皇海山(27年振りのクラシックルート)

2021年09月19日(日) ~ 2021年09月20日(月)

• GPS: 15:27
• 距離: 27.9km
• 登り: 2,737m
• 下り: 2,742m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:20
• 休憩: 0:12
• 合計: 2:32

13:01 スタート地点
13:44 13:44 笹美木橋
14:04 14:10 一の鳥居
14:13 14:18 庚申七滝
15:24 15:25 猿田彦神社跡
15:33 庚申山荘

2日目

• 山行: 10:25
• 休憩: 1:48
• 合計: 12:13

4:46 庚申山荘
5:26 5:35 大胎内(分岐)
5:58 6:06 庚申山
6:08 6:09 庚申山展望台
6:17 6:17 御岳山
6:37 6:37 駒掛山
6:45 6:45 渓雲岳
7:09 7:16 薬師岳
7:20 7:22 白山
8:13 8:30 鋸山
8:52 8:53 不動沢のコル
9:44 10:19 皇海山
10:53 10:53 不動沢のコル
11:44 11:44 鋸山
12:20 12:20 女山
12:26 12:35 六林班峠
14:41 14:41 天下の見晴分岐
14:52 15:09 庚申山荘
15:15 15:16 猿田彦神社跡
15:56 15:56 庚申七滝
16:01 16:02 一の鳥居
16:20 16:20 笹美木橋
16:59 ゴール地点

天候

9/19晴れ　9/20快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国民宿舎かじか荘の登山者用駐車場に駐車。大昔は坑夫滝まで車で入れたそうです。

コース状況／危険箇所等

・1994年6月以来、二回目のクラシックルート。沼田市側の栗原川林道経由の不動沢ルートが使えたかどうかは不明だが、当時の山と渓谷日本百名山ガイドブック(1993年7月改訂第4版)には掲載されていない。先日確認したら、その後、購入した昭文社の同ガイドブック(1999年5月初版)には、「足尾側の銀山平が一般的だったが、近年では不動沢コースに人気が集まっている」と記載されている。
・27年前は、庚申山経由のルートが崩壊による通行禁止のため(山と渓谷のガイドブックに通行止めと記載あり)、六林班峠経由の往復しか出来なかったので、今回初めて登りに使った庚申山経由のルート。最新の地図でも庚申山から鋸山の間は破線ルートで、特に白山から鋸山への鞍部に下る垂直に近い岩場は核心部と思われます。鎖とロープがあるものの初心者や岩場が苦手な人には非常に危険。正にバリエーションルートです。
・そのため六林班峠往復をお勧めします。今回も多数おりました。ただ、六林班峠ルートも沼田市側の不動沢ルートが長く使われていたためか、笹が勢力を伸ばして荒廃が著しく歩き辛い。しかも幾つもの沢を巻くため距離が長く辛抱のしどころです。早急な整備が待たれるところです。
●沼田市側の不動沢ルート(栗原川林道)情報：https://www.city.numata.gunma.jp/kanko/sukai/index.html
【訂正】
※古い写真を探し出したら、1994年(平成6年)6月18日(土)に撮った庚申山での証拠写真が出て来て勘違いが判明。前回も今回と同じルートでした。通行止めは解除されていたようです。

その他周辺情報

・6時前酒田を出発、東北道、日光経由で足尾市街手前のローソン足尾に11時に到着。ここで買出し、すぐ先の中華料理栄山で昼食べて国民宿舎かじか荘に12時半前着きました。酒田から420�辧�かじか荘は9月一杯、日帰り入浴、昼食は休業中。
・下山後は、約35�辧�50分の中禅寺湖温泉「シンプレスト日光」に後泊、ビジネス並みの低価格でお勧め。帰りは東北道は使わず、五十里湖、会津田島、会津若松、喜多方、米沢経由で帰宅、約350�辧Ｅ喘罅�昼食を食べた田島の「お食事処豚太郎」はサービス満点だった。
●中禅寺湖温泉「シンプレスト日光」：https://simplest-nikko.com/
●会津田島「お食事処豚太郎」：https://www.aizu-concierge.com/spot/3910/

写真

9/19 12:37

国民宿舎かじか荘で庚申山荘の宿泊料2,080円の支払いと登山届の提出を済ませ、二か所ある駐車場の上に駐車。

9/19 13:06

登山開始

9/19 13:07

間もなくし最初のゲート

9/19 13:29

坑夫滝のゲート跡　ここで舗装が終わり、砂利道に。
昔はここまでマイカーが入れたそうです。27年前は、ここに駐車し登ったのかも？

9/19 13:32

9/19 13:38

許可のある庚申山荘管理人さんの車両？多分。
自転車で戻って来た釣り人とスライドした。登山でも使えるか？

9/19 13:41

栗原川林道と同じ、令和元年10月の台風19号被害箇所。管理人さんでも車両通行不可です(笑)

9/19 14:04

一の鳥居　到着
ここから登山道へ

9/19 14:16

庚申七滝に寄り道

9/19 14:20

七滝の一つ

9/19 14:20

9/19 14:50

鏡石

9/19 15:17

9/19 15:33

庚申山荘に到着。早くも外で宴会中の方も。
今日9/19の宿泊者は20人弱、一人じゃないことを知り一安心。
管理人さんもいました。11月まで土日入るそうです。

9/19 15:58

まさかのことが起こってしまいました。
何とローソン足尾で買った🍙5個、調理パン2個を車の中に忘れてしまったのです。とうとう来た〜(泣)　認知症の始まりか？同情した管理人さんが恵んでくれました。

9/19 16:35

何故かビールとつまみは忘れていません(笑)

9/19 17:37

到着した時のあの方たちは、未だ宴会中です。

9/20 3:56

おはようございます。
4時前、早くも、六林班経由往復のお二人が出発です。

9/20 4:01

管理人さんに頂いたご飯を加熱し、予備に持って来たアルファー米に湯を注ぎ昼食と行動食を準備。朝食は同じく予備だった日清のカレーめしと永谷園のお吸い物。

9/20 5:10

4時45分にヘッデンでスタート。庚申山経由はトップ？

9/20 5:27

若者に追い越され、最初の梯子に。

9/20 5:31

9/20 5:32

一の門

9/20 5:32

9/20 5:33

岩陰から朝日が

9/20 5:56

ようやくなだらかな場所に。

9/20 6:02

袈裟丸山方面

9/20 6:09

庚申山　到着
間もなくして到着した同宿の方にシャッターを頼まれたので、自分もお願いした。

9/20 6:07

少し先に下った庚申山展望台で、ご対面!!
鋸山と皇海山

9/20 6:12

男体山アップで

9/20 6:12

白根山もアップで
左端は錫ヶ岳か？

9/20 7:13

薬師岳　到着

9/20 7:24

皇海山もだいぶ近くなってきた。

9/20 7:24

不動沢のコル越しは、武尊山？

9/20 7:25

白山

9/20 7:33

鋸山の岩場と対峙。
手強そう?

9/20 7:40

一番の難所　ここを下った。
まだ下の部分もあり見た目より危ない。

9/20 7:42

庚申山でシャッター押してくれた人たちが難所を通過中。

9/20 7:45

鋸山の岩場、ここが最後ではありませんでした。

9/20 7:52

9/20 7:53

9/20 7:53

白山、庚申山を振り返る。
左手には男体山、半月山も。

9/20 7:58

9/20 8:00

まだまだ難所は続く。

9/20 8:03

9/20 8:07

9/20 8:09

9/20 8:14

太郎山、女峰山、男体山、半月山など

9/20 8:16

ようやく六林班峠への分岐に
直ぐ上が鋸山山頂

9/20 8:22

鋸山　到着
間もなく、同宿だったソロ女性、後続の男性二人も到着。すると日帰りの若い男性二人組とソロもやって来た。

9/20 8:19

スカイブルー!!

9/20 8:20

登って来たバリエーションルート

9/20 8:19

あと二息。

9/20 8:30

不動沢のコルへ下ります。

9/20 8:32

不動沢ルート方面
奥は武尊山？

9/20 8:59

不動沢のコル　あと一息。
令和元年10月の台風19号の栗原川林道が被害を受け、ここに上がって来る沼田市側からの最短ルートは断たれました。

9/20 9:06

途中、3人の男性と1匹のワンコと今日初のスライド。六林班峠泊だとか。その後、一の門で追い越された同宿の若者と、さらにその後、鋸山で追い越された日帰りの若者一人とスライド。

9/20 9:26

浅間山

9/20 9:45

男体山でも見たような…

9/20 9:45

皇海山　到着‼

9/20 9:44

鋸山で追い越された日帰りの若者二人組に撮ってもらいました。
平成6年6月18日以来、27年振り2回目の山頂です。1回目は日帰り、そんな時代もありました(笑)
還暦の誕生日起点に始めた2巡目の百名山84座目です。

9/20 9:49

辛うじて白根山が

9/20 9:50

渡良瀬川水源碑

9/20 9:51

裏側。ナント27年前の平成6年10月19日建立と書いています。

9/20 10:43

9/20 10:52

鋸山

9/20 11:03

庚申山から延びる稜線

9/20 11:08

男体山方面

9/20 11:11

男体山方面アップで

9/20 11:10

この辺りで、4時前、トップを切ってスタートした六林班峠往復のお二人とスライド。間も無くして同宿の女性陣ともスライド。何れも庚申山荘連泊とのこと。

9/20 11:34

9/20 11:34

鋸山に戻ってきました。
日帰りの方達でしょうか、未だ皇海山に向かう人も。

9/20 11:42

鋸山直下の庚申山と六林班峠への分岐

9/20 12:19

女山　三角点だけ

9/20 12:27

六林班峠　到着
トレランの方に追い越される。

9/20 14:10

9/20 14:41

天下見晴分岐

9/20 14:53

庚申山荘に戻ってきました。
昨日同様、既に宿泊者が。今日はツアーの方達もおり、ここから下山の際も数人とスライドしたので、9/20は宿泊者30人位か？

9/20 14:54

不動沢のコルの上でスライドしたワンコも休憩中。お名前は薩摩生まれだから「隼人君」だそうです。ナント、隼人君は、栃木百名山を3周回登り、今日の皇海山は4週目の79座目だとか。君は偉い(*’ω’ノノ゛☆パチパチ

9/20 15:10

預けていた荷物を取りに中へ。管理人さんが下山するところだった。大変、お世話になりました。

9/20 15:44

9/20 15:48

9/20 16:04

一の鳥居に着くと、

9/20 16:06

隼人君とお三人が休憩中。

9/20 16:30

9/20 16:43

てくてく隼人君に引きずられ（　＾ω＾）・・・

9/20 16:59

隼人君と一緒に無事下山。

写真は、鋸山と皇海山の間にある不動沢のコル。

9/21 8:33

下山後、中禅寺湖に宿泊。翌朝の中禅寺湖。

9/21 10:01

半月山の駐車場まで登りました。
奥に富士山が見えてます。

9/21 10:01

昨日登った鋸山と皇海山。

9/21 10:01

半月山。駐車場から0.6kmだとか。行ってみたいが今回はパス。

9/21 10:05

途中の展望広場から中禅寺湖に浮かぶ男体山

9/21 13:06

会津田島でたまたま目に着いた「豚太郎」に入店。ネギ味噌ラーメンと半ソースかつ丼セット1,300円を注文すると直ぐに出て来たサービスの前菜？フキやキノコ、しみ豆腐、煮豆など盛りだくさん。こんなの初めてです(*_*)

9/21 13:13

そしてネギ味噌ラーメンと半ソースかつ丼セット。ラーメンも普通よりボリュームがあり、ソースかつ丼も十分一人前。どちらも味も良く完食したかったが無理でした(´;ω;｀)

【追加】➡➡➡こからは27年前の過去レコ

1994年(平成6年)6月18日
庚申山(第1峰)

1994年(平成6年)6月18日
鋸山と皇海山
白山辺りから？

1994年(平成6年)6月18日
たぶん、核心部を過ぎ、熊野岳(第9峰)から白山(第7峰)をバックに。この時、38歳、今、65歳(笑)

1994年(平成6年)6月18日
鋸山(第11峰)
一緒に登ったメンバー

1994年(平成6年)6月18日
皇海山(奥の院第12峰)
バックの立ち枯れが気になりますね。

1994年(平成6年)6月18日
皇海山
1回目の日本百名山、39座目だった。5年後の1999年(平成11年)8月7日(土)に幌尻岳で完登できました。

1994年(平成6年)6月18日
たぶん、帰路、不動沢のコルを過ぎてからの鋸山

1994年(平成6年)6月18日
今の庚申山荘は、1986年4月オープンとのこと。この時、まだ8年目のピカピカ。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

感想

またやん

平成6年6月以来27年振り、2回目のクラシックルートでの皇海山です。平成30年10月、東京の兄と水上で合流し武尊山をやって、沼田市側の不動沢ルートから登ろうと老神温泉に泊まったが、何故か急に気が変わり日光白根山に登ってしまう大きな判断ミスを犯す。何時でも行けると高を括っていたら、翌年10月の台風19号で栗原川林道が大きな被害を受け、その後、沼田市は復旧を断念したと聞き、後悔先に立たず、後の祭り。

でも、悔しがっていても仕方がない。27年前は日帰りだったが、強敵に向かうには、もう残された時間は多くない。緊急事態宣言の延長で迷いつつ、前日に後泊宿を予約しての決行だったが、何とか登頂できて嬉しい。最短ルートが脚光を浴び、その陰で荒廃が進んでしまったと思われるクラシックルート。どっちのルートも大事、これからの人達のためにも両市関係者の奮起に期待したい。気持ちだけは、また挑戦したい名山だった!!　認知機能がこれ以上悪化しなければね(笑)

【追記】
27年前は、フィルム写真。ろくに整理もしていなかったので、何とか当日の写真を探したら、庚申山で撮った写真も出て来た。六林班峠往復とばかり思い込んでいたが、今回と同様のルートでした。古い写真を追加しました。