孫惣谷林道から水松山中尾根取り付きへ
- GPS
- 08:04
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,329m
- 下り
- 1,432m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 8:05
8:01 中日原バス停
8:04 稲村岩を経て鷹ノ巣山方面登山口
8:13 観光用公衆トイレ
8:33 鍾乳洞バス停
9:03 天祖山を経て雲取山登山口
15:33 日原駐車場
16:01 岩松尾根バス停
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・孫惣谷林道は砂利道ですがかなり固く踏み固められています。スニーカーが良いかも。 ・登山口から中尾根取り付きまでは整備されていない、廃道に近い状態です。地形図にも守屋地図にも記載はありません。 ・飛び石での渡渉や沢の中州を遡上する箇所もあり、増水時は危険です。 ・孫惣谷沿いは崩れやすい高巻きです。 ・道迷いや寄り道が多数あったので、GPSログは参考程度にして下さい。 ・奥多摩工業は日祝日に操業している事もあるようです。 ・15時台は便が無い東日原バス停ですが、臨時便が出る事もあるようです。 ・核心部は以下の略図が非常に参考になりました。 https://www.yamakei-online.com/cl_record/image_display.php?id=1647142 |
写真
感想
このところ何をするにも勿体無い程の秋晴れが続いている。そこで喧騒とは無縁な天祖山のマイナールートに行く事にした。孫惣谷林道から水松山中尾根を登り、表参道を降りる。東日原起点では20kmを越える距離だ。行けたら行くし、水松山で引き返しても構わない。
ところが起床時から腹の具合が悪く、東日原でバスを降りて便所に駆け込んだ上、小川谷橋そばの便所にも寄った。快眠だったはずがすっかり気力を失った。事前のネットの調査でも、最も難しいのは登山口から中尾根取り付きまでだと判っていたので、せめてそこまでは行って、次に繋げよう。
孫惣谷林道を延々と登る。固いダートだが、自然林の景色は良いし人も車もバイクも無い。林道の末端はゲートで塞がれていて、そこからは奥多摩工業の現役の砕石場だ。奥多摩登山詳細図ではこのまま中尾根の末端まで行くように見えるが、実際にはゲートの手前に「登山者はこちら」との誘導がある。
ここからが核心部だ。まずは林道を見下ろしながら短い九十九折れを100m程登る。幸い、新し目の赤テープもあった。右手(東側)に見える枝道は全て無視。道が左に巻き始めて暫くするとモノレールが樹間から見える。そこで道は下る。麓の道が見える程に下った先に道標があり、モノレールの方へ誘導される。モノレールを潜って更に下ると孫惣谷に着いた。
左手にあたる下流側には導水口が見える。その右手に降りると対岸に「この先鉱山施設。立入禁止」の掲示板が迎えてくれる。更に目の前の中尾根ではなく沢を辿るよう掲示板がある。そのまま苔生した木の桟橋を二つ渡ると、右岸に道は無くなった。
ここで左岸に戻る。上の方に古い石垣が見えている。下流側にトラバースして取りつく。ここからもぐずぐずの細い道で気が抜けない。
左岸を数十メートル進み、奥に林班標識を見た辺りで左岸道は終った。見ると谷のど真ん中に二つ連続して赤テープがある。ふらつく身体を制して進むと、右岸に苔生した石垣が現れた。
そこからは長いスパンの九十九折れで中尾根に着いた。そこからは400m差で水松山だが、今日の体調では無理だ。そこで小一時間過して引き返した。
引き返えす途中で、水松谷をそのまま下って砕石場内の道に辿り着けるか試したが、簡単に降りれそうなルートは見つけられなかった。そこから先の林道沿いの高巻きにより低い経路があるかを探したものの、それも見つからなかった。前者は体力に余裕があれば問題ないかもしれない。
コロナ禍で鬱々とした自意識を貯めている上に、計画を達成できない未練を重ねたまま、長い林道を帰った。
元々公式の登山道ではないので整備されていないのは止むを得ないが、尾根末端からの経路に比べ、企業の敷地である砕石場を迂回するには大袈裟で危険も多い道だと思う。休日にこっそり抜けるのではなく、尾根末端までは通れるようにするか、他の折衷案はありそうに思う。
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