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Yamareco

記録ID: 3567083
全員に公開
ハイキング
四国剣山

塔の丸

2021年09月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:48
距離
8.1km
登り
433m
下り
439m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:19
休憩
0:26
合計
3:45
10:26
103
12:09
12:35
94
14:09
14:09
2
14:11
ゴール地点
天候 晴一時霧
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ラフォーレつるぎ山前
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた登山道
その他周辺情報 ラフォーレつるぎ山。見ノ越に数軒の民宿と食堂。
前日のマツタケ成果。
前日のマツタケ成果。
最初はモミ林。アカモミダケはないかなー、と目を左右に走らせるが、見つからない。アカモミダケのフライをしばらく食ってない・・・。あの深い味わいはたまらないのだが。
2021年09月25日 10:32撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 10:32
最初はモミ林。アカモミダケはないかなー、と目を左右に走らせるが、見つからない。アカモミダケのフライをしばらく食ってない・・・。あの深い味わいはたまらないのだが。
来た道を振り返って。左に丸笹山、右に剣山。
2021年09月25日 11:27撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:27
来た道を振り返って。左に丸笹山、右に剣山。
センブリ。4枚花弁の株だ。
2021年09月25日 11:28撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:28
センブリ。4枚花弁の株だ。
アキノキリンソウ。
2021年09月25日 11:32撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:32
アキノキリンソウ。
大分、登ってきた。来た道を振り返る。丸笹山と剣山が左右に座して我々を見守っている。
2021年09月25日 11:33撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:33
大分、登ってきた。来た道を振り返る。丸笹山と剣山が左右に座して我々を見守っている。
センブリの5枚花弁の株。今盛りだ。
2021年09月25日 11:37撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:37
センブリの5枚花弁の株。今盛りだ。
丸笹山、剣山、そして次郎岌が右端。縦横に獣道が横切っている。鹿道だろう。西日本ではニホンジカの個体群サイズが大きくなりすぎて、その食圧に森林は耐えられなくなっている。何とかしないと。
2021年09月25日 11:39撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:39
丸笹山、剣山、そして次郎岌が右端。縦横に獣道が横切っている。鹿道だろう。西日本ではニホンジカの個体群サイズが大きくなりすぎて、その食圧に森林は耐えられなくなっている。何とかしないと。
矢筈山方向も視界が開けてきた。矢筈山、黒笠山、眺めると登りたくなる山。でも、登ってみると剣山ー三嶺ー天狗塚が何といってもいい気分。
2021年09月25日 11:40撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:40
矢筈山方向も視界が開けてきた。矢筈山、黒笠山、眺めると登りたくなる山。でも、登ってみると剣山ー三嶺ー天狗塚が何といってもいい気分。
そして全方角に展望が広がる。塔の丸を目指してのんびりと登ってゆく。
2021年09月25日 11:45撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:45
そして全方角に展望が広がる。塔の丸を目指してのんびりと登ってゆく。
リンドウ。
2021年09月25日 11:45撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:45
リンドウ。
目前に塔丸が迫って来た。
2021年09月25日 11:47撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:47
目前に塔丸が迫って来た。
広々空間。一歩進むたびにアングルが微妙に変化し、ついパチリとやってしまう。
2021年09月25日 11:48撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:48
広々空間。一歩進むたびにアングルが微妙に変化し、ついパチリとやってしまう。
どこまでも伸びやかな稜線。
2021年09月25日 11:51撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:51
どこまでも伸びやかな稜線。
剣山と次郎岌。
2021年09月25日 11:58撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:58
剣山と次郎岌。
これだけの眺望を楽しめるのも好天のおかげ。霧がでたらこの尾根はなかなかの難物に変わることだろう。
2021年09月25日 11:59撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 11:59
これだけの眺望を楽しめるのも好天のおかげ。霧がでたらこの尾根はなかなかの難物に変わることだろう。
ボケてますが、クサノオオバノギク。
2021年09月25日 12:03撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 12:03
ボケてますが、クサノオオバノギク。
塔丸山頂。この「広場」の外側は急斜面が取り巻いている。
2021年09月25日 12:10撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 12:10
塔丸山頂。この「広場」の外側は急斜面が取り巻いている。
山頂の外縁部ではなかなかの高度感を味わえる。
2021年09月25日 12:11撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 12:11
山頂の外縁部ではなかなかの高度感を味わえる。
山頂から三嶺を眺める。
2021年09月25日 12:35撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 12:35
山頂から三嶺を眺める。
ウラギンヒョウモンだろう。オオウラギンヒョウモンは四国からも絶滅したか。
2021年09月25日 12:59撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 12:59
ウラギンヒョウモンだろう。オオウラギンヒョウモンは四国からも絶滅したか。
岩の上から剣山を見る。
2021年09月25日 13:04撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 13:04
岩の上から剣山を見る。
ウメバチソウ。
2021年09月25日 13:05撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 13:05
ウメバチソウ。
再びセンブリ。
2021年09月25日 13:18撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 13:18
再びセンブリ。
白い岩。
2021年09月25日 13:23撮影 by  iPhone XR, Apple
9/25 13:23
白い岩。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ シュリンゲ

感想

9月下旬には必ず祖谷を訪ねることにしている。マツタケ狩りが目的である。昨日は実に立派なベストコンディションのマツタケを5本、名人のガイドのおかげでゲットし、さっそく炭火でホイル焼き。天にも昇る気分で酒もついつい飲み過ぎた。そして今日、晴れ渡る剣山系の秋を楽しむという計画だ。先週、六甲でひざを痛めたため、今日は楽ちんなコース取りで、夫婦池から塔丸のピストンとする。
夫婦池から貞光方向にわずかに国道を北進したところが、塔丸登山口である。道はモミの大木が天を衝く北八(キタヤツ)風の森林の中を巻いてつけられている。なぜかゆるりゆるりと下っており、もったいないなと心の中で呟きながら、それでも久々の亜高山帯的雰囲気に期待が高まる。周囲はモミの純林からブナやダケカンバの目立つ温帯広葉樹林に変わり、そうかと思えば再び苔むしたモミの森林帯へと入ってゆく。これを繰り返しながら進むうち、道は鞍部から稜線上に乗る。急に明るい雰囲気に包まれ、シラビソの若木の切れ間から剣山と次郎岌の圧倒的な山容が臨まれるようになる。それにしても、四国のフローラは不思議だ。中部山岳から北に分布し、近畿にはないダケカンバが、さらに西の位置する四国には普通に生えている。シラビソにしても、近畿では大峯にしかなく、中部山岳から北に分布するものが四国には普通に生えているからだ。東京と仙台で長く暮らし、中部山岳と東北の山々になじんだ身としては、これらの木々が懐かしい。
さて、尾根が右方向に曲がるあたりから、石灰岩と思しき大きな岩が随所に顔を出すようになる。やがて左方向に、なだらかな丸みを帯びたササ尾根の突端に塔丸が姿を現す。そしてさらに一歩、足を進めると、左手に大きな白い岩がそびえる地点となり、そんな岩の上に上がってみたりしながら、西に向かってよく踏まれた登山道を進む。その先は遮るものなき広大な笹原が広がっている。左の深い険谷を隔てて三嶺から次郎岌、剣山、背後に丸笹山のこんもりした山頂部、そして右遠くには特異な風貌の黒笠山に端正な姿の矢筈山と、全方位に素晴らしい眺望が開ける。
足元の笹原には、すでにリンドウが紫の大輪の花を競うようにつけている。北日本では花びらの開かないオオヤマリンドウが一番普通なのだが、ここのリンドウはしっかりと花弁が開いて蕊が見えているのが、自分には新鮮だ。道沿いにはやや矮性のツリガネニンジン、小さく可憐なセンブリ、黄色のアクセントをつけてくれるアキノキリンソウ、クサノオオバノギク、イワオトギリ、また、大岩のたもとにはウメバチソウ、と、意外にも多くの花々が美を競っている。この季節、花への期待を持たずにやって来たのだが、これはうれしい誤算だった。
それにしても、全方位の雄大な眺めに、気分は爽快この上ない。この雰囲気、なぜか既視感がある。そうだ、あれは山形県の北端、神室山地だ。この丸みを帯びた緑の頂稜、そしてあちこちに咲く高原の花たち。もっとも神室山地の場合、麓からこれでもか!の急登をしのいでやっと達する主稜線。こちらは鞍部まで車道が通ってお得な山旅という点が大きく違っていた。
真っ青な空のもと、雄大な笹原のなだらかな尾根を高揚した気分で進むうちに、塔丸の山頂に飛び出した。三嶺がぐっと近づいてきている。ひとしきり展望を楽しみながら、昼食をとる。名残惜しいが、いつまでもここにとどまるわけにもいかない。ゆっくりと立ち上がって、往路を戻ることとする。帰りは帰りでまた違ったアングルで眺望をほしいままにし、変化に富む稜線の姿を堪能しつつ、夫婦池へと戻ったのだった。
今夜は打ちたての蕎麦を堪能しつつ、イモ焼酎の酒盛りである。実に充実した秋の一日ではないか。

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ハイキング 四国剣山 [日帰り]
夫婦岩から塔の丸ピストン
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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