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記録ID: 367996
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ハイキング
京都・北摂

芦生・紅葉の森を歩く〜生杉・枕谷・野田畑湿原・地蔵峠〜あおきしげるのネイチャーガイド教室

2013年11月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
churabana その他19人
GPS
05:50
距離
7.1km
登り
264m
下り
253m

コースタイム

朽木生杉原生林三国峠登山口10:00−10:30(衣類調整)−地蔵峠分岐10:50−三国交点11:13−三国峠11:18
−由良川源流11:46−ブナ大木11:50(昼食休憩)12:40−地蔵峠分岐13:41−野田畑湿原13:54−屋敷跡14:11
−地蔵峠分岐14:34−地蔵峠14:54−朽木生杉原生林三国峠登山口15:45
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
朽木生杉原生林三国峠登山口(山帰来集合後、車で15分ほど移動)
コース状況/
危険箇所等
朽木生杉原生林三国峠登山口のトイレ付近の路肩は生杉の地元の方の私有地だそうです。
今回は、ふれあいの里からお願いして、お許しをいただき駐車させていただきました。

朽木生杉原生林三国峠登山口〜地蔵峠 林道崩壊のため車両通行止め

山帰来
http://welcome-to-harihata.jimdo.com/
山椒の佃煮\300 蕗の佃煮(フキ)\250 ←先週購入。山椒が効いた!フキはあっさりとしています。
茗荷のやたら漬(シソ漬物) \250 ←無性に食べたくなる時がある。
胡桃餅 特価セール中でした¥250 ←朝食にトーストで焼いてみようっと。

芦生研究林への入林は許可が必要です。(滋賀県側からの入林は原則禁止)
詳しくは、山帰来HPの<芦生研究林への入山方法>、または、京都大学フィールド科学教育研究センターHPの利用案内を見てください。
http://fserc.kyoto-u.ac.jp/asiu/riyo.html
今回は、朽木いきものふれあいの里から申請、入林許可を得ています

ログは手入力です。
針畑川沿いの山も色づいていた。
車から降りて、思わず撮影。
針畑川沿いの山も色づいていた。
車から降りて、思わず撮影。
三国峠から枕谷にかけての紅葉が楽しみになってくる。
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三国峠から枕谷にかけての紅葉が楽しみになってくる。
朽木生杉原生林三国峠登山口
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朽木生杉原生林三国峠登山口
日の当たりかたかな?黄葉しつつあります。
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日の当たりかたかな?黄葉しつつあります。
登り始め、尾根に上がるまでは、少しきつい。黄葉を楽しみながらゆっくり上がりました。
登り始め、尾根に上がるまでは、少しきつい。黄葉を楽しみながらゆっくり上がりました。
ブナの原生林。ブナは褐葉(かつよう)というそうです。
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ブナの原生林。ブナは褐葉(かつよう)というそうです。
緑も残っていて、コントラストも美しい。
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緑も残っていて、コントラストも美しい。
今年は、あまりよくないといわれますが、期待は高まります。
今年は、あまりよくないといわれますが、期待は高まります。
ひろい尾根を進みます。
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ひろい尾根を進みます。
落ち葉を踏む音も心地よいです。
静かなのはほんとにいい。
落ち葉を踏む音も心地よいです。
静かなのはほんとにいい。
落ち葉を拾ってクリアファイルに整理して、黄葉、紅葉ファイルにされてます。
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落ち葉を拾ってクリアファイルに整理して、黄葉、紅葉ファイルにされてます。
いい感じですね。
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いい感じですね。
三国峠下の地蔵峠分岐
三国峠下の地蔵峠分岐
紅葉も見られるように。
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紅葉も見られるように。
一定の条件をクリアーするとアントシアニンが作られて、赤くなるそうです。
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一定の条件をクリアーするとアントシアニンが作られて、赤くなるそうです。
尾根をたどっていきます。
尾根をたどっていきます。
青木先生のネイチャーガイド教室。
紅葉に負けていない、青木先生の解説。
とってもおもしろいですよ。
青木先生のネイチャーガイド教室。
紅葉に負けていない、青木先生の解説。
とってもおもしろいですよ。
長池。落ち葉で分かりにくくなってます。ヌタ場ぐらいに思っていると、底なし沼なんですよ。注意されたし!
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長池。落ち葉で分かりにくくなってます。ヌタ場ぐらいに思っていると、底なし沼なんですよ。注意されたし!
ナメコの木が倒れてしまった。残念と思ったら、まだ、なめこが出ていました。
お昼用に3つだけいただく。
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ナメコの木が倒れてしまった。残念と思ったら、まだ、なめこが出ていました。
お昼用に3つだけいただく。
三国交点。三国峠の北側のピークにあります。
やまや山形さんのご案内。
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三国交点。三国峠の北側のピークにあります。
やまや山形さんのご案内。
紅葉が終わり落葉の森が好き。
地形図を片手にあちらの尾根、こちらの谷と歩いてみたくなります。
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紅葉が終わり落葉の森が好き。
地形図を片手にあちらの尾根、こちらの谷と歩いてみたくなります。
三国峠から東方向。
地図で確かめると、行者山571、雲洞谷山622、鷹ヶ峰745あたりになるのかな。
三国峠から東方向。
地図で確かめると、行者山571、雲洞谷山622、鷹ヶ峰745あたりになるのかな。
北方向。ピークは百里ヶ岳かな。根来坂、おにゅう峠林道小入谷線が分かる。
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北方向。ピークは百里ヶ岳かな。根来坂、おにゅう峠林道小入谷線が分かる。
三角点。
枕谷へ下っていきます。
枕谷へ下っていきます。
少しずつ谷が深くなっていきます。
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少しずつ谷が深くなっていきます。
彩りが徐々に鮮やかになってくる。
彩りが徐々に鮮やかになってくる。
ここでは、尾根と谷での紅葉の違いを解説していただいた。
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ここでは、尾根と谷での紅葉の違いを解説していただいた。
三国峠を振り返る。
三国峠を振り返る。
いい感じになってきたね。
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いい感じになってきたね。
黄葉が多いなあ。
黄葉が多いなあ。
紅葉も見られます。
紅葉も見られます。
見とれてしまいますね。
見とれてしまいますね。
かえではやっぱり見ごたえがあります。
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かえではやっぱり見ごたえがあります。
色づきの変化がよく分かります。
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色づきの変化がよく分かります。
ブナの木。
大きなブナでした。
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大きなブナでした。
なめこうどんにしてみました。
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なめこうどんにしてみました。
食後のコーヒーも格別。
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食後のコーヒーも格別。
青山舎の「芦生の森案内 草川啓三著」にもブナとして、25000図の案内図で紹介されている大木です。
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青山舎の「芦生の森案内 草川啓三著」にもブナとして、25000図の案内図で紹介されている大木です。
食後のお勉強。眠くなりません。
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食後のお勉強。眠くなりません。
地蔵峠分岐方面へ下ります。
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地蔵峠分岐方面へ下ります。
谷が埋まった地形も芦生の特徴。
谷が埋まった地形も芦生の特徴。
魚もたくさんいました。
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魚もたくさんいました。
熊のかわはぎ?
歯型が残ってます。
高さから、3歳ぐらいの女の子と推定されました。
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歯型が残ってます。
高さから、3歳ぐらいの女の子と推定されました。
ぎゅうっと締め付けられ・・・
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ぎゅうっと締め付けられ・・・
上谷方面も散策に出かけました。
上谷方面も散策に出かけました。
野田畑湿原。奥の方に杉やクロマツが残っています。明治村、木地師の屋敷跡のようです。
野田畑湿原。奥の方に杉やクロマツが残っています。明治村、木地師の屋敷跡のようです。
こちらのなめこの方が大きいじゃないか!
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こちらのなめこの方が大きいじゃないか!
今日の渡渉ポイント。
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今日の渡渉ポイント。
生活のあとがみられます。1889(M22)年の調査では、3戸、17人の杓子などを作る木地師が住んでいたことが確かめられています。
生活のあとがみられます。1889(M22)年の調査では、3戸、17人の杓子などを作る木地師が住んでいたことが確かめられています。
地蔵峠を越えて、滋賀県側の紅葉。
地蔵峠を越えて、滋賀県側の紅葉。
赤いところは、かえで。
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赤いところは、かえで。
日本のもみじが美しいわけ<多様な種類が混在して見られるのから、紅葉が引き立ち、美しい。>
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日本のもみじが美しいわけ<多様な種類が混在して見られるのから、紅葉が引き立ち、美しい。>
「錦織なす」とはこのこと。
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「錦織なす」とはこのこと。
もちろん、写真より実際の方がきれいです。
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もちろん、写真より実際の方がきれいです。
林道沿いも日が当たると、パッと明るくなって、美しさがまします。
林道沿いも日が当たると、パッと明るくなって、美しさがまします。
褐葉は、ブナやトチノキ。
タンニンができるからだそうです。
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褐葉は、ブナやトチノキ。
タンニンができるからだそうです。
自然が作り出す色はふしぎです。
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自然が作り出す色はふしぎです。
この花、食べられますよ(やまや山形さん)
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この花、食べられますよ(やまや山形さん)
館長さんが試食中。
少し酸味があってすっぱいそうです。
館長さんが試食中。
少し酸味があってすっぱいそうです。

感想

〜あおきしげるのネイチャーガイド教室〜朽木いきものふれあいの里に参加しました。
勉強しながら、たっぷりと紅葉の森を楽しめます。

ゆとりを持って家を出たので、梅ノ木から針畑川沿いに入ったところで車を降りて、写真を撮りました。紅葉、黄葉がみられて、期待が高まります。

お天気は、雲が広がっていますが、時々晴れて、風も弱く、ハイキング日和でした。
山帰来に集合の後、朽木生杉原生林三国峠登山口まで車で移動。

いよいよ、ネイチャー教室の始まりです。

登山口から尾根までは140mほどですが登り始めできついんです。
しかし、青木先生の説明がたっぷりとあって、汗をかかない程度に歩けるので、
ちょうどいい具合です。
ペース配分もガイドとしては、大事なんですね。

ここからは・・・・
(トラの巻きいただきましたので、みなさんにもお伝えできます^^)

黄葉は、ウコギ科やカツラ科などで見られます。
春には、山菜としていただくタカノツメも黄色に染まっていました。
葉緑素が分解されると、黄色色素のカロチノイドが葉の表面に移動して、葉が黄色に変わっていくそうです。カロチノイドは若い葉にも含まれますが、夏までは、クロロフィル(葉緑素)の緑におおわれ、目立たないだけなんだそうです。

紅葉は、カエデ科、ウルシ科、ブドウ科、バラ科など。
葉の中の葉緑素成分が分解されると、葉に残っていた糖をもとに、新たな赤い色素のアントシアニンが作られ、葉が赤みを帯びてきます。葉柄の基部に離層ができると、歯に養分が流れなくなり、葉の中にアントシアニンがたまり、さらに赤みをましてくるそうです。

美しい紅葉の条件は、
気温の低下、最低気温が5〜6度
昼と夜の気温の較差が10度以上ある
十分な日照
地面の乾燥 空中湿度は高め

そのほかの条件として、
光線の強さ
温度
雨の多少
色素、紅色色素、クロロフィル、タンニンの多少

アントシアニンができない植物では、褐色になりやすいタンニンなどができて、葉も褐色になりやすいそうです。
ブナ科は褐葉するなかまです。

こんな話を、フィールドで現物を確かめたり、比べたりしながら学んでいきます。

黄葉なかまなでは、カツラの葉の甘い香りは、前に確かめましたが、タカノツメも甘い香りがしました。
山菜でいただくときとはまたちがう香りだったのですこしおどろきました。



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コメント

山がきれいに色づいていますね!
churaさん、こんばんは!

紅葉がアピールしてますね
低山でもいよいよ原色大百科の様相になってきました

朽木や北山のあたりを歩きたいと思いながらタイミングを計りかねていましたが、そろそろエンジンをかけなきゃいけませんね
2013/11/10 17:14
ほ〜!
アントシアニンとか出てきたら
そろそろ「churaネイチャーガイド」が本職化してきそうな匂いですね
眠たくならないお勉強は大好きです
2013/11/10 18:45
良い色づきですね・・・
churabanaさん、こんばんわ

遠いけど・・・三国峠まで行くと、めちゃいい色づきですね
今年は場所によって、紅葉の出来・不出来が分かれそうな気配ですが、
さすがは芦生と言うか  懐の深さが全然違いますね

9月の台風豪雨の影響も、それほど無かったようで何より
2013/11/10 20:14
紅葉は進んでいますね
赤い色は少な目に見えますが黄色や橙色は鮮やかですね。

同じ日に行った比良岳界隈の紅葉は散り気味で、次は標高600〜800m程度の場所を考えています。
2013/11/11 19:45
連続でありがとうございました
こんばんは☆

土曜はありがとうございました

紅葉がメインの山歩きの予定が微妙な色具合で申し訳ないなぁと思っていましたが、思っていたより綺麗になっていたのでちょっと安心しました

一番後ろでみなさんの安全確認などして下さっていてホンマありがとうございます!!

ナメコ・・・・比良方面に探しに行ってみますか??
2013/11/12 19:16
monsieurさん
こんばんは
山の彩りが、豊かに感じられたので、山に感謝しています

街中でも、ハナミズキの葉がまっかになっていましたよ。

ぜひ秋の彩りを楽しまれてください。
2013/11/12 21:29
senrakuyaさん
こんばんは

めずらしく、右から左に・・・とならなかったのは、
館長さんのすてきな資料のおかげです

すこし、科学的に自然を見られると、楽しさが増えてきました。

誰かさんのネイチャーガイドは置いておいて、
みんなで歩けば、話題は尽きないので、また歩きましょう。
2013/11/12 21:35
pokopenさん
こんばんは
芦生の森は台風の影響では、思っていたほど荒れていなくて一安心しています。

朽木方面は、そこかしこに爪痕が残っています。
もともと、雨量の多いところですが、昨今の異常気象の影響か今回は限界を超えたようです。
高島市内の道路の復旧だけでも時間がかなりかかっていました。

それでも、自然の豊かな一面を感じて、紅葉を楽しむことができました。
やはり、自然には逆らえないと思うので、許される範囲で豊かに生きていくことを考えています。
2013/11/12 21:44
nakato932さん
こんばんは
仰るように、今年は紅葉の条件がよくなかったのかな。
様々な条件があるようです。

春は下から、秋は上からと言うそうですね。
すこし標高を下げて、楽しまれるのは、理にかなっていると思います。

具体的にはどのあたりなのかな?
レコを楽しみにしています。
2013/11/12 21:45
bebebeさん
こんばんは
いいえ何にもしてません
今回は、熱心な青木先生のファンの方々が先生についていかれたので、出遅れてしまって、後ろの方にポジションが決まってしまっただけです

雪山の時は、もう少し体力をつけて、R氏の2番手ぐらいで歩きます。なんてことは、よう言いません

なめこ・・・きれいにとらないと後が大変でした。
ナイフを忘れないようにします。
2013/11/12 21:52
こんばんは!
はじめまして

木々の色とか雰囲気が素晴らしいですね!


カツラの木が独特のキャラメル?っぽい匂い出すことに最近気づきました。(近所の小学校の植木で。。。)

来年蛇谷ヶ峰のカツラ谷 が復活したら是非訪れてみたいですね
2013/11/13 0:03
kentiさん
はじめまして こんばんは
今週はぐっと冷え込みましたね。

ネイチャーガイド教室では、五感をフルに使って、観察を楽しめます

「まぁ、食べてみなはれ」
「けど、飲み込んだらあかんよ」
なんて、スリル満点ですから

カツラの谷はすてきなところですね。
かなり荒れてしまったようなので、復旧にはしばらく時間がかかると思われます。
復旧すれば、同じく歩きたいです。
2013/11/14 20:21
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