西上州・諏訪山(楢原登山口)
- GPS
- 09:25
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,289m
- 下り
- 1,272m
コースタイム
06:47 橋ノ沢の尾根
06:49 大江権現堂(拝礼) 06:51
06:53 橋ノ沢の尾根(諏訪山まで4,830m)
07:22 小倉山 07:24
08:15 八海山堤頭羅吒神王堂(諏訪山まで3,283m)
08:36 湯ノ沢の頭(諏訪山まで2,828m)
09:25避難小屋跡
10:18 三笠山 10:25
11:07 諏訪山 11:37
12:03 三笠山
12:44 避難小屋跡
13:36 湯ノ沢の頭
13:57 八海山堤頭羅吒神王堂(拝礼) 14:00
14:20 御嶽山座王大権現
14:40 橋ノ沢の尾根
15:13 橋ノ沢
15:25 楢原登山口
天候 | 曇り(ガスガス) |
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過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■復路:楢原林道終点(15:30/185km)−楢原林道−R299−県道45号−<下仁田>−R254−<下仁田IC>−上信越自動車道−<藤岡JCT>−関越自動車道−(渋滞35km)−<大泉JCT>−外環自動車道−首都高速−都内(20:00/370km) ■駐車場 楢原林道終点に普寛堂というお堂があります。お堂の前に3台くらいのスペースがありますが、ここに駐めると回転場所がなくなります。林道終点の路肩に2台、100メートルほど手前のカーブに3台ほど駐められそうです。 マップコード:665 553 454*13 登山ポスト:なさそうです。 トイレ:普寛堂の右側の建物に大小1つずつありそうです(中は未確認) ■高速道路/一般道 場所が山奥なので、都内から登山口まで高速道路経由が便利か、一般道が経済的か、ナビに計算をさせました。 高速道路:距離174.2km 時間2時間58分 料金5,550円 一般道 :距離147.2km 時間4時間54分 料金0円 距離は高速道路が30キロほど長いのですが、時間は2時間の短縮、時間をお金で買ってしまいました(汗)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■楢原林道(R299から楢原登山口) 国道299号線からの楢原林道は全面舗装されていますが、ペレット工場の先から林道終点(普寛堂)までは路面が荒れており落石がたくさんあります。林道終点で橋を渡った先も林道は延びているようですが、草が伸びて石ゴロゴロで、車が入れる状況ではありません。 ■楢原登山口(橋ノ沢)から小倉山 登山口からしばらくは橋ノ沢に沿って登ります。沢の中ではなく沢の縁に登山道が付けられていますが、大石ゴロゴロで歩き難いです。20分ほど沢沿いを登ると、沢から離れ山腹をつづら折りに登って行きます。(沢から離れる場所を見逃さないように) 標高1,050m辺りまで登ると傾斜も緩んで登山口から50分ほどで橋ノ沢の尾根に出ます。橋ノ沢の尾根を登って行くと1,170m辺りで登山道は小倉山への稜線を外れ、小倉山を巻いて湯ノ沢の尾根に向かいます。小倉山へは登山道から離れて右手の境界尾根を登っていきます。境界尾根は急峻で、手掛かりになるような薮や灌木はほとんど無いです。 ■小倉山から湯ノ沢の頭 小倉山から下って湯ノ沢の尾根を湯ノ沢の頭に向かいます。1,200m辺りまで下ってくると、橋ノ沢からの登山道に合流しますが、尾根から降りる所に嫌らしい大岩がありチョット躊躇します。降りられないことはありませんが、安全なのは少し戻って大岩の下を巻くのがいいと思います。 八海山堤頭羅吒神王堂まで来ると稜線上に岩峰があり越えられないので、お堂の横から下におります。ここに長いハシゴとクサリがあります。稜線に復帰した所が湯ノ沢の頭で浜平への分岐になります。 ■湯ノ沢の頭から三笠山・諏訪山 湯ノ沢の頭からは稜線を巻く登山道が付けられていて、アップダウンの少ない道を歩きますが、道幅が狭く枯れ葉が積もっているので谷側に滑落しないように注意が必要です。 避難小屋跡(小屋は撤去されています)と思われる場所から三笠山への岩稜が続き、長いロープや長いハシゴが出てきます。難易度はそれほど高くないですが、連続して来ますので緊張を切らさないように。 三笠山から諏訪山に行くとき、三笠山の直下に、ほぼ垂直の壁があります。手掛かりの少ない垂直の岩でロープが2本下がっているだけです。岩の中ほどにガリーが走っているので、ガリーの中に足を入れてロープを上手く使うと容易に登り下りができます。 乳酸で両腕がやられているときはヤメた方がいいです。 |
写真
感想
緊急事態宣言が解除された先週の週末、6ヶ月ぶりに出掛けた御荷鉾山はタフな山ではなかったが、うれしいことにほとんど筋肉痛が出なかった。
西上州の山々は、名前は聞いたことがあっても登ったことがない山が多いので、今週末も紅葉の密を避けて静かな西上州の山を歩きたいと思っていた。
以前、木曽御嶽山に纏わる時代小説というより歴史的小説を読んだときに、西上州の山が頻繁に出てきた。たしか三笠山...
木曽御嶽山の田の原口にも三笠山がある。
西上州の地図を見ているとこのルートの最高峰は三笠山ではなく諏訪山、登山口は楢原と浜平の二ヶ所があるが、木曽御岳で馴染みのある大江権現と持国天(提頭頼吒)には楢原登山口からでないと行けない。
前回木曽の御嶽山に登ったのは噴火がおきた前年の2013年12月、すでに8年近くが経っている。今の状況では木曽御嶽山には行けそうもないので、西上州の諏訪山に行くついでに大江権現とチョット怖い持国天に寄ってコロナ終熄の祈願をすることにした。
東京を出たときは雨は降っていなかったが、関越道に入った頃から霧雨が降り出した。上信越道の下仁田ICで降りて上野村へ向かう。
上野村に入り国道299号線から楢原林道に入った。林道は終点まで舗装されていたが、ペレット工場から上は路面も荒れていて路上に落石がたくさんあり緊張した運転を強いられた。林道の終点に着いたのは4時を過ぎた頃だった。真っ暗で霧雨が降り続いている。路肩のスペースに車を入れて明るくなるまで仮眠をした。6時近くになり車中で朝食を摂っていると降り続いていた霧雨もあがったので出発の準備をした。
登山口の横にはチョット大きなお堂のような建物があり、「普寛堂」と書かれていた。普寛といえば木曽御嶽ではよく聞く修験者、どうやら木曽御嶽と関係がある修験道の山のようだ。
山中に大江権現と堤頭頼吒のお堂があることは事前に調べておいた。行きに大江権現、帰りに堤頭頼吒に拝礼をした。
登山としては諏訪山までのピストン、三笠山の前後に長いロープやハシゴがあり思ったよりもタフなコースだった。
行動中に雨は降らなかったが、山全体がガスに包まれたような状態が続いて、最後まで展望は得られなかった。
今思えば、普寛を祀ったお堂(登山口)に拝礼をするのを忘れていた。普賢が拗ねて山をガスで覆ったか...
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