紅葉真っ盛りの月山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 828m
- 下り
- 809m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
なだらかな山で危険な個所はありません。 |
写真
感想
朝、宿の前を散歩したときは曇り空に時折パラパラとしていた。天気が心配だが天気予報は登山日和とのこと。
リフト乗り場下駅で荷物を預け身軽な格好で登山ができる。
月山は、月の山といわれるようなゆるやかな優しい山である。日本百名山で深田久弥は次のようにいっている。「牛の背のようにゆったりと伸びていた。どんな山でも頂上のあたりはいくらか鋭く立っているものだが、月山にはそれがない。撫でたような緩やかな線であった。」
また「山形県は、鳥海、蔵王、吾妻、飯豊、朝日など、山の多いのを誇りにしているが、それらの山々は皆県境にあるので、実は隣県との共有である。ところが月山だけは完全に山形県のまんなかにある。」ともいっている。
みちのくの出羽(いでは)のくにに三山(みつやま)は ふるさとの山恋(こほ)しくもあるか
斉藤茂吉はこのように詠んでいる。
「優しく― それが月山である。北の鳥海の鋭い金字塔と対照するように、それは優しい」
月山はそんな山なのである。
最初ガスがかかっていたが リフトを降りると急にガスが晴れ、目の前いっぱいに草もみじが。いったい何なんだ、これは!月山頂上も見える。姥ヶ岳(うばがたけ)経由で登った。この紅葉はいったい何なんだろう。山一面が黄色に赤に緋色にオレンジに、緑になっている。何度も立ち止まり写真を撮るがはたして見た目通りに撮れているだろうか。山全体なのでなかなかカメラのファインダーに収まリ切らない。鮮やか、錦の絨毯、パンフレットで見るような絵錦。自分の筆力ではこの景色を文章に表すことができない。リフト下駅は朝気温が13度あったが、月山頂上も13度。お昼になって陽は暖かいがさすがに風は強く冷たい。
下山途中も何度も立ち止まりシャッターを切った。家に帰ってみればきっと同じような気がするが、やっぱり撮ってしまう。最後の下りのリフトに乗ってからもまた写真を撮り続けてしまった。この景色を独り占めするのはあまりにもったいない。頂上から下る途中で雪が少し残っている。2000メートルに満たない山で万年雪があるのはめずらしいらしい。
このまま降りたら帰りのバスまで二時間余りあり。少し早めに降りてきたらもう一本前のバスに乗れるかと思って早足で降りてきたが、一本前のバスは一時間前に発車していた。仕方がないので地ビールと山形名物の芋煮で時間をつぶす。二時間あると飲みすぎそう。姥沢発、西川IC行きのバスに乗った。10時台、12時台、15時台、17時台の一日4便の町営バスである。
乗客の登山者は山形県内と県外から来た人が半々ぐらいか。何となくしゃべる言葉でわかる。西川バスストップで山形行の高速バスに乗り換えるがこれまた一時間半待ちである。
近くに酒蔵資料館がある。西川バスストップ近くの国道に看板があった。高速バスの時刻表が変わって待ち時間が長くなったと運転手さんがいう。それからしばらく走り、バス停に着いたところでその待ち時間に酒蔵資料館に行こうと思う、と話した。運転手さんは「このまぬってくろ」と言った、「このま?」「ぬってくろ?」 どういう意味?しばらくして、酒蔵資料館は少し離れているから「このまま乗っていてくれ」という意味だとわかった。そのあといろいろ話しかけてくれたが八割方わからなかった。そのままバスで酒蔵資料館まで送ってくれた。資料館はわずかな時間ではあったが、うまい酒ができる条件とか、昔の酒造りの道具とか展示してあり、また地酒とチーズを調達でき待ち時間で飲むことができた。
kimicocoです
どの写真もすべて美しくて思わずすべての山行記録を拝見させていただきました。拍手を送ろうにも大変だということに気づき、コメントで失礼します。
息子さんも立派な山男でカッコいいです
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