初めての会津磐梯山は晴天に恵まれて
- GPS
- 06:37
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,249m
- 下り
- 1,242m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 6:38
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
写真
感想
今日は初めて磐梯山に登る。観光地のイメージが強くて今まで敬遠してきた感があるが、この地域の名山でもあるしやはり一度は行こうと思いやってきた。自宅からは高速を使えば2時間ほどで来られる場所だ。このぐらい走ると登れる山はぐんと増える。なぜ今まで来なかったのかなあと思うほど。
駐車場が混むかと思って早めに来たのだがこの時間ではまだがら空きだ。適当に停めてすぐに出発。ここはリフトの出発点でほとんどの人がそのリフトを利用している。リフトを使うのにためらいがあったが、800円ほどとの話なので乗るつもりでいた。ただ乗車券を買うところでリフト2回乗るので1600円と知る。400mほどの登りで1600円は高いなあと思い、ここはやはり歩くことにする。
登山道はスキー場に沿ってついている。今日は最高の天気で陽射しがきつい。夏用ではない山シャツを着てきたので暑さで汗が噴き出る。これは失敗だなあと思っていたが、木陰に入ると結構涼しい。やっぱり夏とは違うようだ。リフト道と合流するまでは誰とも会わなかったが、合流後はたくさんの人と出会う。親子連れも若いグループも年配もたくさんだ。やっぱり観光地の山だなあ。
地図を見ると途中で湿原の印があり沼の平と書いてある。山中の湿原はきっと気持ち良いところだろうなあと期待していくが、そばに行っても湿原が現れない。道は側を笹薮で覆われており湿原らしさがどこにもない。その笹薮を透かして見ると多少柔らかそうな草地が見られるがそこに行くすべはない。ちょっと残念。
櫛ヶ峰と磐梯山の鞍部で休憩。ここから振り返ると先ほど見られなかった湿原が眺められる。結構いい感じなんだけどなぜ道がないのだろう。またここから北斜面をのぞき込むと噴火の跡が生々しい。表側から見るのとは全く違う荒々しい火山の跡が見られる。
ここから残り350mほど。1時間ぐらいかなと思って登り始める。今日は結構調子が良くてどんどん歩ける。頂上直下には弘法清水小屋がある。小さな小屋で食べ物や物品の販売だけで宿泊はできないようだ。ほとんどスルーしてそのまま行くと直に頂上だった。
多くの人が休んでいる頂上だがここからの景色は素晴らしい。360度の展望が待っていた。最近あまり晴れた記憶がなく、ほとんど雲のない好天は久しぶりだ。それだけで感激だ。人が多いとはいえランチをする場所は十分ありゆっくりとランチ。そしてその後は山座同定。山が遠いこともありなかなか難しいが、男体山、白根山、燧ケ岳、越後駒、飯豊、朝日岳、月山等々それらしい山が見られる。またすぐそばには安達太良山や吾妻山もある。あとで聞いたのだが吾妻、東吾妻、一切経山をぐるっと回るコースはなかなかいらしい。泊りで行ってもいいかもしれない。あちこち眺め写真を撮っていたら1時間以上が過ぎていた。
名残惜しいがいつまでもいられない。帰るかと思って下り始めるがこの山は火山でできた山。道も段差があり岩が多く不慣れな人が結構下りでてこずっており渋滞となる。この山では仕方ないかなあ。結局弘法清水小屋まではゆるゆる行きその後はマイペースで歩く。帰路では気になっていた赤埴山に寄ってみる。一応山の名があるがひょっとしたら展望もなくひどいときには休む場所もない山になっている可能性もあったが、まだ体力的にも余裕があったのでダメ元である。しかしこれは来て大正解。広い頂上は遮るものがなく磐梯山を眺めるには格好の場所。そして何より誰もいないのがいい。コーヒータイムにはうってつけだ。ゆったりとしていると男性が一人やってきた。いい場所ですねと声をかけると、ここで人に会ったのは初めてとおっしゃる。ここは穴場なんですよとのこと。やっぱりそういう場所だったか。人のあふれている磐梯山では人との話ができないが、こういう場所では自然と話ができる。地元の方なので色々と話がきける。今日パスしたリフトはどうも今年から運航しているらしい。みんなそんな情報を知ってやって来るんだろうなあ。
コーヒを飲み終えたら、まだゆっくりしているその人に挨拶をして先に下山する。朝通ったスキー場から見る猪苗代湖もなかなかいい眺め。頂上ではたくさんいた登山者もこのあたりではほとんどいない。リフトは朝だけの運転で帰りはこの道を通るはずと思っていたのだが、違うのだろうか。ゆっくりと歩いていけば、直に車の少なくなった駐車地に到着した。
百名山だけあって人も多いが、やはり天候に恵まれるのはありがたいことだ。曇りでも山は楽しめるが晴れるに越したことはないなあと改めて思った。
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