すずらん駐車場から黒岳〜大石峠 周回
- GPS
- 07:59
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,078m
- 下り
- 1,074m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道河口湖ICから河口湖大橋〜若彦トンネルを抜けて水ガ沢林道に入り登山口のすずらん駐車場へ。 広大な駐車場があるがすずらんのシーズン以外はガラガラ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はない。 黒岳への登山道の取り付きには標識はなくテープがあるだけなので見落とさないように注意。 新道峠の駐車スペースは未明から早朝にかけ富士山撮影のカメラマンたちでごった返すので駐車場所確保に注意が必要とのこと |
写真
感想
9月以降主に志賀高原や浅間山周辺の山を歩いてきたが、さすがに11月も半ばを過ぎると両者ともにのんびりハイキングというわけにもゆかなくなり、当面は富士山周辺の山を集中的に歩こうと算段。
16日は本社ヶ丸から鶴ヶ鳥屋山を歩こうと思っていたが、素晴らしい天気予報となったのでもっと近くで富士山を見ようということで展望抜群の御坂黒岳に変更。
旧御坂峠からは何度も登ったので、今回は北側のすずらん駐車場から登り大石峠まで稜線を歩いて水ヶ沢林道で駐車場まで戻る周回ルートにした。
16日3時半に自宅を出て高速で河口湖へ。河口湖大橋から若彦トンネル経由で登山口のすずらん駐車場へ5時過ぎに到着。気温は氷点下3度。
小休止ののち、日の出前の6時前にヘッデン装着で登山スタート。
前回の登山後から腰痛がさらに悪化しており、果たして歩けるものか心配だったが、リュックの腰ベルトを思い切り締め付けコルセット代わりにすることで何とか登れそう。
しばらく車道を進み新道峠への分岐を過ぎるとすぐ右手に黒岳への登山道入口があるが、ここには道標はなく木にまかれたテープが目印となるので注意。
落ち葉が積もる中、一登りでドンベエ峠からの道を合わせる。
ここからはブナ林の急登だが、下手に上下するよりも登り一辺倒の方が腰にはいい。
やがて黒岳北側尾根に取り付くと30分ほどで旧御坂峠からの道を合わせすぐに山頂へ。
展望なしの山頂から、素晴らしい富士山を期待して山頂南側の展望台に向かうと、目の前に期待にそぐわぬ素晴らしい光景が現れる。
放射冷却のせいで河口湖には朝霧がかかり、その上に富士山がどーーーん!!
思わず写真を撮りまくる。
いつまでも眺めていたいところだが、先は長く30分ほどで頂上を辞し大石峠へ。
170メートル下るとすすらん峠。ここから60メートル登り返すと破風山。
展望は今一つで樹林の上に富士山の頭が飛び出している。
少し下ると新道峠第1展望台。
ここで三脚を立てていた写真家さんと立ち話。
昨夜から今朝にかけては富士山の夜間撮影のために、周辺は100人近い写真家でごった返してたとのこと。
ここは富士山の真北にあたるため、夜間撮影だと富士山を中心に星が回る写真が撮れるのだそうだ。
新道峠を過ぎると人気が消え一登りで中藤山へ。
周辺は南側の樹林の伐採作業が行われていて富士山を左手に見ながら山歩きを楽しめる。
中藤山からは登降を繰り返しながら高度を下げるが、露岩が増えトラロープなども現れる。
先に進むにつれ正面の節刀ヶ岳や十二ヶ岳が近くなる。
不逢山を過ぎると、突然カヤトの開けた場所に飛び出すがここが大石峠。
ここまで腰痛にもかかわらず、ほぼ標準タイムで歩くことができた。
ここで下るか?それとも節刀ヶ岳まで2時間半かけて往復するか??
悩むところだったが、最後の長い林道歩きを考慮しておとなしく下ることに。
峠から芦川への下りは急斜面をジグザグに下るが、北側は日が差さず、濡れた落ち葉が滑りやすく歩き難い。水場への分岐を過ぎさらに下ると、涸れ沢に出てすぐに林道終点。
砂防ダムをいくつか過ぎると車の音が近づき、若彦トンネルから下りてくる県道719号に飛び出す。
あとは水ヶ沢林道を駐車場まで戻るだけと行きたいところだが、正直この林道歩きがこの日の一番つらい場所となった。
駐車場まで約4キロだが、標高差380メートルを登り返すためずっと登り、おまけに林道といっても舗装されており厚底の登山靴で歩くには辛く、、おまけに峠からの急坂を下って来たことで腰痛が再びひどくなり、10分ほど歩いてはしゃがみこみ、痛みが引くとまた歩き始めるの繰り返し。
稜線では機嫌がよかった嫁さんも、睡眠不足で夢遊病者みたいに歩くありさま。
なんとかかんとか駐車場に着いたら思わずへたり込んでしまった。
もくろみ通り山上では素晴らしい富士山の眺めを堪能することができたが、とにかく最後の林道歩きがきつかった…
下山後は予約をしていた石和のビジネスホテルにチェックイン。
心身ともに疲れ果て8時過ぎには寝入ってしまった。
コメント
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朝早く出て、帰りはどうしたのかと思ったら、石和泊りなんですね。
無理しないでくださいね
ご自愛ください。
hamburg
渋描き隊長
ヘッデン装着で登り始めるとは良く怖くないですね〜
登り口も標識だけでなくテープとは
三峰山の登り口もそうでしたが、僕の場合あらかじめわかっていないと登山口にすらたてないかも・・
しかし、奥様も夢遊病者のように歩き続けるとはすごい頑張りですね〜
お二人とも根っからの山好きなんですね
今回のコースでは、御坂峠からの単純往復で黒岳山頂を踏んだことがあります
黒岳と節刀ヶ岳の間の道は歩いたことがありません
何と言っても御坂の山の魅力は、間近に望める富士山
黒岳のちょい先の展望台からの富士山の眺望は見事ですよね
登りの舗装路歩き4kmは辛いですね
隊長
土日とも山歩きするときはビジネスホテルに泊まることにしています。
土曜日はゆっくり山歩きを楽しんで、日曜日は渋滞前に帰宅できるショートコースというパターンが多いです。
我が家は季節にかかわらずたいがい日の出前のスタートです。
山の基本は早出早帰りですし、帰りにヘッデン使うよりも、登り初め使うようなプランの方がずっと安全だと思います。
もちろんルート情報などはしっかり下調べしてゆきます。
今回は天気予報から河口湖に霧がかかるのはほぼ確信していました。
アプローチで車で河口湖大橋渡る際にガスっていたときは、運転しながらガッツポーズでした。
黒岳〜大石峠は危険な場所もなく、冬枯れの時期は樹間から富士山を見ながらの楽しいルートです。
大石峠はカヤトの草原で昼食にはおすすめのポイントですよ??
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