巻機山割引沢〜ヌクビ沢
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,346m
- 下り
- 1,337m
コースタイム
天候 | 文句なしの快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
現在は一般的な登山道ではないという分類なのだと思う。ルートとしては沢登りと言える。しかしながら割引沢は水線通しに行かずにほとんど巻き気味に登山道が続いている。駐車場からもヌクビ沢との指導標があるし、踏み跡も明瞭。割引沢の高巻きルートとなっている登山道を行くと白い柱状の指導票があり、沢へ降りる分岐がある。危険な個所には残置ロープもある。沢中で不安定なのはヌクビ沢に入ってからの大崩壊地。新しい落石が堆積しているが通過に支障はなかった。 ヌクビ沢は上部の周囲が狭まっている付近は側壁からの落石に注意が必要。休憩する場合は場所を考えたい。割引沢と異なりヌクビ沢は踏み跡も不明瞭な部分があるのであまり無理に高巻かず、水線からできるだけ離れないようにしたルートを選んだ方が良い。 今回は3人での山行であったが、2名沢用のフェルトシューズ。1人は軽登山靴。沢の水線にあえて降りなければ軽登山靴でも登れるルートだと思う。ただ夏期などヌメリのある時は濡れた岩に乗らないようにかなり気を使うと思われる。下山用の靴の重さが気にならなければ沢靴を履いて登ったほうがストレスが無いし、なによりもジャバジャバと水に入れるので楽しい。と。水中突撃系の私は思う。 この年はヌクビ沢の紅葉はすでに終わっている感じでした。井戸尾根も下部のみ色付いていました。沢中で紅葉を楽しむなら10月中旬頃が良かったようです。 |
写真
感想
紅葉の山を求めて。巻機山へ。この山には過去に米子沢から登っているのですが、今回も沢コースからの登山としました。ルートは割引沢〜ヌクビ沢を経て割引岳と巻機山の鞍部に出るコース。昔は登山道として地図に載っていたようですが、現在はバリエーションとして考えた方が良いと思います。ただ。沢登りとして考えるとは容易です。一般的な登山道としては不明瞭な個所もあるので上級者向きでしょう。そんなルートなので週末なのに登山者も少なく、静かな山登りを楽しめました。紅葉はちょっと残念でした。今年は少し行くのが遅れて肝心の上部は終わっている状態でした。
ルートを調べっている段階ではもっと沢登りらしいものかと思っていましたので正直言って拍子抜けでしたが、景観は沢登りそのもの。スケール感も想像以上でした。尾根ルートのオーバーユースを考えるとこちらを若干グレードの高いサブルートとして整備した方が環境にも優しいのではないかと感じたりもしました。岩盤の沢床を歩けば登山道の拡張も植生への影響も少ない気がします。それにしても井戸尾根のゴミの多さ、休憩ポイントの尿の臭気には参りました。日本百名山という分類になってしまったが故の問題はこの山だけではないと思いますが。
巻機山の山頂の標識が数年前に米子沢を登った時とは位置が違うのに戸惑いました。以前は最高地点にあったはずなのですが、標識が新しく異なる場所に移設してありました。なるほどな事情はすぐ理解しました。それは正しい方法かもしれませんね。しっかりと実の山頂へも登りそこで大休止してきました。
今回はデジタル一眼レフを持参しました。残念だったのが米子沢と違い井戸尾根の西側になるので日当たりが悪く、いつも日陰な写真ばかりになってしまったこと。いつか再びじっくりと紅葉期に米子沢にも撮影主体で訪れてみたいと思ったのでした。
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