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Yamareco

記録ID: 3686033
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東海

兵越峠から中ノ尾根山を往復

2021年10月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:20
距離
23.4km
登り
1,813m
下り
1,806m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:32
休憩
0:48
合計
10:20
5:43
18
6:01
6:01
77
7:18
7:18
8
7:26
7:31
52
8:23
8:29
34
9:03
9:07
38
9:45
9:47
44
10:31
10:42
7
10:49
10:50
30
11:20
11:24
23
11:47
11:47
2
11:49
11:50
15
12:05
12:06
37
12:43
12:44
31
13:15
13:19
35
13:54
13:59
47
14:46
14:49
61
15:50
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13
16:03
16:03
0
16:03
ゴール地点
天候 晴れ時々曇り 風は穏やか
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
兵越峠の駐車場、トイレあり、登山届なし、電波なし。
※長野県側からは通行止めで行けないので注意。
コース状況/
危険箇所等
このルートは目印をたどって迷いなく歩けるのは朝日山まで。その先は基本的に目印は少ないか全くない領域。登山道は全般に落ち葉、笹、倒木に覆われルートが明瞭なのは一部分のみで、自分でより歩きやすく適切な場所を探しながら進む必要がある。そこがこのルートの魅力でもある。兵越峠から三又山まで稜線上を行くが、部分的に広い場所があったり、二重稜線があったり、ルートが曲がったりするので漠然と歩いていると思わぬ方向へ進んでしまう。標高差はさほどではないが、距離が長く、倒木を乗り越えたりルートを探したりと気苦労も多く、しかも帰りの登り返しもあるので体力がそこそこないと厳しい。しかし、中ノ尾根山という奥深い山の魅力を知るには最高のルートだと思う。だから私はあえて三度も挑戦した。
さあ行きます、三度目の正直。今回はどれだけ遅くなっても中ノ尾根山までは行くつもり。
2021年10月30日 05:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 5:45
さあ行きます、三度目の正直。今回はどれだけ遅くなっても中ノ尾根山までは行くつもり。
水梨山。体調はまずまずだが、前日から微熱あり。オーバーペースにならないよう気を付ける。
2021年10月30日 06:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 6:01
水梨山。体調はまずまずだが、前日から微熱あり。オーバーペースにならないよう気を付ける。
朝日山までは目印多く、踏み跡も明瞭でとても歩きやすい。
2021年10月30日 06:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 6:11
朝日山までは目印多く、踏み跡も明瞭でとても歩きやすい。
朝日が差し込み温かくなる。今日は水は1L持ってきたが足りるだろう。
2021年10月30日 06:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 6:49
朝日が差し込み温かくなる。今日は水は1L持ってきたが足りるだろう。
時折見つける古い看板に味がある。
2021年10月30日 06:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 6:53
時折見つける古い看板に味がある。
朝日山山頂。今日は三角点には寄らなかった。ここから先は目印の数が一気に減り、ルートを探しながら進むことになる。ちなみに朝日山山頂付近はだだっ広く、地形も複雑で方向感覚狂いやすい。GPSは必須である。
2021年10月30日 07:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 7:25
朝日山山頂。今日は三角点には寄らなかった。ここから先は目印の数が一気に減り、ルートを探しながら進むことになる。ちなみに朝日山山頂付近はだだっ広く、地形も複雑で方向感覚狂いやすい。GPSは必須である。
このルート倒木は常に多い。迂回したり、くぐったり、乗り越えたり。常に判断する必要がある。
2021年10月30日 07:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 7:53
このルート倒木は常に多い。迂回したり、くぐったり、乗り越えたり。常に判断する必要がある。
背の高い笹はすべて枯れている。残った茎が鋭くて危険。
2021年10月30日 07:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 7:55
背の高い笹はすべて枯れている。残った茎が鋭くて危険。
丸い頭は中ノ尾根山か。
2021年10月30日 07:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 7:57
丸い頭は中ノ尾根山か。
平森山。以前よりも余力がある。今日は中ノ尾根まで行けそうなだなという手ごたえを感じた。ここから先は倒木や笹原が多くなる。
2021年10月30日 08:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 8:23
平森山。以前よりも余力がある。今日は中ノ尾根まで行けそうなだなという手ごたえを感じた。ここから先は倒木や笹原が多くなる。
部分的に見事なカエデの黄葉があり、しばし堪能。今日は風もなく気温もやや高め。
2021年10月30日 08:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 8:28
部分的に見事なカエデの黄葉があり、しばし堪能。今日は風もなく気温もやや高め。
白倉山前後は無数の獣道が交錯する背の低い笹帯がある。同じように見えても歩きやすい道とそうでない道がある。笹が濡れており靴とズボンの裾がずぶぬれになった。笹の中には倒木が隠れており十分注意する必要がありペースは上げられない。
2021年10月30日 08:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 8:44
白倉山前後は無数の獣道が交錯する背の低い笹帯がある。同じように見えても歩きやすい道とそうでない道がある。笹が濡れており靴とズボンの裾がずぶぬれになった。笹の中には倒木が隠れており十分注意する必要がありペースは上げられない。
白倉山。下ばかり見ていたら通過しそうになった。ここまで良いペースで来た。全般に以前よりも歩きやすくなったかなという印象。靴にダニがついていて驚く。
2021年10月30日 09:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 9:01
白倉山。下ばかり見ていたら通過しそうになった。ここまで良いペースで来た。全般に以前よりも歩きやすくなったかなという印象。靴にダニがついていて驚く。
三又山、ドーム(西俣沢ノ頭)、中ノ尾根山を確認。
2021年10月30日 09:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 9:12
三又山、ドーム(西俣沢ノ頭)、中ノ尾根山を確認。
ここにも。
2021年10月30日 09:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 9:17
ここにも。
笠松山。地理院地図には山名が載っていない。
2021年10月30日 09:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 9:44
笠松山。地理院地図には山名が載っていない。
2021年10月30日 09:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 9:58
三又山の手前の急登は藪が深く目印が見つけにくい。ふみ跡も交錯し選択に迷う。一番の難所といえる。私は上り下りで計6回もここを通過したわけだが、結局一度もすんなりと通過できたことはなかった。
2021年10月30日 10:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 10:12
三又山の手前の急登は藪が深く目印が見つけにくい。ふみ跡も交錯し選択に迷う。一番の難所といえる。私は上り下りで計6回もここを通過したわけだが、結局一度もすんなりと通過できたことはなかった。
三又山。ここへ来るとほっとする。ようやく中ノ尾根山を射程圏内にとらえた。もう行くしかない。
2021年10月30日 10:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 10:31
三又山。ここへ来るとほっとする。ようやく中ノ尾根山を射程圏内にとらえた。もう行くしかない。
中央の笹原の斜面は池口岳か。その後ろは聖岳。右手は光岳。
2021年10月30日 10:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 10:32
中央の笹原の斜面は池口岳か。その後ろは聖岳。右手は光岳。
眼前にドーム(西俣沢ノ頭)。前回、前々回はガスっていてこの距離でもほぼ見えなかった記憶がある。
2021年10月30日 10:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 10:34
眼前にドーム(西俣沢ノ頭)。前回、前々回はガスっていてこの距離でもほぼ見えなかった記憶がある。
稜線を忠実にたどってあっさり山頂。ヤマレコでは西俣沢ノ頭とあるが、水窪100山を選定した地元のNPO法人山に生きる会ではヨモギ沢の頭の別名があるとあった。
2021年10月30日 10:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 10:48
稜線を忠実にたどってあっさり山頂。ヤマレコでは西俣沢ノ頭とあるが、水窪100山を選定した地元のNPO法人山に生きる会ではヨモギ沢の頭の別名があるとあった。
踏み跡を行く。稜線を外すと笹で滑ってとても歩きにくい。
2021年10月30日 10:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 10:49
踏み跡を行く。稜線を外すと笹で滑ってとても歩きにくい。
崩壊地全貌。かなり際どい縁を進む箇所あり。笹地に迂回路気味のルートがあるがここも急傾斜で滑りやすい。
2021年10月30日 10:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 10:52
崩壊地全貌。かなり際どい縁を進む箇所あり。笹地に迂回路気味のルートがあるがここも急傾斜で滑りやすい。
振り返ってドームと崩壊地。
2021年10月30日 10:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 10:56
振り返ってドームと崩壊地。
中ノ尾根山手前の崩壊地。こちらは崩壊斜面をトラバース。う回路があったかもしれない。
2021年10月30日 10:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 10:57
中ノ尾根山手前の崩壊地。こちらは崩壊斜面をトラバース。う回路があったかもしれない。
最後の丈の低い笹原の登り。獣道がいくつかある。右の道を行くとトラバースしてしまい中央寄りに修正。獣道もなくなり上へひたすら上る。笹がぬれており再びびしょ濡れ。
2021年10月30日 11:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 11:00
最後の丈の低い笹原の登り。獣道がいくつかある。右の道を行くとトラバースしてしまい中央寄りに修正。獣道もなくなり上へひたすら上る。笹がぬれており再びびしょ濡れ。
中ノ尾根山山頂。ついに来た。展望はないが広い天上の静寂の森。山頂標識多すぎ問題。
2021年10月30日 11:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 11:17
中ノ尾根山山頂。ついに来た。展望はないが広い天上の静寂の森。山頂標識多すぎ問題。
さて下る。帰りも長い。下りは楽かと思いきや、笹が滑る、倒木も多く気をつかう。
2021年10月30日 11:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 11:30
さて下る。帰りも長い。下りは楽かと思いきや、笹が滑る、倒木も多く気をつかう。
登ってきた尾根。中央奥は恵那山か。
2021年10月30日 11:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 11:35
登ってきた尾根。中央奥は恵那山か。
信濃俣。その向こうに白い富士山が覗いている。
2021年10月30日 11:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 11:51
信濃俣。その向こうに白い富士山が覗いている。
何度来てもほっとする三又山。帰りに備えて再度気を引き締める。
2021年10月30日 11:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 11:55
何度来てもほっとする三又山。帰りに備えて再度気を引き締める。
適当に補給をして下る。
2021年10月30日 11:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 11:56
適当に補給をして下る。
先端の丸い山は朝日山か。
2021年10月30日 12:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 12:39
先端の丸い山は朝日山か。
登りと同じ道を進んでいるつもりだが、ログを見ると微妙に違う場所を通っていたりする。
2021年10月30日 12:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 12:42
登りと同じ道を進んでいるつもりだが、ログを見ると微妙に違う場所を通っていたりする。
稜線をたどらず山腹をトラバースする道を取ることで倒木を回避できたりする場所もあるが、素直に進んだ方が歩きやすい場所もあるようだ。細かいことは気にしないで進む。
2021年10月30日 12:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
10/30 12:55
稜線をたどらず山腹をトラバースする道を取ることで倒木を回避できたりする場所もあるが、素直に進んだ方が歩きやすい場所もあるようだ。細かいことは気にしないで進む。
2021年10月30日 13:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 13:05
下りもそこそこ時間がかかる。笹原は隠れ倒木が頻出で登りより歩きにくさを感じる。
2021年10月30日 13:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 13:15
下りもそこそこ時間がかかる。笹原は隠れ倒木が頻出で登りより歩きにくさを感じる。
倒木回避の道を探すより乗り越えたほうが楽と思えてくる。表面の苔の剥がれ具合を見定めていく。
2021年10月30日 13:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
10/30 13:43
倒木回避の道を探すより乗り越えたほうが楽と思えてくる。表面の苔の剥がれ具合を見定めていく。
登りでは何の問題もなかった場所も、下りでは行き詰ったりした。倒木を伝い枯れ笹の針地獄を脱出。
2021年10月30日 14:13撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
10/30 14:13
登りでは何の問題もなかった場所も、下りでは行き詰ったりした。倒木を伝い枯れ笹の針地獄を脱出。
カラマツの黄葉が美しい。
2021年10月30日 14:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 14:21
カラマツの黄葉が美しい。
無事下山。結局最初から最後まで誰にも会わない静かな山行となった。
2021年10月30日 16:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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10/30 16:03
無事下山。結局最初から最後まで誰にも会わない静かな山行となった。

感想

前回、前々回と体力不足やタイムオーバーで中ノ尾根山には辿り着けず、先週は長野県側から兵越峠への道が通行止めで断念と、今回は是が非でも登頂すると決めて臨んだ。前日から微熱があったり、右の肺が痛んだりと決して万全の体調ではなったが、結果的に無事登頂となりようやく宿題を終えたような気持である。倒木や笹原が多く、進むべき道を探しながらの歩きは距離や標高差以上に厳しさがあるが、変化に富んだこのルートが中ノ尾根山のベストルートではないだろうか。次回は別ルートで登りたい。

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