇沢・バス 扇沢→黒部ダム(関電トロ-リー) 帰路 欅平→宇奈月(黒部峡谷鉄道) 宇奈月温泉駅→電鉄富山(富山地方鉄道) 富山駅→岐阜(高山本線・ワイドビュー飛騨) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届 黒部ダム、欅平共には見当たりません。 私達は富山県警察にメールで送りました。 危険箇所 コース全般に針金が張ってあります。 え〜、針金?と思われるかもしれませんが、なかなか頼りになるのです。 というか、これしか頼れるものが無いのです。 私は常時握りながらの歩行でした。 たまぁに切れたりしてますから完全に体を預けるときは要確認です。 未整備で怖いなぁと思った箇所は白竜峡周辺だけです。 温泉は今回は名剣温泉に入りましたが、時間があるなら祖母谷温泉(お奨め)や途中下車して鐘釣温泉、終着駅の宇奈月にも立ち寄り湯はあります。 電鉄富山と富山駅は乗り継ぎが大変です。 なんとかしてほしいなぁ… そうそう、富山地鉄のおねぇさん達は美人ばかり! |
写真
感想
行きたかった下の廊下。
仕事やら、天気やら、何よりも現地の状況と、色んな条件が合わなきゃその場に行くことすら困難な…、そんな特別な場所でした。
まさか、こんなに早く実現できるとは思いませんでした。
休みを確保してからは情報源としていた阿曾原小屋のHPを日に何回も見ながら開通を待ってましたところ、幸運にも予定日直前となる20日の更新で「通行可能」とのこと。
電車の中で思わずガッツポーズが・・・恥
それからは、いつもとは見違えるような真面目さで業務をこなし、同僚からの非難を受ける事のないように努め「いざ黒部!ヒャッホ〜イ!!」
予定日前日にも色々なことがありましたが、なんとか無事に夢を叶えることができました。
コース中は現在進行形で補修や整備が行われてました。
危険な箇所で大勢の人達の努力により、初めて私のような興味本位の一見さんにも「凄い黒部」が身近なものになっているということを身をもって知りました。
大雑把なコース等の状況です。
1 特急しなの→大糸線
大船線は6番ホームです。
特急しなのを降りてからはダッシュで2、3分。
2 信濃大町→バス
駅舎から出て左に小さい切符売り場があります。
右に行くとおやき売り場やトイレがありますから、小腹の減った方はそちらにもどうぞ。
3 扇沢駅
いよいよ関電トローリー。
テンションはだだ上がりですが切符を買い忘れないようにしましょう。売り場はバスから降りてすぐ、駅舎正面にあります。
切符を買ってからは、階段を登り、ツキノワグマの剥製にビックリしてから中に入ります。
左手に改札とトイレ&ベンチもたくさんありますが、客が多い時は大変でしょうね・・・。
ずっとトンネルですが、車内に流れるテープのアナウンスの破砕帯や県境などの説明を聞きながら、ぐんぐんダムに近づいてきます。
4 黒部ダム
バスから降りたら係員さんの指示に従いましょう。
破砕帯の水で水筒を満たし、慰霊碑にお参りとお賽銭を入れ、観光放水見たり、お土産屋さんに寄ってバッジやステッカーを物色しましょう。
ちなみに欅平や宇奈月では入手できないカッコイイのがありますから、ここでキープです。
お奨めは「難関突破」とか「安全第一」のステッカーですが、私はまんまと買い損ないました。ヘルメットに貼りたかったなぁ…
5 ロッジくろよん
テント場は升で区切ってありますから陣地取りに端を発する仁義なき戦いは回避できそうです^^
トイレは普通。スイッチはありますが電気はつきませんから夜は要ヘッ電です。
水は蛇口をひねればジャンジャンでます。
まぁ普通のキャンプ場です。次回はチビを連れてガルベに乗ったり魚釣りしたりしたいなぁ〜♪
6 内蔵助谷出合まで
黒部ダムの建物の中から登山道に出ますが少々分かりにくいかも。
トローリーの通路を通る際にセンサーが反応して「バスが通ります」のアナウンスが流れます。
薄暗闇の中で下から仰ぎ見る黒部ダムは圧巻です。
ダム下で眼鏡をかけた20代の男性に遭遇。
「おはようございます」と互いに挨拶してダムに向かっていきましたが…彼は何処から来たの?
後から二人で「え〜っ」となりました。
ヘッ電も点けてなかったような…
7 黒部別山谷出合まで
いよいよ想像していた下の廊下らしい道(個人的見解です)になります。
まだ整備がなされてないのかな?と思う箇所はありますが、ここいらは問題ありません。
渓谷美に溜め息をつき、うっとりしながら、竿を持ってきたら楽しいだろうなぁと想像しながら歩きましょう。
8 十字峡まで
この辺りは今、まさに整備の真っ最中です。
個人的に怖かった場所は全てこの区間に凝縮されてます。
白竜峡、大ヘツリは恐怖度も絶景度も最上級でした。
ダム〜阿曽原までのハイライトです。
白竜峡でスレ違った方が「やっぱりここが最高だよ!!すごいよ!!」と興奮してシャターを切ってました。
たしかに、あんな景色は今まで見たことないです。全体的に凄いのですが、川の流れの部門では白竜峡がギガマックスでした。
ちなみに、一番恐ろしい場所も白竜峡エリアが終わってすぐに待ち構えてました。 十字峡はせっかくですから荷物を空地にデポして展望岩まで行きましょう。
綺麗な十字型に驚きです。
エクボが大変可愛いお嬢さんとオサゲが似合う山ガールに遭遇。
少しだけ話をしましたら小屋のバイトさんでした。
お散歩に来ていたそうな…う〜ん贅沢な。俺なんてせいぜい汚いドブ川沿いのジョギングなのに、娘達が羨ましいぜ!
9 仙人谷ダムまで
この頃には絶景と絶叫にやや食傷気味です。
S字峡も「お〜っ、S字だよ」なんて感じになってしまってまして…
ここの区間では一ヶ所だけ水を被る(しかも、めちゃくちゃ)場所があります。
濡れたくなければカッパを来ましょう。
面倒でしたら体半分は覚悟して慎重に行かないと滑りまくりで危ないです。
くれぐれもデジイチが濡れるからと奇声を発して走り抜けないように!!
見ているこっちが恐ろしいです!!わかりましたか?chu-namaさん
仙人ダムは高熱隧道を抜けます。
真剣に熱苦しいです、胸も熱くなります。
先人たちの力強さ、強靭な体と意地に尊敬の念を抱かずにいられません。
ダム近くの空地においてヘリが登山道整備の資材を拾ってます。
大変カッチョイイです。
10 阿曾原温泉小屋まで
仙人ダムの通路を抜けると標高差100mほどの急登があって、少しだけ水平を歩いて再び約10分のちょい厳しい下りで小屋着です。
ここで、4人のパーティーとすれ違いました。
彼らは何処へ?
小屋では料金を支払いテントを張って風呂へGo♪
11 大太鼓まで
小屋からは少々登りまして、ひたすら水平です。 ここのメインは何といっても大太鼓!
凄いです。
○ンタマが縮み上がる、胸がキュンとなる等色んな表現があると思いますが、高度感はここが一番でした。
12 志合谷まで
志合谷での150mトンネルは一部、腰を屈めて行かねばならず、ザックを擦りまくりです。
勿論、油断すると頭もぶつけます。
雫は最後の方でポタポタポタ〜程度でした。
13 欅平まで
高圧線鉄塔を合図に欅平に向けて激下りです。
小屋からのコースではここが一番辛いかも!!
14 欅平では
風呂は名剣温泉に立ち寄りました。
料金は700円。
ちなみに湯元は祖母谷温泉です。
駅からはだいたい10分です。
15 欅平→宇奈月
欅平駅の改札口の手前で切符を買いましょう。
電車を指定されますからできる限り早めに買うのをお奨めします。
16 宇奈月→富山
宇奈月駅からは駅舎から出て右へ行くとあります。
歩いて5分位かな。
車窓からは剱岳も見えますよ♪
17 富山駅→岐阜駅
地鉄富山駅からは距離がありまして、かつ富山駅の改札から高山線ホーム(1番線)がまた遠い
時間が少ないときは猛ダッシュです。
以上、最高に楽しくて、ビックリして、感動的な3日間でした。
来年も小遣い貯めて、食料をたんまり持って遊びに行きたいです。
ダイナミックな風景とドキドキ感が伝わってきました。
絶叫ポイント。うひゃぁ〜。
3日、山に時間を割けるのは、十分に贅沢ですねぇ。
黒部渓谷ビールがなに気におしゃれでした。
私も行ったら、必ずゲットすると思う。
いつも激渋ルート凄いですね!!
尊敬しております。
たしかに、言われてみれば3日間も山に入れたことは凄く贅沢です。
周りの人達に感謝せねばなりません。
下の廊下、白竜峡や大ヘツリの界隈は絶叫度第1位がどんどん更新されていくような恐ろしい場所でしたし、大太鼓も泣いちゃいそうなくらいの高度感でした。
綺麗な景色、恐ろしい登山道にウヒョヒョ〜な3日間でした
そうそう、おビールは宇奈月で入手してましたよ
こんにちは。
長年の憧れの地の踏破、おめでとうございます。
気持ちの昂りが伝わってくるレコでした。
景観が凄い!道が凄い!何よりもあの道を完成させた方々の
飽くなき努力、折れない精神が凄過ぎます
現在進行形での整備でなければ維持できないのもうなずけます。
一瞬、帰るのが惜しい気持ちになられたのではないでしょうか?
次の山選びは苦労しそうですね
そうなんです。
大太鼓では、この道を悪条件で、何十キロもセメント袋を担いでいったのか…と思うと、日本人ってすげぇ!
感心、感動なんてありふれた言葉では表現できません。
仙人谷のイヤらしい熱さや、見たこと無いような大きな石や壁。
こんな場所の地下にどでかい発電所があって…
もう、私のような人間の発する安っぽい言葉では表現できません。
黒部は我々日本の誇りです。
次は雲の平を目標にしてますが、こちらはいつになることやら…チビが高校生にでもなったら、そのお祝いってことで行ってみようかなぁ〜(奴が喜ぶかどうかは無視だね)
レコの作成お疲れさまでした。もちろん、山行も!
昨日は全社員の召集がP10:00にありまして、そのまま帰れず会社で泊まる羽目に。
やっとコメント書いております。
山行を振り返ると、体力的に楽チンで、天候も良く、文句の付けようのないものでした。
夜、☆を眺めながらの一人阿曾原温泉は贅沢の極みでした。
個人的に最高の瞬間でした。
もちろん、techikoさんの食事も最高でしたよ!!
激流と風呂と熱燗の山旅に感謝、感謝。
今週末は八ヶ岳の清里に行って、自転車で走り回ってきます。
心配は台風23号です。
では、また鈴鹿などで会いましょう!
食事、喜んで頂けて光栄です
確かに必要なのは体力よりも、緊張感の持続力と少しの勇気、そしてたくさんの電車賃でしょうか
阿曾原の星空、凄かったですね。
一緒に観れなかったのが唯一の心残りでしょうか
ちなみに私は流れ星見つけましたよ
秋は、あんな鈴鹿とそんな鈴鹿とこんな鈴鹿と、どんな鈴鹿に行きましょうか
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