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Yamareco

記録ID: 370927
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無雪期ピークハント/縦走
東海

奥泉から猿見石山、そして天狗石山へ。アプト式鉄道で戻りました。

2013年11月16日(土) [日帰り]
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onisan その他5人
GPS
--:--
距離
9.8km
登り
1,162m
下り
1,029m

コースタイム

8:20奥泉出発―8:46三宝神社―10:30猿見石山―11:55昼食―12:50天狗石山―13:08七ツ峰分岐阜―13:22お地蔵さん―14:35林道―14:49奥大井湖上駅15:07―15:42奥泉駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
 第2東名を快適に走りました。高速道路を降りて千頭までの距離は、島田金谷ICよりも静岡SAのスマートゲートの方が短そうなので、静岡SAで降りました。ところがこれが狭い山道で、行き交う車も結構あり、ストレスがかかります。千頭からは広い道となり、問題はありません。奥泉駅前の下開土遺跡の駐車場には一台が停まっているだけでした。
 山から下りて大井鉄道井川線のアプト式列車で奥泉に戻りました。登山よりもこれに乗ることが目的のようです。レトロな列車の車窓から紅葉を眺め、途中、長島ダム駅でアプト式機関車に連結し、いちしろ駅までの区間1000分の90という急勾配を下ります。
 奥泉駅から車で千頭に戻り、島田金谷ICに向かいました。この道は1車線の区間もありますが、一方通行でストレスはありません。
コース状況/
危険箇所等
 奥泉駅から少し戻って橋を渡ります。さてここからどちらへ行けばいいのやら、山の案内は皆無です。民家で道を尋ねると、おばあさんが地図を書いて丁寧に教えて呉れました。まずは三宝神社に向かって林道を登ります。お茶畑の上に神社が見えてきました。神社の横の広い道に入ります。広い道は狭くなり、踏み跡も怪しくなってきます。少々不安になってきた頃、踏み跡のしっかりした道に出てひと安心です。ここから尾根の急坂が始まります。薄暗い杉林、何の展望もない急坂をひたすら直登します。猿見石山からはアップダウンが続きます。ダウンは急坂、木に掴まり、落ち葉で滑りながら下ります。天狗石山まで、直登・直下りが続きます。道には苔が生え、最近ヒトが通った様子はありません。天狗石山は広い山頂ですが木立に囲まれて展望はありません。奥大井湖上駅までの下りは、打って変わって快適な道です。ふかふか落ち葉のジグザグ道を快適に下ります。所々、開けた場所からダム湖が見え、湖の上に大井鉄道の赤い鉄橋が渡っています。山中、誰とも行き交うことはありませんでした。
 
大井鉄道奥泉駅前の下開土遺跡の駐車場です。
2013年11月17日 10:16撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:16
大井鉄道奥泉駅前の下開土遺跡の駐車場です。
茶畑の上に神社の鳥居が見えてきました。
2013年11月17日 10:17撮影 by  NEX-3N, SONY
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茶畑の上に神社の鳥居が見えてきました。
これはどう見ても登山道ではありません。
2013年11月17日 10:18撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:18
これはどう見ても登山道ではありません。
踏み跡のしっかりした道に出ました。
2013年11月17日 10:18撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:18
踏み跡のしっかりした道に出ました。
杉林の中、尾根の急坂を直登します。
2013年11月17日 10:19撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:19
杉林の中、尾根の急坂を直登します。
平らな尾根道がちょっとだけ。
2013年11月17日 10:21撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:21
平らな尾根道がちょっとだけ。
猿見石山でひと休み。
2013年11月17日 10:21撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:21
猿見石山でひと休み。
樹間からだダム湖がちらっと見えます。
2013年11月17日 10:22撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:22
樹間からだダム湖がちらっと見えます。
杉林は雑木林に変わり、気分も良くなります。
2013年11月17日 10:23撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:23
杉林は雑木林に変わり、気分も良くなります。
ダム湖の向こうに南アルプスの前衛峰が連なっています。左奥に大無間山が見えます。
2013年11月17日 10:25撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:25
ダム湖の向こうに南アルプスの前衛峰が連なっています。左奥に大無間山が見えます。
秋です。
2013年11月17日 10:26撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:26
秋です。
智者山、大沢山への分岐。間もなく天狗石山頂上です。
2013年11月17日 10:27撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:27
智者山、大沢山への分岐。間もなく天狗石山頂上です。
天狗石山頂上に着きました。
2013年11月17日 10:28撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:28
天狗石山頂上に着きました。
木立に囲まれ展望はありまでんので、空を撮りました。
2013年11月17日 10:29撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:29
木立に囲まれ展望はありまでんので、空を撮りました。
こんな所にごみ箱が、覗いて見れば中にお地蔵さんが座っていました。200年近く前に彫られたものだそうです。
2013年11月17日 10:30撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:30
こんな所にごみ箱が、覗いて見れば中にお地蔵さんが座っていました。200年近く前に彫られたものだそうです。
落ち葉ふわふわのじぐざぐ道を快適に下ります。
2013年11月17日 10:31撮影 by  NEX-3N, SONY
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落ち葉ふわふわのじぐざぐ道を快適に下ります。
ダム湖はまだまだ遠いです。
2013年11月17日 10:32撮影 by  NEX-3N, SONY
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ダム湖はまだまだ遠いです。
湖に掛かる大井鉄道の橋をズームアップ。
2013年11月17日 10:33撮影 by  NEX-3N, SONY
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湖に掛かる大井鉄道の橋をズームアップ。
反対側もダム湖です。ダム湖の中に尾根が伸びているんです。
2013年11月17日 10:35撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:35
反対側もダム湖です。ダム湖の中に尾根が伸びているんです。
林道に出ました。ここからもうひと下りします。
2013年11月17日 10:35撮影 by  NEX-3N, SONY
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林道に出ました。ここからもうひと下りします。
奥大井湖上駅に降り立ちました。
2013年11月17日 10:37撮影 by  NEX-3N, SONY
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奥大井湖上駅に降り立ちました。
奥大井湖上駅は無人駅です。
2013年11月17日 10:39撮影 by  NEX-3N, SONY
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奥大井湖上駅は無人駅です。
ダム湖の橋の上から駅方面を振り返りました。
2013年11月17日 10:40撮影 by  NEX-3N, SONY
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ダム湖の橋の上から駅方面を振り返りました。
列車がやって来ました。乗車し、車掌さんが回って来て切符を買いました。
2013年11月17日 10:42撮影 by  NEX-3N, SONY
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列車がやって来ました。乗車し、車掌さんが回って来て切符を買いました。
ながしまダム駅で、アプト式機関車と連結します。
2013年11月17日 10:43撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:43
ながしまダム駅で、アプト式機関車と連結します。
長島ダムです。
2013年11月17日 10:46撮影 by  NEX-3N, SONY
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長島ダムです。
なるべくトンネルを少なくし、景色を楽しめる工夫がしてあります。
2013年11月17日 10:47撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:47
なるべくトンネルを少なくし、景色を楽しめる工夫がしてあります。
奥泉駅に到着です。
2013年11月17日 10:50撮影 by  NEX-3N, SONY
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奥泉駅に到着です。
奥泉駅の時刻表です。
2013年11月17日 10:48撮影 by  NEX-3N, SONY
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11/17 10:48
奥泉駅の時刻表です。
撮影機器:

感想

 久しぶりにクラブ岳の葛谷さんにお世話になりました。決してお若いとは言い難い女性4人とご一緒です。OさんとFさんは以前にもご一緒しましたが、あとのお二人は初対面です。

 猿見石までは急登の尾根を真っすぐ、ひたすら登ります。わたしは最後尾ですが、前のご婦人たちに離されないよう懸命に登ります。暗い杉林で展望は無く、只々登るだけです。落ち葉が積もっていますので、滑らないよう注意が必要です。急坂を這いつくばって登ります。登山道とは云えない道、苔も生え、ヒトの通った気配はありません。でも狭い尾根、他には登りようがありませんのでただ上を目指すだけです。ご婦人4人はいたって元気で、冒頭の「決してお若いとは言い難い」は撤回です。わたしは遅れがちになりますが、葛谷さんが立ち止まって呉れています。追いつくとすぐに登り始めますので、わたしは休む暇がありません。

 猿見石山頂上は木立に囲まれ展望はありません。ここから狭い急坂を下ります。木に掴まり、足場を見定めて、慎重に下ります。鞍部からはまたまた直登です。これを何度か繰り返します。12時近くとなり、登山道の真中に腰をおろして昼食とします。こんな所には誰も来ませんので、登山道の真ん中でも誰にも迷惑は掛かりません。ゼイゼイ、ヒイヒイ、天狗石山に登りつきました。広い頂上ですが廻りは林、展望はありません。今の時期、花など咲いていません。ただ枯れ木と落ち葉があるだけです。

 天狗石山からの下りは、登りとは打って変わって快適です。落ち葉が重なったジグザグ道、フワフワして気持ちよく、指標も多く、ここはハイキングコースです。時には木立ちが途切れ、南アルプスの前衛峰が姿を見せて呉れます。ダム湖を横切るレインボウブリッジが少しづつ近づいてきます。両側にダム湖が見え、湖の中に浮かぶ尾根を下っていることが判ります。湖畔の山肌は秋色、登りとは全く違ってメンバー全員気持ち良さそう、話し声、笑い声が絶え間ありません。

 奥大井湖上駅から大井電鉄に乗りました。本日のハイライトです。錦秋の山々を見上げ、エメラルド色の大井川を下に見、昔懐かしいレトロな列車はゆっくりと走ります。車掌さんは切符を切ったり、手動のドアを開けたり閉めたり、大忙しです。長島ダム駅でアプト式の機関車が先頭に連結され、1000分の90という日本一の急勾配を下ります。奥泉駅まで、珍しい列車の旅を堪能しました。猿見石山、天狗石山、しんどい山登りの終りに、お楽しみが待っていた山旅でした。
 

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