皇海山(銀山平から)


- GPS
- 07:07
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,325m
- 下り
- 2,310m
コースタイム
04:40 かじか荘
05:50 庚申山荘
07:30 鋸山
08:20 皇海山
09:30 六林班峠
11:40 かじか荘
水500ml, 大福1
天候 | 上の方は雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 下山後の温泉はかじか荘。 800円で水風呂サウナ無し。泉質はつるつるで良かった。 |
写真
感想
皇海山(すかいさん)は西の群馬側からサクッと登れる山だが林道が何度も崩れるので修復は断念され群馬からのアプローチは不可となった。なので遠い栃木からアプローチするしかない。遠い山になったということは静かな山になったということでもある。2,500m未満の山も涼しい季節になってきたので気になっていた皇海山へ行ってみよう。栃木側からのルートは「クラシックルート」と呼ばれているようだ。クラシックルート・・・なんと響きのいい言葉か。金曜は謎残業で帰宅が遅くなったが登山口まで2時間半の運転なので問題ない。東京はドバドバ雨だったが宇都宮をすぎると雨は止み、明るい月と星が輝いていた。いいじゃん。登山口には24時に着いた。めずらしく夜更かししてしまった。お肌に悪い。あまり早く出発しても下山後に温泉がやっていないので朝4時までぐっすり眠って4時半に"かじか荘"を出た。
林道をジョグって庚申山荘に着くと朝が来た。今日はバッチリ晴れるんじゃないかと期待したが鋸岳が近づくにつれて辺りはプチ吹雪に。風が強くて寒いだろうとは思っていたが、こんなに雪が降るとは思わなかった。まだ1,800mだぞ。鋸岳まで来たら目指す皇海山までひと登り。山頂のシラビソは雪化粧していた。足がつめてー。もうちょい温かい靴を履いてくるんだった。まあ足が冷たくても死なないし我慢我慢。今日は防寒テムレスを装備してきたので手はぽっかぽかだった。さすがは防寒テムレス。真冬の国内3,000mにも耐える超絶スペックだ。
山頂で記念撮影したら帰りはトラバースルートへ。いくらか笹刈りがされていて思っていたよりもヤブヤブではなかった。ずっと右側に傾いた斜面をトラバースしてゆく。足首に悪い。それにしても雪が止まない。南面のトラバースに入ったらもう大丈夫だと思っていたが、結局庚申山荘までずーっと尾根の向こうの雪雲から飛ばされてきた雪がしんしんと降り続いていた。庚申山荘へ戻ったらようやくカッパを脱ぐことができた。すずしー。あとは快適な登山道や林道をぺたぺた歩いてクルマに戻ってきた。正真正銘、癒しの林道ジョグ。ブナやカエデの葉っぱが青々としていて美しかった。もう1~2週間したらこれらの葉っぱが赤くなって見頃だろう。今日はデカザックで登ってくる人がたくさんいた。みんな庚申山荘に泊まって明日皇海山ってプランだろう。明日は天気が穏やかなのできっと素敵な一日になるだろうな。
下山後はかじか荘の温泉で冷えきった身体を温めた。露天風呂最高。あぁーこの感じは久しぶりだ。温泉は秋から冬に限る。その後は日光の観光でもしようかと思ったが、日光周辺はめっちゃクルマがたくさんいて大変なことになっているらしい。近づきたくねえー。とりあえず一番近くのローソンに入ってクルマの中で記録を書いた。夜まで暇だなー。ガストで時間を潰してから早めに明日の登山口で車中泊しよう。ということでクルマを走らせるとなんと、明日の登山口は現在絶賛激混み中の東照宮だった。そういうことならせっかくだし明るいうちに観光していこう。ついでに明日の登山口も確認しておいた。リサーチは完璧だ。お寺の空気に癒されたらガストで晩御飯食べて、観光客が帰って誰もいなくなった市営無料駐車場の端っこにクルマを停めて寝た。
チロロ林道からの幌尻が28km +2,500mだ。皇海山の27km +2,400mというのは幌尻並とまではいかないが確かに遠くて大変な山だった。山は逃げたり無くなりはしないが、アプローチがこれ以上良くなるってことはほとんど無い。
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