阿弥陀山の裏の顔〜伝説の池を探して


- GPS
- 06:00
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 679m
- 下り
- 776m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バイクを大森八幡神社駐車場に駐輪 復路 広島電鉄4系統 湯来ロッジ発五日市駅南口行き大森下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜阿弥陀山〜891m峰先の紅白鉄塔まで 多少笹が被る箇所があるが、踏み跡明瞭。 紅白鉄塔〜800m鞍部まで 踏み跡がやや不明瞭になる。 特に鉄塔の周囲はススキが生い茂り分かりづらい。鉄塔を北に巻く。 800m鞍部〜阿弥陀山西峰〜林道 踏み跡はほぼない笹漕ぎ。腰〜胸まで。 テープはポツポツ付いているが、GPS必須。 林道へは下生えのない植林帯を下るが、林道に近づくと藪。距離は短い。 西峰へは800m鞍部から林道に出て林道から登ったほうが早くて楽で安全。 林道〜草の池 棘植物が強烈に繁茂する作業道をたどる。作業道は途中でなくなるのでそこからは地図見ながら尾根をたどる。 池への道はないので航空写真を見ながら伐採木がゴロゴロする藪を強行突破。西側からだと作業道が近くまでついているので回り込んだほうが楽だった。 草の池〜日入谷登山口(破線道) 草の池からしばらくすると作業道は終わり、踏み跡不明瞭な超急登。尾根をしっかり捉えていると踏み跡が現れる。やや枝がうるさいとこもあるが歩きやすい区間。 麓に近づくと倒木や倒竹が多くなり、ルートの維持が難しくなるので道迷い注意。 登山口付近はコンクリ舗装の上に泥がたまり、ぬかるみあり。 |
その他周辺情報 | 湯来ロッジ、湯の山温泉など緊急事態宣言中は休業。 湯来ロッジ前の料理屋「ゆき乃庵」持ち帰りのみ営業中。 |
写真
感想
広島県百名山96座目
今日もプチ歩荷(15kg)。阿弥陀山まで1.5時間だからまあ良しとしましょうか。
阿弥陀山は当初から西峰まで登る予定だったのですがルートの検討をしているうちにahiru-55さんのレコに出会う。
なかなか難ルートのようだが、「大蛇伝説の池」という響きにすごく惹かれてぜひとも訪れてみたくなったので湯来ロッジまでの縦走で組み立てることにした。
結果、今までの山行でワースト1の藪こぎ登山となりました。
2017年のima2017さんの記録では西峰までは笹が刈られているという情報でしたが、2021年9月現在、かつての道は全くわからなくなり、がっつり笹漕ぎ。
西峰からは有刺植物が行く手を阻む。これは事前に把握済みなので藪こぎ装備で突破。草の池には道がないのでつる植物やトゲ植物のジャングルを無理やりかき分ける。麓が近づくと倒木倒竹のラッシュでルートを見失う。
しかし、澄んだ水をたたえる草の池はひっそりと神秘的な静寂に包まれており、ルリボシヤンマとの嬉しい出会い(他にはリスアカネもいました)もあり。
花も全く期待してなかったのにアケボノソウやサラシナショウマ、カシワバハグマなどに出会えるとは思ってもみませんでした。
鳥はカラ類少々、ソウシチョウたくさん。いずれも撮らせてくれず。
※草の池の大蛇伝説
阿弥陀山の草の池には大蛇(竜)が住んでおり、度々洪水を起こした。草の池は極楽寺山の蛇の池につながっており、大蛇は行き来しているそうな。
大蛇は九郎左エ門という豪傑によって退治されるが、九郎左エ門も大蛇の毒に当てられ程なく命を落とすという伝説。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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あとは海岸線。島島。と、北1あるのね。
分県登山ガイドの方が先か同時になりそうですね。
島はがんばれば、1日で行けるが、そこはモミジさん流のオプションかな?
すごし良くなったんで、がんばれ。
コメントありがとうございます。
当初の予定では北1を終わらせて、一気に島々と思っていたのですが、ボッチさんのコメントにありましたように三人とも未踏の北1ラストもありかな、などと思ってます。
台風のおかげか、一気に秋が進みましたね。山登りに限らず、お外で遊ぶのにいい季節になりました。
ガッツリ薮でしたね〜👍️ チョッと惹かれる感あり(笑)
藪に覆われた昔の田畑はドコが正道だか分からず、迷走する感じ・・・共感しまくり。意外と整備された植林帯も曲モノ(あるある笑)
花鳥トンボをしっかり押さえてるトコがサスがですね〜👍️
コメントありがとうございます。
数か月ぶりの本格的藪でした。
笹薮棘薮倒木多種多様な荒れ具合を堪能できました
一番厄介なのはやっぱり棘。装備品にダメージがあるのが困りものです。
昔の田畑はほんとやっかいですよね。下手したら泥沼のオプション付きですし。
今回、花もトンボもまったく期待してなかったのですが、意外に出てくれました。ルリボシがいるんなら望遠も用意すればよかったです。
ワースト1位、お疲れさま〜
今までけっこう遭遇されていたと思いますがその中でのトップ! 私なんぞは拝見しただけで 😮🏳️
ロマンを求め悪路を乗り越え大収穫で良かったですね。最近チラチラ登場する藪こぎ用の変身も参考になります。あまりそういう場所に遭遇したくないですが山ですからね、被害は最小にしたい。😀
うまい具合のアクセスに感心しました。
コメントありがとうございます。
吉和鬼が城の県境縦走がこれまで一位でしたが、多種多様な藪が登場した阿弥陀山に軍配が上がりました。
藪漕ぎ装備はモンベルの一番安い合羽がメインです。安い=生地が厚い、けど重すぎないので。
手袋が普通の生地だったので家に帰って見ると棘が手のひらに残ってたり袖口に引っかき傷が
建築とかで使う厚手の皮手袋も必要かなと思ってます。
最近のグーグル経路検索、バスの網羅率も高いので重宝してます。下山予定時刻に合わせて調べたりもできるのでウラを取るのを怠らなければ縦走の大きな味方です。
はやっ!着々と!
待ってくださいよー😭
ヤスハさん、どうしますか!
てかラスト3人は約束してないですもんね😁
引き続き、楽しんで頑張ってください😊
冬に追い込みかける時参考にさせていただきます😊
追記:とっといてください🙇♀️
さらに追記:ヤスハさん、モミジさん、ありがとうございます😊
この場を荒らしましたが笑
また同じ目標に向かい頑張れますね!
楽しみができました😊
北の大地からトンボ返りでコメントありがとうございます。
春・夏に遠征が続いてお小遣いがちょっと危ういのと、例のアレもあるので県内登山がはかどります
一応、三人とも未踏なのが(ちょっと残念山の)布野冠。
当初の予定ではこれを片付けて、しま山でラストにするつもりでしたが、どうしましょ?
標高800mの阿弥陀山でもいい風が抜けるようになりました。ようやっと里山シーズン到来。
凄い追い込み期待してます
広島百名山 残り10なんですが、意欲わかず。ほったらかしですが(*`艸´)
残念が残ってる。一緒なら考えよかな?
冠 とっときます。(とっとと行けと勘違いしました。( ´艸`) 細かい字が((´∀`))
場をお借りして<m(__)m>
ボッチちゃん。槍の北鎌 地震で大変。ナイスタイミングで行かれましたね。
ご注意を!!
〇〇宣言終わったら、バッチ指令の宝剣に行くね。
はつかいち20とか今年のテーマ「牛の山」をぼちぼち進めながら待ってますね。
くす玉も買ってありましたが、島山の方だけで分県登山ガイドが達成できるのでそちらで割ります
裏まで良くたどり着けましたね〜
大蛇ではなくルリボシさんがおられて良かったです。
立派な展望台も廃墟のようでしたね。
えんなさんに習って脚立に上がって眺望しましたが
その日曇天で何も見えず・・
コメントありがとうございます。
野貝原山とか日本ピラミッドとかと同じでロマン系の山は好物です。
草の池伝説は「阿弥陀」山と「極楽」寺山をかけて育ったのではないかなと推測してます。その割には住んでるものが物騒ですが
池にシオカラトンボやちょっとしたアカネ類ぐらいはいると思ってましたが、まさかの大物。望遠レンズが無かったのは残念無念ですが、もう一度行ける気がしません
西峰の方が100m近くも高いのですからせめてそこまでは気軽に歩けるようになってほしいものです。
展望台の脚立、見当たりませんでした
あまりよく見なかった一階に移動してたのかもしれませんでしたが。
広島県百名山にもジャングルがあるのですね
苦労の後はいいことがあってよかったです。
将来、草の池がなくならんように、大蛇の神様が守ってくれるかな
コメントありがとうございます。
阿弥陀様の裏面は閻魔様でした
東面だけで終わらせれば割と登りごたえのあるいい里山ですよ!
草の池は阿弥陀山西峰と822mピークのちょうど谷間で水が集合する場所みたいです。大規模な林道開発とか伐採がされなければ大蛇様も安泰ではないかと
伐採とかして森が開けた状態になると荒地植物の低木や強い草、ツタ類が繁茂しますが、今がその状態なんでしょう。
いつになるか分かりませんが、背の高い広葉樹あるいは針葉樹が展開すれば下草も減って草の池に行きやすくなる日が来るかもしれません。笹薮になるかもですけど
トンボ なかなかむつかしいです
これはホバリング中ですか
林床に少しはほしい藪ですがあまりに多いと困りますね
こちらも鬼伝説の大江山に行ったとき(ん十年前です💦)か仕事着の木綿のズボンがボロボロになったことがありました
お疲れさまでした
コメントありがとうございます。
ルリボシヤンマの仲間は数秒間ホバリングしてくれるタイミングがあるので、そこを狙ってます。
とはいえ合わせてるうちに動かれたり、後ろ向きだったりと外されてしまうこともしばしば。
これがギンヤンマなどだと滅多にホバリングしないのでマニュアルで追っかけながら下手な鉄砲数撃ちゃ理論で撮ってます
大江山、去年の大河を放送しているうちに登りたかったのですが。
昔は藪山だったのですね
あれ、ワースト1ですか?なんだかこんな所は岡山の山には当たり前のようにあるような気が・・・・・
最初の登山口は道後山かと思いました( ´艸`)今年は見れてないツルニンジン見れていいですね。みたいなぁ・・・・もう無理かな。
あ、広島百、3人さん打ち合わせですね。最後のコラボ楽しみにしています(*^^*)
コメントありがとうございます。
未だ藪山修行中の身です
広島の山がよく整備されているのか、岡山の方がワイルドな山行を好むのか・・・
というより、岡山百にしても新ルートにしても編者の嗜好がちょっと偏っているのでは
ツルニンジンは曙さんを見に比婆山系を歩いて以来でしたが、標高800mほどの阿弥陀山でまだ蕾を見ることができましたので、チャンスはあると思います
広島百のラストの山は超地味山になりますが、楽しく登れそうです
イケイケアヒルです。
怪しい場所へお誘いしてしまったようで申し訳ございません。
草木の隆盛なこの時期に突入されたんですね。
無事にレコをあげられ何よりです。
池は遠目でしか見てませんが、綺麗な水と生物がいる所だったんですね。
上から池を眺めた時、斧を放り投げたら、と妄想していました。
これからの山行、期待しております。
御安全に。
コメントありがとうございます。
怪しい伝説にお誘いいただきありがとうございました
久々に先の見えない冒険を楽しめました。いつもこうだと疲れてしまいますが、たまにやるのは大好きです。
そろそろ池が見えてくるはずなのに見えないと思ったら、季節が全然違いましたね。
おかげでそばまで寄って素敵なトンボを見つけることができたので怪我の功名でした。
なにはともあれ、無事に戻ってこれてほっとしています。
池の縁がよくわからなかったので、「あなたが落としたカメラはこの金のカメラですか」みたいなことにならなくて良かったです。
アヒルさんはあの急登を登られたんですよね。下ってる最中、土が崩れて難儀しました。
コメントありがとうございます。
だいぶ詳しく書いたつもりですが、改めて。
大森神社から阿弥陀山本峰までは急登ですが踏み跡明瞭で問題なく歩けます。
多くの方はそこから891mピークまで進み(笹が被ってますが、踏み跡は分かります)、北の破線に向けて下山されるのが一般的です。
西峰を目指されるのなら背丈ほどの笹漕ぎが続くのでGPSやスマホに経路をダウンロードし、笹屑などが体に入り込まない装備で臨まれるとよいでしょう。
破線が十字に交差する鞍部から車道に出て西峰の西から回り込めば多少藪はありますが、格段に難易度は下がります。
草の池へのルートは棘植物の作業道を使うか、急斜面の植林帯を地図頼りに進みます。ここら辺は現地でGPSと相談しながら好みの道をルーファイする感じなので一概にどれが正解とはいいがたいです。
草の池は地形図に無いので、グーグルマップの航空写真を見ながらやみくもにアタックしました。auは電波入りました。切り倒された丸太がたくさん転がってるのでかなり足元悪いです。
日入谷への下山路は地形図の破線通りに歩けば薄い踏み跡をたどることができると思います。
大蛇を倒すために身を隠した人立岩、先行されたahiru-55さんのレコには写真がありますが、私が歩いたときは夏場で草木に埋もれてわかりませんでした
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