乗鞍岳 - 富士見岳〜剣ヶ峰
- GPS
- 02:40
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 402m
- 下り
- 399m
コースタイム
- 山行
- 2:22
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
アルピコ交通 - 乗鞍山頂(畳平)〜休暇村 1650円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はありません。 登山道はロープで指定されており、域外への立ち入りは禁止されているはずです。 ザレやガレは多く見られ、転倒しないように。 浮石も少なくなさそう。 露岩地帯は雨後などで濡れていると、滑りやすそう。 登山適期には多くの人が訪れるようで、初心者から上級者まで、小さな子供から老齢の方まで、幅広い層が集うとの印象。 山ではどういうことが起こり得るかとか、その辺りを考えた事がないと言うか、単に観光の延長で訪れている人もいるのでしょう。 色々な意見はありそうだけど、お互いに譲り合って気分良く歩くようにしたいですね。 以下は私見で構成されているので、ご注意を。 3年前に訪れた時よりも人出はずっと多く、所々で渋滞が発生していました。 その時に山頂で見た光景からすると、今回の山頂手前での渋滞は記念撮影によるものの可能性が高そうな。 その辺りには道幅の狭い区間があり、この日のように多くの人が訪れている状況では、通行をスムーズに行うためには、山頂での長居は好ましくないと個人的には感じます。 しかし、おとなしく列を守っている人が多かったのを見ると、僕のように記念撮影をするつもりのない人は少数派なのかも知れません。 多数派が現状を形成するものだとすれば、僕のような人がこのような時期に、このような時間帯に慌ただしいスケジュールの中で登頂しようとしたのは間違いだったのでしょう。 不確かな認識のままに訪れてしまい、互いに不快な思いをした可能性が高く、非常に残念でした。 |
写真
感想
3年前に家族4人で訪れた乗鞍岳。
その時は父の体調が万全ではなく、両親は最高峰の剣ヶ峰の登頂を果たさず。
そのような経緯があっての再度の乗鞍岳だったはずなのだけど、確保できる日数なども影響しているのか、今回も予定の時間内での両親の登頂は難しそう。
予定がほぼ確定した段階で意見を言ったのだけど、それは反映されず。
そんな中で、『行ける所まで一緒に行く』との事で出発だったのだけれど、どうなりますか。
今回の予定を簡略に記すと、初日は乗鞍高原まで、2日目に乗鞍岳へ、3日目は戸隠神社となっています。
この欄には2日目のみの記述とし、前後の写真を少々。
休暇村バス停からのバスに乗っての出発で、詳細は書かないのだけど、ここでもストレスを感じるような行動があり、先が思いやられる?
そのような思いとは裏腹に素晴らしい天候で、標高が上がると車窓からは青空に映える紅葉が見られるようになる。
広がる光景も雄大で、やはり素晴らしい。
終点の畳平バスターミナルから歩き始めるはずだったのだけど、標高2716mバス停に予定変更だとバスに乗車してから初めて変更を告げられ、心のざわつきが発生するのは当然なのだけど、できる範囲でそれを抑えつける。
県境に存在するバス停に到着し、下車です。
ログ取りの開始や写真の撮影などもあり、みんなよりも遅れての出発。
ちなみに、9時スタートで、12時6分のバスで帰路に就くので、行動時間は約3時間。
まずは富士見岳へ。
バス内で予定変更を聞いた時、ここの登り下りで両親が疲れてしまったり、余分な時間を消費してしまうのではと思ったのだけど、剣ヶ峰への登頂が難しそうな事を考えると、どんな形であれ、登頂をしておくのは良いとも思ったのです。
少し登って振り返ってみると、秀麗な山容の笠ヶ岳が遠くに見え、その右側には槍穂の山塊がうっすらとガスをまとっている。
前回よりも遠くまで見通す事ができ、贅沢な眺めとなっている。
すぐに追いつき、ペースを合わせてゆっくりと登って行きます。
後から登って来られる方に道を譲りつつ高度を上げて行き、富士見岳山頂に到着です。
山頂は賑わっており、人が写り込まないように山名碑を写すのが難しい。
撮影を終えると、下りへ。
摩利支天分岐でみんなに追い付き、ゆっくりと歩いて行く。
肩ノ小屋に付き、その前の広場で休憩。
結局、母はこの先には進まないとの事で、『行ける所まで一緒に行く』は実現せず?
父は兄とゆっくり行ける所まで行くとの事で、僕だけで山頂を目指す事に。
バスの時刻を考慮すると、時間の余裕はあまりない。
道が空いていれば問題なさそうだけど、かなりの人出だし、ちょっと心配。
道幅が十分にある所では、先行している人をささっと抜かして行くべく、歩を進める。
今年の夏場は14kgぐらいの荷物を背負って山行に赴いていたので、この日の荷物はその3割程度ぐらいで、逆に不安になるぐらい軽い。
日々の鍛錬の成果はあるのだと実感。
標高の高さによる空気の薄さで息は上がりやすいのだけど、人の流れの関係で止まらざるを得ない機会が多く、呼吸が苦しくなるほどではない。
黙々と登って行くにつれて人は多くなり、渋滞が見られるようになる。
時間が気になるけど、仕方がない。
辺りを見渡すと雄大な風景が広がっているのだけど、どうも心から堪能できない。
蚕玉岳を経て、頂上小屋へ。
ここを過ぎると、またしても渋滞に捉まってしまう。
この時点では渋滞の理由が分かっておらず、時間もないので、列を逸れて進んでみると、どこからか「みんな列に並んでいます」との趣旨の声がかかり、どうやら山頂まで続く渋滞で、3年前に見た光景からすると、記念撮影を待つ列のよう。
でも、こっちは時間の余裕はないし、自分が写り込むような記念撮影をしようなどという気は皆無で、山頂を踏んだら、即下山ぐらいのつもり。
渋滞の列にほぼ動きはなく、下りて来る人もほとんどいない。
さっきの言葉に縛り付けられ、前へは進みにくい。
ああ、京都北山なら、こんな事は絶対に起こらないのに。
何となくで想定していたタイムリミットが迫りつつある頃、後ろから列を逸れて登って行く人があり、少し考えた後、僕も先へ。
山頂の社の裏は少しスペースがあり、ここを今回の到達点とする。
真の登頂はできていないのかもだけど、この条件下での現実的な意味での登頂としたい。
少しだけその場の空気を感じ、数枚の写真撮影のみの滞在とする。
後は安全に下山するのみで、青空とは対照的な心持ちに影響を受けないようにする必要がある。
下山中もたくさんの人が登って来られ、人気の山だと痛感させられる。
僕のような人が来るべき山じゃない?
そつなく歩き終え、肩ノ小屋前の広場に到着。
みんなはもう先へ行ってしまったよう。
後は平坦な道となり、バスの発車時刻にも余裕で間に合いそうなので、気が抜けたように歩いて行く。
後味の悪さを引きずったまま歩き終え、この日の山行はおしまい。
今回はせっかくの遠征だったのだけど、自分の心の在り方にも問題があったのか、上記の通り、楽しさを感じられるような山行とはならず、非常に残念でした。
10月3日に摂取したワクチンの副反応なのか、その後の平日は頭痛に悩まされ、気分転換ができるかと期待していたのだけど、それは叶わず。
まだ微妙にこの日のモヤモヤを引きずったままのような気がします。
あの最後の渋滞でかけられた言葉には、今でも納得できない部分があります。
安全に進むために渋滞が発生するのは仕方がないけど、記念撮影のために狭い山頂に長く滞在する事で渋滞となるのは良いとは言えないのでは?
記念撮影などするつもりのない人もいるだろうし、道の狭い区間に滞留すると安全面でも害となる可能性がある。
絶対正義のように「みんな列に並んでいます」系の事を言われても、それはあなたにとっては正義かも知れないけど、と思うのです。
少数派かも知れないけど、そう考える人もいると表明しておきたい。
なお、今回は4人での山行でしたが、大半の区間は単独で歩いており、これまでの慣例通り、単独行という扱いにしました。
以上、ネガティヴなトーンのレコとなってしまい、貴重な時間を費やして見ていただいた方には申し訳ないです。
次回からは気分を切り換えて、普段通りの山行をできればと願っています。
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