子持山獅子岩
- GPS
- --:--
- 距離
- 2m
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
コースタイム
・11:14-11:47 3P(5.7)…geraniumリード
・11:52-12:?? 4P(5.8)…mfさんリード
・12:45-13:27 5P+6P(5.7)…geraniumリード
・13:33-13:55 7P(5.7)…mfさんリード
・懸垂下降 4回 約1時間10分 計約5時間(終了点での大休止を除く)
※最高ピッチグレード5.8
天候 | 曇りときどき小雨のち晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
子持神社参道の大鳥居を車でくぐり、直後の二股を右へ進むのがポイント。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
[取りつきまで] 7号橋駐車場から登山口へ。 屏風岩を経て獅子岩(一般道)方面へ向かい、「この先危険」の道標に従い左へ水平移動すると、途中に岩場へ上がる踏み跡がある。 [ギア] 完全なボルトルートなので、ナチュラルプロテクションは不要(使えない)。 ピッチをつなげる場合、中間支点だけでクイックドロー12本以上は必要。 ロープは50mのダブルを使用した。 [下山] 靴を持って登りたくなかったのと、この日は我々を含め3パーティしか登っていなかったので懸垂下降で下りたが、一般登山道を歩いて下りたほうが速い。 [温泉] 白井温泉こもちの湯 公衆浴場だが、1時間250円と安い。源泉かけ流しで露天風呂もある。 同じ敷地内に「こもち庵」という蕎麦屋があるのも便利。 |
写真
感想
子持山獅子岩(5.8)にオンサイトトライ。
無事にオールフリーで完登しました♪
スポーツルートと言ってもいいボルト間隔で、ほとんどいつ墜ちてもいい感じなので、緊張感もなく楽しめました。
もちろん完登したいので、墜ちないように頑張りましたが(^^)。
岩自体はフリクションがよく効いて登りやすい。硬く安定しているので、落石の心配もありません。
ボルトでラインが示されているので、オブザベやプロテクションのスキルアップにはつながりませんが、初心者が純粋なスポーツクライミングとして楽しむにはいい感じです。
ピッチグレードはよく言われるように1グレード上かな?と言った印象。
全体がそうだというわけではなく、何ヵ所かある核心がグレード以上なのではないかと思いました。
単にライン取りを間違えただけという可能性もありますが…。
逆層スラブで最初から嫌らしいという風の噂も聞いていましたが、3P目まではガバが豊富にあり、びっくりするぐらい簡単じゃない?などと思っていたのですが、4P目以降はムムム?と迷ってしまうようなところもあり、かなり時間をかけてしまったような…。
(ちなみに3P目の最後は、リーチのない人は2グレードぐらい上に感じるかもしれませんが。)
自分が核心だと思ったのは、4P目中間部と6P目最後の薄被り乗越。
前者は結局どうやって突破したのか覚えていない。
ボルトの左側を登ろうとして行き詰まり、一旦クライムダウンして、リードしたmfさんにどのラインを登ったか聞いたら全然覚えていないという返事。ウググ…。
最終的にはボルトの右側を無理やり登ったんだったっけかな?
後者は左サイドの土の部分に逃げれば簡単なのは分かったが、いくら何でもそれでは情けないので何とか右側を突破した。
フォローのmfさんも苦労するだろうな~と上から目線で見ていたら、何と自分が登ったラインよりさらに右に気づかなかったガバがあり、それを掴んであっさり登ってきた(^^;。
失敗もいくつか。
5P目はラインが左右に分かれていて、出だしが簡単そうな左のラインに誘いこまれてしまったものの、ボルトが1つしかなく、その先は遠くにリングボルトがあるだけ。そして、そこから右に戻ったところが終了点。
もはやクライムダウンできないところまで登ってしまったので、絶対に墜ちないという見極めをしてランナウトしたまま登った。
ボルトルートは、まずボルトに目がいってしまい、全体のオブザベが疎かになってしまうので要注意でした。
もう一つは、6P目終了点を間違えたこと。
ちょっと上がれば一般登山道と合流する安定した場所があり、7P目の取りつき部にビレイポイントがあったのに目に入らず。
しなくてもいいハンギングビレイをしてしまった。
終了点らしきものを見つけると、周りに目がいかなくなるという同じような失敗です。
ほかにも、懸垂下降でセルフビレイを取る位置が悪くて手間取ったり、オートブロックを間違えたりと細かいミスがあって、マルチは定期的にやっておかないと身につかないなーと反省。
そもそも懸垂下降なんかしないで歩けば、あっという間に取りつきまで戻れたみたいなのですが(^^;。
と反省点は色々あったものの、オールフリーで登れたのでまずは満足です。
初心者向けのマルチルートのネタが段々少なくなってきたので、フリーのグレードを上げていかないと。
まずは、オールフリーでオンサイト、めでたし!
5.7〜5.8の易しいルートとはいえ、7P中で1回でも落ちればオンサイトではなくなってしまうので、素直に喜びたい(そのぶんプレッシャーも・・・)。
子持山はクライマーしか登らないマイナーな山かと思っていたら、一般登山者がたくさんいてびっくり。
何かご利益があるのだろうか?(子持山だから子宝・安産? でもオジサン・オバサンばっかりだったなあ)
逆に獅子岩はロクスノにも紹介されて混雑しているかと思ったら、自分たちを含め3パーティーだけだったようだ。
天気予報では、群馬県北部は雨、南部は晴れ。
子持山は群馬県のほぼ中央にあるので、どっちになるのかわからなかった。
取り付きに着いてみると、岩の下部が濡れていて、わずかに小雨もぱらついている。
いきなりgeraさんが「早めに転進したほうがいいんじゃないですか〜♪」と消極的発言をかますが、いつものことなので軽く無視して登攀準備。
そのうち青空が出てきて、コンディションは問題なし。
自分にとって核心は、3P目のフレーク上部のガバを取るところだった。
リーチがあれば普通に届くのだが、自分は右足のカチに乗り込まないと届かず、取りにいく瞬間のバランスが悪くてもう一方の手(甘め)が外れたらフォールしてしまう。
何度も行ったり戻ったりを繰り返し、最後は覚悟を決めて五分五分の確率で取りにいったら取れた!
ふう〜。
フォローだから思い切れたが、リードだったら突っ込む勇気があったかどうか。
ただ、自分はボルトのある左側から登ったが、少しクライムダウンするとフレークの右側にトラバースでき、そこからレイバックで登れるようだ。
核心といわれる4P目は、右へ行ったり左へ行ったりライン取りが複雑だった。
確保支点直前にトラバースがあるので、リードよりフォローの方が怖そう。
5P目か6P目の途中にあるスラブは、最初は傾斜が急で、ホールドに気づかないとどう登ればいいのか迷うところ。
ホールドにはチョークがべったりなのだが、下から見ると気づきにくい。
自分は上にいるgeraさんに教えてもらった。
獅子岩はビレイしているリードからフォローが見えるピッチが多く、その点は安心感があった。
おまけ(?)の7P目もなかなか侮れず、自分は途中で楽な右側に逃げてしまった。
中間支点はRCCボルトが打ってある。
ロクスノには「終了点がなく、肩がらみでビレイ」と書いてあったが、自分は大岩にメインロープを巻いて確保支点とした。
今回は、全体的にハイステップを多用した気がする。
岩のフリクションがすごく良くて、ちょっと微妙なホールドやムーブ、スメアでもまったく滑らなかった。
ミスもいろいろと。
まず、確保支点にカラビナ1枚で掛けていたアタックザックを外した拍子に、カラビナを下に落としてしまった。
自分はショートルートでもマルチでも、1日1回は必ず何かを落とす。
そのたびに猛省して、直したいとは思っているのだが・・・。
ただこれは、カラビナ1枚で掛けていたことにも問題がありそう。
ヌンチャクで掛けていれば、ザックを外してもヌンチャクが落ちる心配はない。
いくら気をつけても人間はミスをするものだから、原理的にミスが起こらない方法を用いることも必要だと思った。
次に、同じく確保支点でアタックザックを掛けていたカラビナを、回収し忘れて登ってしまった。
このときは後続パーティーのリードに追いつかれて、同じ確保支点(残置ボルト)を使っていたので「そこにあるものすべてを回収しなくてもいい」状態になっていたのと、後続を待たせてはいけないと焦る気持ちがあったため。
所要タイムを見ると自分たちは決して遅すぎではなかったようなので、一言「待たせてすみません」とお詫びしたら、あとは自分のことに専念すべきだった。
そのほか、久しぶりの懸垂下降で「オートブロックはどう作るんだっけ?」と迷ったり。
やっぱりロープワークの復習・実践は定期的にやらなければいけないと思った。
とにかく全体的に手際が悪い。
ひとつ不思議だったのは、自分がリードでgeraさんがフォローのとき、なぜかgeraさん側のロープが3重くらいに捻れてしまっていたこと。
リードが確保支点に着いてロープを手繰り上げるときに捻れてしまって、その人が次にフォローで登るときに現れるのかな?
でも、人間自体がロープをくぐるかまたぐかして回転しないと、ロープは捻れないと思うのだが・・・。
コメント
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オジサン、オバサンばかりだったなんて!(笑)
取りつきで岩ガール?山ガール?に偶然遭ったじゃないですか。(^^)
mj嬢とお仲間の「どうして申し込んじゃったんだろう」嬢たちに(^^)。
子持山全ピッチオンサイト!
おめでとうございます!
5.8とは言え、連続4時間はこたえますねー。
mfさん小雨でも突入するなんて、ついに手のひらに吸盤が生まれたんでしょうか?
ジェラさんがパートナーを落とさなくてよかったですね
僕も岩ガールを見学しに子持山に行こうかな?(登山のほうで)
また行く時があればレコ参考にします!
落とすのはワタシではありませんよ。
ワタシは落とされる方です。
マルチもいいですよ。
来シーズンはぜひご一緒しましょう!
(瑞牆はムリですけど。 )
geraさん>
あいや、もちろん取り付きで会ったお嬢様方はオバサンに含まれていません(笑)。
というか、我々自身がオジサン・・・。
調べてみると、子持山はやっぱり子授けのご利益があるんですね。
kozzzzyさん>
ありがとうございます(^.^)。
登り始めるときには、小雨はやんでいたんですよ。
途中でごくわずかにパラつきましたが、フリクション抜群で全然問題ありませんでした。
geraさん、mfさんお疲れさまです。
着々と岩を攻略していってますね。
まだ登山口から歩き出せてない私にはうらやましさだけが募ります
ご一緒できるようになるにはあとどれくらいかかるのやら。
ところで私はI塾生ですが、女性らしい登攀ネタがわかりません
もしkanosukeさんが一緒だったら、きっと大雨が・・・(ガクブル)。
しかし、雨で講習が受けられないっていうのは辛いですね。
今度こそ晴れることを願ってます。
「女性らしい・・・」については、I塾のブログ(過去分)を見るとわかります(^.^)。
我々がいるのはせいぜい一合目ですよ。
今から登山口を出発しても十分間に合いますって。
ただし雨が降らなければですけど。
昨日kanosukeさんの雨男っぷりが話題になったとき、超晴れ女を自称するH子さんが、私が一緒に行ってあげるう♪と仰ってましたよ!
酔っ払ってただけかもしれませんが。
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