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記録ID: 3603164
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ハイキング
中国山地西部

桂木山 - 荒廃の『日の峰谷詰めコース』

2021年10月06日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:51
距離
5.1km
登り
499m
下り
498m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:38
休憩
0:14
合計
2:52
距離 5.1km 登り 499m 下り 499m
10:15
20
スタート地点
10:35
0:00
8
登山道入口(林道カーブ)
10:43
10:49
70
天然記念物『桂木山のカツラ』
11:59
12:07
60
13:07
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道36号線を『日吉神社』の案内に従って曲がり、日吉神社から右へ逸れるように『日の峰集落』へと登っていきます。
駐車可能地は林道を詰めた辺りに点在していますが、大きな枯松が倒れていたり(R3.10.6時点)、未舗装路のため石がゴロゴロ転がっているので、集落手前の『如意ヶ岳』登山口駐車場に停めて歩くのが良いかと。
コース状況/
危険箇所等
元々の登山道がどのようなものだったかは知りませんが、少なくとも現時点では登山道と呼べる状況ではありません。
度重なる豪雨により沢や登山道、山肌がえぐられ、倒木も多く存在します。
所々で「あぁ、ここが道だったんだろうな」と思える程度です。
また、登山道入口を示すものや案内標識の類は一切ありませんので、地形図や他者のログ入り地形図などをプリントアウトして持って行くことをお勧めします。
スマホの電波は嘉万地区から林道に入ると徐々に悪くなり、以降、山頂近くに登るまで全く入りませんので、ネット上の地図を利用する方(ブログなどの地図を閲覧しつつ登る方)は事前のDLが必須作業となります。
(ちなみに当方はdocomoユーザーです)
麓、嘉万地区の
『日吉神社』
麓、嘉万地区の
『日吉神社』
参拝を済ませ、いざ出発
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参拝を済ませ、いざ出発
日の峰集落を過ぎると未舗装路(林道)を1.5kmほど走るので、『如意ヶ岳』登山口の駐車場を利用するのが良い
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日の峰集落を過ぎると未舗装路(林道)を1.5kmほど走るので、『如意ヶ岳』登山口の駐車場を利用するのが良い
今回私はここに駐車
(車が大事な方はここまで入らないほうがイイです)
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今回私はここに駐車
(車が大事な方はここまで入らないほうがイイです)
この日、幼蛇を含め4匹のヤマカガシを見た
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この日、幼蛇を含め4匹のヤマカガシを見た
ここが登山口(標示類は一切ない)
林道は沢を跨ぐように右へ急カーブを形成しているが、その沢に沿って入って行く感じ
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ここが登山口(標示類は一切ない)
林道は沢を跨ぐように右へ急カーブを形成しているが、その沢に沿って入って行く感じ
こんな滝もある
何て彫ってあるか判読できない石標
何て彫ってあるか判読できない石標
カツラの巨木
説明書き
天然記念物のわりにぞんざいな扱い
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説明書き
天然記念物のわりにぞんざいな扱い
倒れた大枝の上にあった蛇の抜け殻
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倒れた大枝の上にあった蛇の抜け殻
度重なる雨によって、登山道の痕跡は消失
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度重なる雨によって、登山道の痕跡は消失
「道はどこ!?」というレベル
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「道はどこ!?」というレベル
セキヤノアキチョウジ?
1
セキヤノアキチョウジ?
なんぞっ?
こっちに何かあるのか?
609ピークへの道?
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こっちに何かあるのか?
609ピークへの道?
ここは道がしっかり残っている
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ここは道がしっかり残っている
...と思って気を抜くと、すぐこうなる
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...と思って気を抜くと、すぐこうなる
ヒメスズメバチ
30cmまで近づいて撮ってみた
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ヒメスズメバチ
30cmまで近づいて撮ってみた
ホシデアマビコヤスデ?
体長5〜6cmあった
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ホシデアマビコヤスデ?
体長5〜6cmあった
苔と胞子体
ヤマアイかな?
あちこちに群生してた
ヤマアイかな?
あちこちに群生してた
勾配が急になり、ザレてきた所で谷が二手に分かれる
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勾配が急になり、ザレてきた所で谷が二手に分かれる
鹿の角研ぎ跡はあちこちある
鹿の角研ぎ跡はあちこちある
谷の間の尾根に当る部分を登ることにしました
※左手に本来の登山道があるしいですが、現在の状況は確認できてません
谷の間の尾根に当る部分を登ることにしました
※左手に本来の登山道があるしいですが、現在の状況は確認できてません
しばらく急登に喘ぎ、右に行くと明るい尾根道らしき空間に出た
恐らく、南西に伸びる尾根を登る『巡視路コース』ではないかと
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しばらく急登に喘ぎ、右に行くと明るい尾根道らしき空間に出た
恐らく、南西に伸びる尾根を登る『巡視路コース』ではないかと
数分後、突如現れた石祠に参拝
ようやく山頂!
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数分後、突如現れた石祠に参拝
ようやく山頂!
こちらの石祠、妙見社にも参拝
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こちらの石祠、妙見社にも参拝
二等三角点
西方向には『花尾山』
廃墟は雨量観測小屋?
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西方向には『花尾山』
廃墟は雨量観測小屋?
南側にはカルスト台地
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南側にはカルスト台地
さて、降りますかね
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さて、降りますかね
登ってきた急登具合がよく分かる
登ってきた急登具合がよく分かる
ほんとデカい
林道まで戻った
立派なアケビ
駐車地到着
あとは林道をガタガタバキバキ走るだけ
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駐車地到着
あとは林道をガタガタバキバキ走るだけ
麓の青景地区から見る桂木山
麓の青景地区から見る桂木山

感想

そういえば美祢の『桂木山』には登ったことがなかった。
10数年前、登った人の感想を聞いて以来、登る気が全く起きなかった。

でも、今回意を決して登ることにした👍
選んだのは『日の峰谷詰めコース』
美祢市秋芳町嘉万地区に流れる『日の峰川』を遡るように山頂を目指すコース。

『日の峰集落』を過ぎると林道となるが、大きな枯木が倒れていたり、
石もゴロゴロしているので集落手前にある『如意ヶ岳登山口駐車場』に停め、ウォーミングアップがてら、のんびりと歩いていくのが良いと思う。

が、このコースは度重なる豪雨に削られたのか登山道はほぼ消失しており、
僅かな痕跡が時折みられる程度なので、余程の物好きか、ベテランにしかお勧めしません。

山頂まで標高差で約150m、直線距離にして200mほどの辺りから急登となります。
その先、谷が分かれている箇所でどっちに進むべきか悩みましたが、どこにも案内標識はなく、登山道も雨に削られ、遥か手前から消失しています。
また、谷を訴状するのは現状を見ると落石やスリップといった危険があると判断し、
二つの谷に挟まれ尾根のようになった箇所を登って山頂へ直登する形になりました。

※帰宅後に調べたところ、この谷の分れる辺りで左側に大きく戻るように道があると分りました。
この道は『白糸の滝』から登る旧道コースに繋がっているそうです。

...とはいえ、コース途中にある町指定天然記念物の『桂木山のカツラ巨樹』は見応えあり。
林道から登山道に入って約5分のところにあるので、コレだけ見るのはありかも。
ただ、林道から登山道に入る箇所周辺に案内標識の類は全くないので注意が必要です。

結論としては、このコースはアクセスもしにくく登り難いため、お勧めは出来ないです。
最早、廃れるのを待つのみといった感じです。

山頂からの眺めは南側に秋吉台、西に『花尾山』を望む程度です。
また、山頂にある二つの祠は『花尾山』にあるものとよく似た作りとなっており、
それぞれが麓の二つの集落(日の峰集落・青景集落)の方を向いています。

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