川苔山(川乗山)(川乗橋バス停から)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,098m
- 下り
- 1,197m
コースタイム
9:50川乗山登山口9:50
10:45百尋の滝10:55
12:30川苔山山頂12:40
14:30大根ノ山ノ神14:35
15:10鳩ノ巣駅
合計距離: 12.1km
累積標高(上り): 1096m
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
川乗橋バス停で下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
川乗山登山口から先、道が狭いので注意。 所々に水が湧き出ていて、滑りやすい個所あり。 |
写真
感想
今回は、5月に雁坂で出会ったN君と、久々の山行。
前回はN君のチョイスで男体山に登ったので、今回の山選びは自分の番。
紅葉の季節だし、ちょうど見ごろを迎えるであろう奥多摩辺りにターゲットを絞り、かねてからの自分の中であたためていた川苔山を、今回ここで行く事に決めた。
“今回ここで”というのは、本当は雪解けの新緑の季節、水量が多い時期に行こうかと思っていたのだが、登山道は森に囲まれているということもあり、葉の色づくこの時期に行くのもまたベストな判断であろうと思い、行く事に決めた、という事。
家を出るのは共に6時前。
東京方面から国分寺までは二人並んで座れたが、西に向かうにつれ登山客と思われる格好をした人が車内に増え出し、青梅で乗り継ぐ頃になると車内はもうすし詰め状態。5月の連休時よりも混雑していたらしい。まさか、土曜日に満員電車に乗ることになるとは・・・
奥多摩駅に着いてバスに乗り換えるが、こちらも同様パンパンでの発車。バス停に着いてノンビリと準備をしていると、ようやく人がまばらになってくれた。
登山道はいきなり良い雰囲気。
辺り一面森に囲まれ、水音の聞こえる方に目を下ろすと川が流れている。上に目をやると赤や黄色に色づいた葉がもてなしてくれた。
山道を外れ岩を伝って沢沿いまで下りることのできる場所では人目をはばかることなく下りて行き、水しぶきの粒までもが見えるくらいの場所でしばしの間ウットリしていた。
う〜ん、最高!オレはこういう所に来たかったんだよ〜と言ったかどうかは忘れたが、まだ100mも登っていないうちにかなりテンションが高くなっていたような気がする。
トイレのある登山口をスルーして、いよいよ山の中に突入。
先ほどよりも、沢の水量は減ってはいるが、これもまた風情があっていい。上流に登るにつれ水のせせらぎも柔らかくなり、また辺りを包み込むように岩にむした苔やその上に覆いかぶさる落ち葉など、晩秋の雰囲気も漂わせて何とも言えず心地が良い。
自分のカメラを構える回数やテンションの上がりっぷりに、同行してくれたN君はポカ〜〜〜ン状態で半分呆れ気味のようだったが、オレはこういう景色が好きだからしょうがない。山頂からの大絶景よりも、森を流れる水の情景に魅かれてしまうのだから、ここではもうただひたすら癒されるしかないのだ。
いくつかの橋を渡り先へ進むと、本日のメイン、百尋の滝に到着。思ったよりもデカい!
滝を遠くから眺めたり、近くでしぶきを受けたりと、いろいろな場所から滝の存在感を感じることができた。
今のこの時期でさえ十分水量は多いと思うのに、雪解けの季節になるともっと多くなるわけだから、小さい山なのに凄い滝だなぁと思った。
ここからは、普通の山旅。滝ともお別れして山頂を目指す。まぁ、俺にとってはこっちがメインみたいなもんだから、ここから引き返してもいいんだけど・・・というのは冗談。
しばらく登ると、周りにガスが出てきて稜線上の分岐点に到着した。頂上まであと少し。
分岐点から更に歩くと、ますますガスが濃くなってきたところで川苔山頂上に到達。
山頂では冷たい風が吹き付けていたのと、ガスが消えず展望が皆無に近かったのが非常に残念だった。
まぁ、山頂に近づいた時のガスが立ち込める雰囲気は、いよいよ山頂って感じがして好きなんだけど、今日はいくらなんでもガス出過ぎ!お陰で、山頂にとどまっていた時間は自己最短記録に近いくらいの時間だったと思う。
それにしても、山頂には人がたくさん。20〜30人はいただろうか。ちょっと人が多くて何とかならないもんかと思ったが、こういう紅葉のピークの土日くらいは「混雑緩和のため、ビニールシート禁止」とか「ガスバーナー使用禁止」とかの立札を山頂手前に立てておいてもいいと思うのだが。
山頂からの展望は諦め、ガスがない所まで下れば周りの山が見れるかもしれないと淡い期待を抱きながら下山したが、空を見渡しても雲が多く、前日の晴れ予報とは裏腹に曇り模様の天気だったため、結局雲取山などの山は見ることのできないまま山を下ることになった。
下山ルートは登ってきたルートとは雰囲気がだいぶ違っていて、針葉樹林が多い林道コースといった印象の道が続いていたため、色づいた紅葉はあまり目にする事がなく山を降りてきた。
やがて、大根ノ山ノ神に到着し、集落の中を通り抜け鳩ノ巣駅に着いた。
時間ピッタリに駅に着いたので、少しダッシュで電車に乗り込んだ。
下りの遅い自分一人の山行だと確実にもう1本後の電車に乗る事になっただろうから、今回は(も?)N君のリードに感謝。
さて、次回はどうするか?
もう少し秋を追いかけようか?それとも、初雪を踏みに再び北上するか?
今回は2週連続の山行だったので、ゆっくり休んで検討したい。
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