八ヶ岳【美濃戸-行者小屋-赤岳-阿弥陀岳-行者小屋-赤岳鉱泉-美濃戸】
- GPS
- 07:32
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 1,488m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:29
天候 | 晴れときどき曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
例年より早い積雪でした。 |
写真
装備
個人装備 |
SALEWA MS CLOW GTX
|
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感想
通常シーズンの締めくくりに八ヶ岳をガッチシ歩こうと、南八ヶ岳の周遊縦走(阿弥陀岳→赤岳→横岳→硫黄岳)を計画していたのですが、前日から冬並みの冷え込みによる積雪で、南八ヶ岳が一変していました。
美濃戸から南沢ルートを歩き始めて、中間あたりで雪が表れ、行者小屋からは真っ白な稜線が確認できたので、急遽、ルートを変更することにしました。
雪を覚悟してチェーンアイゼンだけを持ってきていたのですが、横岳の縦走には自信が持てなかったため、登るのは赤岳と阿弥陀岳だけにして、急登が続く地蔵尾根を登りに使うことにしました。
行者小屋でチェーンアイゼンとヘルメットを装着して、樹林帯に入っていき、すぐに地蔵尾根に取り付きます。
しばらくすると階段が表れました。雪が積もっていて滑りやすく、慎重にならざるを得ません。また、鎖を使いながら岩を登るようなシーンも何回かありました。
地蔵尾根は、やはり下りには向いていないようでした。
地蔵ノ頭が近づくと、風が強くなり、稜線上は吹き曝しになり、体温がどんどん奪われていくのがわかりました。
手や足の指がかじかんでいくのを感じながら、歩き続けるようにして、風を避けられる場所でのみ休憩をとるようにしました。
赤岳展望荘から赤岳へのルートも、下りには使いたくない急登で岩場が続きますが、登りに使う分には、それほど難儀はしませんでした。
ゆっくりと慎重に登り、赤岳の頂上に立つことができました。
このルートであれば、3月などの積雪期に冬山装備でなら登れそうな気がします。
赤岳の頂上で展望をひととおり楽しんだのちに、阿弥陀岳に向かい、岩場を下っていきます。ここの岩場は、岩がごつごつしていて足の置き場が比較的見つけやすいので、下りでもそれほどの難しさは感じませんでした。
ただし、岩場を過ぎたところから、風が強くなり、雪を巻き上げ、それが顔にあたり、とても痛かったです。
サングラスをもっていかなかったので、余計にツラかったです。
中岳を通過して、最後の登りの阿弥陀岳の東壁は、日射のためか雪は少なく、土が露出しているところが多かったので、夏と同じような感じで登ることができました。
阿弥陀岳の頂上にはだれもおらず、一人で静かな頂上を満喫し、下山を開始しました。
下山は、阿弥陀岳からいったん行者小屋に下り、南沢ルートではなく、中山乗越を越えて赤岳鉱泉を経由し北沢ルートで下山することにしました。
雪が多く、アップダウンや大きな石が多い南沢ルートより、遠回りでも歩きやすい北沢ルートの方が早く下山できると思ったので、こちらを選択しました。
やはり、北沢ルートは雪が少なく、赤岳鉱泉でアイゼンを脱ぎ、美濃戸まで無事下山することができました。
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