荒船山〜立岩周回 月曜の男たち🍂岩稜と紅葉の西上州山歩

2021年11月03日(水) [日帰り]

• GPS: 08:45
• 距離: 20.5km
• 登り: 1,567m
• 下り: 1,577m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:01
• 休憩: 1:45
• 合計: 8:46

距離 20.5km 登り 1,576m 下り 1,577m

6:15 荒船山登山道路入口荒船駐車場
6:55 6:58 鋏岩修験道場跡
7:10 7:16 一杯水
7:27 荒船山避難小屋
7:38 7:39 艫岩
7:40 荒船山避難小屋
7:58 8:00 荒船山(P1356)
8:08 経塚入口
8:22 荒船山
8:53 8:54 立岩入口
9:16 9:17 荒船山分岐
9:54 10:07 立岩
10:54 10:55 荒船山立岩登山口（線ヶ滝登山口）
10:58 11:44 線ヶ滝
11:44 11:56 荒船山立岩登山口（線ヶ滝登山口）
12:02 威怒牟畿不動分岐
12:18 12:20 名も無い滝
12:24 荒船登山道 木橋崩落
12:47 12:48 田口峠分岐
13:20 13:29 星尾峠
13:53 13:58 荒船不動
14:00 14:02 荒船不動下駐車場
15:01 荒船山登山道路入口荒船駐車場

紅葉彩る荒船山と立岩を周回してきました。
内山峠から荒船山、立岩を経由して線ヶ滝に下山。星尾川の右岸コースを田口峠経由で星尾峠まで登り返す。荒船不動を経由し林道を歩いて内山峠駐車場に戻りました。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

内山峠駐車場、トイレあり。

コース状況／危険箇所等

・艫岩は高さ200mの断崖のため覗き込まない。毎年犠牲者が出るのが残念。

・経塚山〜威怒牟畿不動降下点：踏み跡が少なく道迷いしやすい。リボンを見失わないように。

・威怒牟畿不動降下点〜西立岩：ナイフリッジと鎖が連続する岩稜帯。ジャンダルムは西巻き。

・西立岩〜東立岩直下：岩稜を靴幅程度切り出した鎖20m。その下はザレた急坂のルンゼ。落石注意。

・線ヶ滝登山口〜田口峠分岐：緩い登りが続く荒れた道。木橋が朽ち倒木多数。

・田口峠分岐〜星尾峠：作業道から北は、人の足跡より獣道が目立つ道。広く開けた場所で迷いやすい、さらに道が崩壊しており、リボンを見失わないように。

・荒船不動〜内山峠駐車場：林道歩き。

写真

11/1 4:17

4時15分、自宅から見上げる下弦の月。(g)

11/3 5:56

内山峠付近からの朝焼け。(g)

11/3 6:12

今日は月曜の男たちirohaさんと西上州山稜周回。(g)
昨夜8時に急遽山に行く事を決めました。(い)

11/3 6:15

6時15分出発、留守番よろしく。(g)

11/3 6:15

内山峠登山口から出発。(g)
9年ぶりの荒船山、今日はよろしく！(い)

11/3 6:22

急遽だったのでgrowくんの山行に乗っかりました。
背中に乗っても大丈夫そうな大きな背中(い)
紅葉に向かって歩く。(g)

11/3 6:27

荒船山の西側を歩くため、まだ日が入らないが、沢を彩る紅葉は美しい。(g)

11/3 6:29

ふと目に飛び込む小窓からの景色(い)
早朝の日差しに渋く色付いてましたね。(g)

11/3 6:31

紅く染まる経塚山。(g)

11/3 6:38

私たちの足元には落ちた紅葉の絨毯が敷かれていた。秋のレッドカーペット。(g)

11/3 6:39

素晴らしいカエデの紅葉。(g)

11/3 6:40

撮影に余念がないirohaさん。(g)
今日も上から下までワークマン(い)

11/3 6:41

ここは黄色と茶色の絨毯。この辺りはもう終盤。(g)

11/3 6:42

絨毯を歩くgrowくん
相変わらずもっこりと太い脚してるな。(g)

11/3 6:49

頂上台地から日の出。美しい紅葉のスクリーンが映し出される。(g)

11/3 6:50

これ好きなんだよな〜(い)
朝日に輝く紅葉のスクリーンは感動ものです。(g)

11/3 6:50

黄金に輝くクヌギの紅葉。(g)

11/3 6:50

モルゲンロートを進むgrowくん(い)
早朝の景色に溶け込んでいる野生動物。(g)

11/3 6:54

鋏岩修験道場跡。岩壁を彩る紅葉。(g)

11/3 6:56

美しい紅葉の天蓋。(g)

11/3 7:06

橙色に輝くカエデ。(g)

11/3 7:19

マツダランプ。谷川主脈縦走を思い出す。(g)

11/3 7:20

甲板の上に上がりました。(い)
戦艦の甲板に上がる鬼軍曹。デスラー総統に戦いを挑む。(g)

11/3 7:21

鈍く光る紅葉と渋いミドル世代のirohaさん。(g)

11/3 7:24

日が入り、笹が輝いてました。(い)

11/3 7:29

艫岩西端展望台にて、月曜の男たちの儀式。素晴らしい眺望。(g)

11/3 7:28

展望台からkazumくんと歩いた浅間山。(い)

11/3 7:31

展望台からは美しい景色。北アルプスや浅間山など。(g)

11/3 7:32

蓼科山。JAXA臼田宇宙空間観測所のパラボラアンテナ。(g)

11/3 7:32

乗鞍岳。(g)

11/3 7:32

穂高岳、槍ヶ岳。(g)

11/3 7:33

立山、剱岳。(g)

11/3 7:33

鹿島槍ヶ岳、八峰キレット、五竜岳。(g)

11/3 7:33

唐松岳、不帰嶮、白馬鑓ヶ岳。あとはガスの中。(g)

11/3 7:33

浅間山、外輪山。(g)

11/3 7:33

ピントが合わないのでマニュアルフォーカスにしましたが北アルプスはピンずれ(^^;(い)

11/3 7:35

内山峠の紅葉と艫岩の影。200mの断崖が良く分かる。(g)
気持ちの好い高度感(い)

11/3 7:35

西上州らしい岩稜と紅葉。(g)

11/3 7:36

国道254号沿いの紅葉も最盛期。(g)

11/3 7:41

頂上台地の紅葉も残っていた。(g)

11/3 7:41

ハウチワカエデ。(g)

11/3 7:42

ゴールデンロードを歩くgrowくん(い)
ここの黄金コースは圧巻でしたね。(g)

11/3 7:42

渋い男irohaさんが歩く哀愁の西上州。私は金が無くて支払いが渋い。(g)

11/3 7:43

こちらも渋く輝く黄色い紅葉。(g)

11/3 7:46

キラキラしてるとつい撮ってしまう(^^;(い)

11/3 7:46

黄金のカラマツとクヌギの紅葉。(g)

11/3 7:56

素晴らしい紅葉の宙に足が全く進まない。(g)

11/3 8:04

哀愁漂う西上州の秋。(g)

11/3 8:05

またキラキラを撮る(い)
緩く右に曲がる道にクヌギの紅葉並木。秋の散歩道。(g)

11/3 8:05

何度も見上げてしまう美しい紅葉。(g)

11/3 8:05

背中から優しさが伝わるgrowくん(い)
人生を背中で語る、時間は腹で計る。(g)

11/3 8:16

荒船山経塚山山頂。登山口から2時間。やはり独立峰なので風が冷たく気温5℃。(g)
寒かった〜(い)

11/3 8:25

経塚山から先は未踏のルート(い)
踏み跡が少ない落ち葉の急坂。滑る。(g)

11/3 8:25

経塚山から急坂を下る。ひと気が一気に無くなる。(g)
踏み跡なかったね〜(い)

11/3 8:28

紅葉の下を歩くirohaさん。(g)

11/3 8:30

その頭上を紅葉が覆う。(g)

11/3 8:31

ツツジ系の五枚葉紅葉。(g)

11/3 8:37

黄金カラマツが美しい。(g)

11/3 8:38

沢の素晴らしい紅葉。立岩が見える。(g)

11/3 8:38

綺麗だ〜(い)
素晴らしい彩り。(g)

11/3 8:42

沢ではここが一番素晴らしかった。irohaさんと立ち止まってしばらく眺めていた。(g)

11/3 8:44

スポットライト。(g)

11/3 8:47

輝くハウチワカエデ。(g)

11/3 8:48

行動食は「くるみやまびこ」美味しく栄養補給。クマのフンが足元にあった。(g)
危なく踏むとこだった(い)

11/3 8:50

カラマツ並木。(g)

11/3 9:02

モフモフ(い)
こんな道がしばらく続きます。(g)

11/3 9:02

素晴らしい紅葉に、思わず感嘆の声があがる。(g)
うんうん(い)

11/3 9:02

紅い紅葉は目立つ。(g)

11/3 9:03

月曜の男たち、西上州の紅葉のなかを歩く。(g)

11/3 9:06

素晴らしい紅葉のスクリーン。(g)

11/3 9:16

「わびさび」哀愁漂う西上州の秋の登山道。(g)

11/3 9:17

自分は横構図で(い)

11/3 9:26

ジャンダルム、西立岩。西上州らしい鋭い岩稜帯。(g)

11/3 9:26

ナイフリッジから西方面を眺める。空中歩道。(g)

11/3 9:26

八ヶ岳。(g)

11/3 9:27

手前が西立岩を守る衛兵、ジャンダルムなんだね(い)
この景色最高でしょう！(g)

11/3 9:28

イデミ、北立岩、毛無岩。(g)

11/3 9:28

痩せ尾根
両側は断崖で切れ落ちてます。(g)

11/3 9:29

北立岩と紅葉。(g)

11/3 9:30

険しい岩稜帯を彩る紅葉。(g)

11/3 9:30

一部を切取ってみた(い)

11/3 9:33

ナイフリッジから急峻な鎖場へ。(g)

11/3 9:51

西立岩ノ肩からの眺望。(g)

11/3 9:52

荒船山頂上台地、経塚山からジャンダルムまで、歩んできた尾根。(g)

11/3 9:52

ジャンダルム。この西側を歩いて来た。(g)

11/3 9:54

初めての西立岩(い)
眺望が最高です。(g)

11/3 9:55

西立岩山頂から西方面。兜岩山、八ヶ岳、北アルプス。(g)

11/3 9:56

経塚山と浅間山。(g)

11/3 9:56

高岩の断崖。(g)

11/3 9:57

兜岩山、ローソク岩。(g)

11/3 9:57

御岳山。(g)

11/3 10:01

西立岩から東立岩を眺める。眼下には南牧村の集落。西上州空中散策。(g)

11/3 10:02

ここから一気に下ります(い)
西上州らしい高度感ある岩稜と急峻な道へ。(g)

11/3 10:08

紅葉の絨毯(い)

11/3 10:15

人面岩。私の横顔。(g)

11/3 10:17

間隔をあけ慎重に進みます(い)
バランスを崩さぬよう慎重に。たった一度のミスが命取り。(g)

11/3 10:19

靴幅程度の足場、鎖20mの下り。これが微妙な高度感。この後はザレた急峻のルンゼ。(g)

11/3 10:26

ルンゼを下り緩やかな尾根を下る。沢には美しい紅葉。撮影ポイントを探して行ったり来たり。(g)

11/3 10:30

超広角14mmで美しい紅葉を余すことなく写す。(g)

11/3 10:31

綺麗だ〜広角レンズが欲しい(い)

11/3 10:52

星尾川に下りて来た。(g)

11/3 10:56

線ヶ滝手前の東屋で昼食。(g)

11/3 11:03

急遽の山行は簡単にカップヌードル、だるまさんはおにぎりがつぶれない様に入れて来た。(い)

11/3 11:10

今日は四代目鍋の初使用。いろり鍋にしてみた。前橋産もち豚バラ肉と小松菜、ネギ、舞茸、旧群馬町産の国府白菜を使った常夜鍋。大根人参おろしを付けて食べる。(g)

11/3 11:12

入れてかき混ぜて食べると美味。(g)

11/3 11:22

〆は高山製麺のうどんを入れる。豚肉と舞茸のだしが出ていて最高にうまい。(g)

11/3 11:36

デザートはバスクチーズケーキとスタバのコーヒー。ケーキは皿ごと持ってきた。(g)

11/3 11:51

食材装備をザックから胃袋へ移動して再び星尾川へ。光の入った渓流を流す。(g)

11/3 11:52

ちょっと大胆に加工してみました(い)
良い感じに色が出てますね。(g)

11/3 11:54

せせらぎに緑色のリフレクション。(g)

11/3 11:56

こちらも大胆に(い)

11/3 11:56

古めかしいマツダランプの案内版に見送られて、星尾峠へ向けて歩き出す。(g)

11/3 12:04

台風で流された木橋から、架け替えられた鉄橋を渡るirohaさん。ひと気もない道を二人で歩んで行く。(g)

11/3 12:05

沢にある大岩には石碑が奉られていた。美しい紅葉。(g)

11/3 12:10

体重制限のある橋、慎重に(い)
総重量100kg超、木橋を渡って壊す。(g)

11/3 12:11

朽ちた木橋と新たに掛けられた鉄橋。(g)

11/3 12:18

樹林帯のすき間からジャンダルム。(g)

11/3 12:31

更に進むと高岩。(g)

11/3 12:53

田口峠分岐から星尾峠へと続く道。(g)

11/3 12:54

何度でも、綺麗だ〜(い)

11/3 12:59

沢沿いには素晴らし紅葉。(g)

11/3 12:59

息が止まるほど美しい紅葉。(g)

11/3 13:01

ピンクテープを頼りに登ります。
崩壊し荒れた道に踏み跡はない。(g)

11/3 13:01

快晴の青空に映える紅葉。(g)

11/3 13:11

気に食い込んでる看板(い)
ぶら下がってましたね。(g)

11/3 13:35

黄金のカラマツ林。素晴らしい。(g)

11/3 13:43

黄金紅葉のスクリーン。(g)

11/3 13:48

水場で水補給。冷たくてうまい。当日は暑くて2.5ℓ消費した。(g)

11/3 13:52

西日に輝く紅葉。(g)

11/3 13:54

無事下山のお礼をします。(い)

11/3 13:55

荒船不動に参拝。私は本日の山行の感謝とmamimu3さんの足が早く治るように祈願した。(g)

11/3 14:05

後は舗装路を歩きます(い)
林道歩きも楽勝。(g)

11/3 14:08

兜岩山、ローソク岩とカラマツ。(g)

11/3 14:15

林道沿いも美しい紅葉。(g)

11/3 14:23

樹齢100年と地元の方が言っていた木の紅葉。(g)

11/3 14:45

林道を歩きながらも美しい紅葉が視界に入る。(g)
最後まで楽しませてくれたね(い)

11/3 14:52

素晴らしい渋い黄金色の紅葉。(g)

11/3 14:53

山頂から見えていたソーラーパネル。景観には不向きだが環境には良いのだろう。(g)

11/3 15:06

留守番ご苦労さま。冷えたコーラをどうぞ。変身ドロン！(g)

11/3 15:06

キンキンに冷えたコーラで乾杯。月曜の男たちの下山儀式。(g)
いつもありがとう、お疲れさまでした。(い)

11/3 15:38

寄り道して林道から見上げる艫岩。(g)

11/3 15:49

スマホで写すと自動補正され絵画のような景色。日本ではない風景。(g)

11/3 15:58

国道254号の休憩所から見上げる艫岩。秋色の西上州。(g)

11/3 16:53

前橋から眺める荒船山と夕焼け。(g)

撮影機器：

NIKON D850 NIKON CORPORATION

E-M5MarkIII OLYMPUS CORPORATION

KYG01 KYOCERA

感想

iroha

祭日の休みは家でのんびりと思っていたら
かみさんに、娘と大掃除するから邪魔と・・・居場所がない(T_T)

growくんが荒船山に行くとLINEがあったので同行させてもらう事にしました。
初心者の頃に訪れた荒船山、9年ぶりになります。
その時は経塚山のピストンでしたが今回はその先に行くルート、楽しみです。
紅葉ピークの荒船山、経塚山まででも十分楽しめます。

経塚山から先は急な下り、紅葉を見る時は立ち止まらないと危険です。
下り来ると素晴らしい紅葉の道。
西立岩から眺める西上州の紅葉した山並み。
growくんから素晴らしいルートを教わりました。
ただ、平日一人だと人が居なくて怖いかも(^^;

駐車場に戻るとgrowくんからキンキンに冷えたコーラを頂きました。
いつもありがとう。

帰りの関越道は予想通り渋滞。
下道に下りて、綺麗だった紅葉を思い出しながらゆっくり帰りました。

ぐろ

　11月3日文化の日。人間は言葉や文字を利用し文明を築き伝承してきた。身近では生活環境や習慣などを学習し、地域文化としての継承をしている。そちらの方が色濃く根付いているはず。食べ物や方言が良い例。

　月曜の男たち4人も東京、埼玉、群馬と同じ関東圏ではあるが、言葉のイントネーションや生活習慣が少し違う。私の日常生活で電車やバスには乗ることはないので、SUIKAやPASUMOは不所持。どこへ行くにも車である。

　LINEで日常的に連絡をとってはいるが、仕事や生活圏が異なるので、食べ物や生活スタイルも当然異なる。下位文化。ただし趣味としている登山とカメラは同調している。4人で一緒に歩き始めて約2年、俺たち月曜の男たちの文化はゆっくりと開花するだろう。遅咲きだが。

　3日は晴れの特異日だが、北部県境山稜は雲の中。中禅寺湖や社山を予定していたが、祝日で大渋滞が予想される日光方面。晴れ確実の荒船山へ行くことにした。前夜、irohaさんに話したら、現地で落ち合うこととなった。

　4時15分に前橋を出発。早朝割引が効くので高速で下仁田ICへ。5時30分に着いてしまい、薄暗く艫岩さえ見えない。トンネル手前のみどりの一里塚駐車場で日の出待機。そこにirohaさんが気が付いてやってきた。しばらく談笑、良いように時間がつぶれて東の空が明るくなってきた。

　254号で撮影ポイントがいくつかあるが、まだ薄暗く内山峠へ向かうことにした。グズグズしていると駐車場が満車になる紅葉時期。神津牧場の分岐の所でちょうど朝焼け。樹林帯のすき間から撮影できた。

　内山峠駐車場には8台停まっていた。私たちが出発する頃には満車となり、帰るころには路駐が数台見られた。紅葉最盛期の晴れで混んだろう。6時15分に出発。気温5℃で少し肌寒い。

　日の出を過ぎたが、艫岩の西に道があるため薄暗い登山道。紅葉彩る沢を抜けて歩いていく。鋏岩修験道場跡手前で頂上台地から日の出。光が入ると紅葉がきらめく。

　岩場を登り上げると頂上台地。古めかしいマツダランプの看板が出迎える。艫岩西端展望台へ。高度200mの断崖最上部。危険防止より景観重視なのかロープなどは張られていない。

　まるで空中に浮く舞台、とても見晴らしが良い。記念撮影し山座同定。北アルプスは見えていたが、杓子岳から尾瀬方面まで雲に覆われていた。降雪しているだろう。景色を楽しみ先へ進む。

　朽ちた東屋を過ぎ頂上台地を歩んでいく。クヌギやカエデ、カラマツの紅葉が残っていた。やや急坂を登ると経塚山山頂に到着。樹林帯のすき間から八ヶ岳が見える。

　山頂から南下し急坂を下る。踏み跡も薄くなりひと気も消えた。立岩へ続く稜線を歩いていく。ピークをトラバースしたり、同じような沢など、道迷いしやすいのでピンクリボンを見失わないように進んでいく。ここから先は4人とすれ違っただけだった。ひと気はないがクマのフンがあった。

　立岩分岐付近から素晴らしい紅葉。沢に立ち並ぶ木々に美しい紅葉。威怒牟畿不動降下点から少し先で岩稜帯となる。ナイフリッジからは開放的な眺望。まるで空中を歩んでいるかのようだった。やはり荒船山だけでは、この景色を見ることは出来ない。

　ジャンダルムを巻き、鎖場を経て西立岩山頂に到着。眺望すべてが紅葉に彩られる景色、特に毛無岩周辺の紅葉が素晴らしい。八ヶ岳も近く見えていた。西立岩からの眺望を楽しんで下る。

　ザレた急坂をトラロープ頼りで下り、岩稜鎖場20mを下る。何気に高度感があるので慎重に。下りてすぐに急峻のルンゼ。ここもザレており落石注意。落としてしまうほどのザレ具合。

　下りきった沢には美しい紅葉。ヒノキの植林帯にも紅葉が点在していた。星尾川を渡渉して登山口を出る。線ヶ滝手前の東屋で昼食。三代目鍋の変形が激しいので四代目鍋を購入。木蓋付のいろり鍋。常夜鍋を作って食べた。

　復路は田口峠経由星尾峠でから荒船不動で戻る。星尾川右岸コースは、災害などの影響で荒れて、倒木や朽ちた橋などがある。田口峠で作業道に一旦出るが、その後は開けた場所となり、踏み跡も少なく道迷いしやすい。ピンクリボンを見失わないように歩く。

　崩壊した木土留めの沢を右手に見て、九十九折れを星尾峠まで登り上げる。頭上には素晴らしい紅葉。東へ行けば荒船山、南へ行けば兜岩山、私たちは北へ、荒船不動へ向かった。

　カラマツの美しい紅葉が道に続いていた。緩く吹く風にカラマツの落葉が雪のように降ってきれいだった。荒船不動で参拝、mamimu3さんの足が早く治るように祈願。その後は林道を下る。一度国道254号を少し歩いて再び林道へ。

　林道沿いも美しい紅葉が彩っていた。艫岩から見えていたソーラーパネルの脇を通って駐車場へ。路駐が林道に結構居たが、もう駐車場は空いていた。日中は混んだのだろう。

　下山後は恒例のキンキンに冷えたコーラをirohaさんと飲んだ。荒船の湯に行かれるirohaさんとお別れして、私は妙義林道へ。艫岩撮影ポイントのいくつかで寄り道して帰った。

　本庄まで25kmの渋滞が始まった関越道を高崎ICで下りる。いつもの夕焼けポイントから荒船山を眺める。戦艦のような山容、平らな頂上台地。いつもはソロでガッツリ周回するが、今日はirohaさんと紅葉彩る美しい風景を撮影しながらゆったりと楽しむことができた。今度は4人で歩める日が来ることを願った。

コメント

suro-nin

　こんにちは。
　１０月３０日に、立岩〜経塚山を歩きました。昨年以上に紅葉がきれいでした。天気に恵まれたせいもあると思いますが。経塚山から立岩方面に下りる技術がないし、立岩の鎖場も下りで使えないから、いつも線ヶ滝から出発です。
　立岩東峰からの眺めがよかったですよ。
　私の時より紅葉が進んでいるのが、画像からよく分かりました。
画像　　８　アングルがよかった。
画像　１５　陽の光とのコラボ。私もこんな風景カメラに残したい
画像１３６　すごい。いい風景だと思いました。
　帰りに星尾川を遡上するのは、カラマツが西日を浴びて黄金色になるのを見上げたいが為かな？等と思いました。きれいでした。

iroha

suro-ninさん　こんにちは。
今回は急遽growくんに同行させてもらったので、荒船山から先はまったくの未踏の地。
紅葉がとても綺麗でとてもいいルートを教わりました。
次回も月曜の男達と写真を撮りながらのんびり歩きたいと思います。

写真は初心者なので、褒めてもらえると嬉しいです。
ありがとうございます。

ぐろ

　おはようございます、suro-ninさん。
今年も荒船立岩周回してきました。今回は経塚山へ行かず、荒船不動へ下り林道から戻ってきました。兜岩山へ時間があれば行くつもりでしたが、写真撮影に時間を割いたので、中止しました。

　星尾川遡上は、星尾川のせせらぎが南中の日にあたり、きらめきます。また立岩や高岩なども日が差して青空が映えるからです。荒船不動周りは、カラマツと兜岩山の景観が見たかったこともありますね。

　写真をお褒めいただきありがとうございます。15と136は私の撮影ですね。15は朝日に透過する一面の紅葉のスクリーンを、射るような日差しで表現しました。白飛びしないようにアンダーで撮影しました。136は林道歩きで尾根に連なる紅葉並木を明るく撮影しました。朝と逆で日が当たっています。