炎上必至! 私をコブシに連れてって(古ッ ‼︎)三宝山に降り立った妖精たち(^_^;)【甲武信岳・三宝山周回コース】
- GPS
- 08:44
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,379m
- 下り
- 1,377m
コースタイム
十文字峠分岐 6:05
大山祇神社 6:25
慰霊碑 6:40
滑滝 7:40
千曲川・信濃川源流 8:45-8:50
国師ヶ岳分岐(稜線) 9:10
甲武信ヶ岳山頂 9:30-10:00
三宝山の岩場 10:25-10:35
三宝山 10:40-10:45
尻岩 11:15-11:20
武信白岩山 11:50
大山 12:20-12:35
十文字小屋 13:00-13:15
十文字峠分岐 14:15
毛木平駐車場 14:25
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
千曲川源流を辿って、頂上に向かうルートは、 特に危険な箇所はありません。 傾斜がなだらかで、良いペースで登れます。 一方、三宝山を経由するルートは、 アップダウンの多い、タフな登山道です。 三宝山から十文字峠までの区間は、 クサリ場のある岩場が連続しています。 特に、十文字峠側の大山山頂直下は、 垂直に近い岩場があります。 また、登山道脇が深く切れ落ちている場所もあるので、 十分注意して通行してください。 |
写真
感想
周回コースで、これほど行きと帰りのギャップがある
ルートも珍しいと思いました。
【登り ≒ 千曲川・信濃川源流を訪ねるルート】(天国ルート)
甲武信岳登りのほとんどは「千曲川源流遊歩道」です。
確かに「遊歩道」だけあって、
ひたすら平坦な道が続きます。
ちょっとだけ段差や足場悪いところもありますが、
これは登山道と言うより、
遊歩道の方が適切な表現でしょう。
驚くことに、標識に甲武信岳の文字は、ほとんど見当たりません。
あっても小さい手書き文字です。
立派な標識に書かれた「千曲川源流」の文字に隠れ、
ひっそりと、申し訳なさそうに書かれてます。
地域で、源流観光を押してる感マックスです。
百名山の甲武信メインでやって来る人も、
相当な割合でいると思うのですが・・・・
源流はちょっと拍子抜けでした。
如何にも、ここから始まってます感が漂う、
例えば、泉から水が湧き出ているとか、
そういう勝手な妄想をしていました。
実際は、沢の上の方が湿っていて、
だんだん湿り感が多くなり、
気がつくと流れが始まってる。
流れの始点がわかりづらく、
強いて特定すれば、この辺り?、
雨の日は、もうちょっと上で、
乾燥気味日は、もうちょっと下?
って感じの場所です。
信濃川を河口から遡って、
ようやくここまで来た人は、
源流を見て、とても感動すると思いますが、
毛木平から数キロ歩いてたどり着いた程度では、
あまり感動は起こりません。
千曲川源流遊歩道、その真髄は源流ではなく、
ルートの美しさでした。
一面に広がる、色とりどりの落ち葉、
苔むした、萌黄色やウグイス色の岩や倒木、
その中を分け入って流れる青白い千曲川。
木々の葉が落ちて、朝日が林の深くまで差し込み、
ライティングも完璧です。
標高が高くなると、日陰に霜が降りていました。
一帯は、ピンと張り詰めた雰囲気に包まれています。
こうした気持ち良い風景を楽しみながらの、
緩やかな登り道は、まさに天国ルートでした。
【頂上】
甲武信ヶ岳山頂には、大変立派な山頂標が建っています。
しっかりした木製のテーブルがあります。
でも、狭くて落ち着かない雰囲気。
標高が高くないので、北と東方向に木が生えていて、
開放感に欠けているところに、
でっかい物を作っちゃったから?
残念ながら、富士山方向は深い雲に遮られて、
何も見えませんでした。
頂上手前ですれ違った方によると、
8時頃は富士山が見えていたようです。
南方向以外は、スッキリ晴れているに・・・・
そう言えば、山の形がよくわかないまま、
頂上に来てしまいました。
ピストンで下るつもりでしたが、
3時間半で登れちゃったし、
向かいに見える三宝山から甲武信を眺めようという
軽いノリで周回コースに変更しました。
【下り】(苦行ルート)
厳しいアップダウンや、岩場の続く難コースでした。
登りの源流コースとのギャップが大きくて、
下りの方が、1時間も多くかかるなんて、
初めてのことだと思います。
最初は、とっても快適な尾根道。
明るくて、落ち葉でフカフカになった
足場の良い道が続きます。
隣の三宝山は、甲武信より8m高い、ずんぐりした山。
枯れ木が目立ち、北八ヶ岳の縞枯山に似てます。
山頂は、埼玉県の最高地点のようです。
稜線を下ってから、約80mの登り返し、
結構厳しいですが、まだ十分余裕があります。
山頂直前の登山道から、脇にそれたところに、
眺めの良い岩場があります(三宝岩と言うそうです)
甲武信岳を見ると、小さなピークでした。
三宝山の方が立派な印象(ずんぐりですが)
ここで、しばらく撮影タイムをとって頂上へ
頂上は、周囲を木に覆われて眺望なし。
(ちょっととした展望ポイントあり)
甲武信岳山頂でできなかった、お約束の三角点タッチ、
小休止をして、先を目指します。
ここから一気に300mの下って、尻岩に到着。
そこには、一塊のでっかい岩があります。
見るや否や、ベタなネーミングの意味を、
瞬時に理解できます(複数人分です(^ ^) )
ここから、登山道の様子が変わってきます。
岩場が連続し、鎖場もあります。
スパッと、切れ落ちた崖の脇を、
通過するところもあります。
途中のピークから、鋭い岩峰の武信白岩山が望めます。
残念ながら、登頂は禁止されているようです。
見るからに危険そうですが、そそられます。
登山道は、武信白岩山の左側を巻いています。
ここまでの、岩場の小刻みなアップダウンに、
すっかり体力を奪われてしまいました。
最後のピークの大山も、高くて大きな岩山。
武信白岩山同様、巻き道があると思いきや、
無情にも、登山道は山頂に続いていました。
山頂直下の急坂を登ると、息を飲む絶景!!
今日一番の眺めでした。
どこまでも続く山々。
人工物は、わずかに見える川上村の畑のみ。
人里から遠く離れた場所であることを、
強く感じるスポットです。
頂上から十文字峠方向に下るルートは、
ちょっと、ワクワクする鎖場です。
ここを登るのは、厳しそうです。
程なく、十文字小屋に到着し、しばし休憩。
十文字小屋から、毛木平駐車場までの約4kmは、
標高差500m、本当に長く辛い下りでした。
頂上出発時、これほどの苦労が待っていようとは・・・・
疲労、足の痛みは、ピークに達し、
何度も石につまづきながらも、
無事、登山口に着きました。
【温泉】
ヘルシーパーク川上にある、日帰り温泉に入りました。
村外人も300円で入浴可!!
今時、珍しい超リーズナブルな価格。
洗い場は、700円クラスの日帰り温泉と
全く遜色のないクオリティ、
ジャグジー、ジェット水流、打たせ湯あり。
露天風呂はありませんが、これで300円とは驚きです。
風呂上がりに、畳部屋に寝転んで、
一眠りしてしまいました。
【おまけ】
清里の清泉寮に寄り、ソフトクリーム(350円)でシメて帰宅
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