記録ID: 3713397
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ハイキング
日光・那須・筑波
銀山平から庚申山を経て皇海山へ(クラシックルート)
2021年11月06日(土) [日帰り]
体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 11:57
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 3,006m
- 下り
- 2,992m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:34
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 11:56
距離 31.2km
登り 3,006m
下り 3,007m
15:45
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
☆ナビは「国民宿舎かじか荘」で ☆最後のコンビニは、「道の駅くろほね・やまびこ」に併設したファミマ。トイレもここが最後。 ☆かじか荘の奥に登山者用駐車場あり、満車の時はさらに奥 ☆登山ポストあり、トイレなし(昼間ならかじか荘で借りれる?) ☆トイレは庚申山荘までありません |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆全ルート、雪はなし。鋸山の北斜面など、霜が降りて凍っているが、気を付ければ問題なし。 ☆栗原川林道は復旧の見込みなし。恐らく廃道に。体力が充実している時に銀山平から登るしかない。 ☆過去のレコを参考にするなら2020年以降のものを見た方が良い。 2019年の19号台風で栗原川林道が通行止めになる以前のクラシックルートの記録は、入山者が少なく、笹ヤブ刈りなどの整備が今ほど行き届いてなかったと思われる。 ☆多くの人が… 往路:庚申山〜鋸山稜線ルート 復路:六林班峠からのトラバース道 で周回。 決まりはないが、これに従うのが最適なルートだと行ってみて感じた。 ☆登山口から庚申山往復は整備されているが、残りの長い行程にわたって、 ワイルドな岩場(整備が最小限) 藪漕ぎ ルート不明瞭 アップダウンの繰り返し 急斜面のトラバース 等々あり、体力と経験が求められる。 ☆駐車場〜一の鳥居 未舗装の林道歩き ☆一の鳥居〜庚申山荘〜庚申山 要所要所のマーキングに反射板が使われており、ライトで探しながら歩ける。これが庚申山まで続くので、ナイトハイクも難しくない。皇海山登山は早出命! 駐車場から庚申山までで標高差1000mある1日分の登山。しかし、先は長いので最小限の労力で辿り着きたい。 ☆庚申山〜薬師岳〜鋸山 破線ルートだが、深田久弥が皇海山を選んだのはこの部分によるところが大きいようだ。険しさの合間合間に大パノラマが望めるし、徐々に近づいてくる皇海山に親しみも覚えるようになる。 前半はのどかな笹原だが、多少迷いやすいところあり。 薬師岳から先は風化気味の岩稜帯。 鎖などの補助は最低限、 マーキングはほとんどない。 ルートを見失うと無駄に難しい岩場の通過を強いられるので注意。必ず戻って探す。 ルーファイも伴うような岩場に慣れていれば良いが、初心者には結構怖いと思う。ヘルメット着用。 ☆鋸山〜皇海山〜鋸山 往復2時間半くらい。 12時までに戻ってくるのが理想。 昼食休憩の適地は、 展望で選ぶなら鋸山。 広さで選ぶなら皇海山。 先の長さが気になるなら、戻ってきての鋸山だろう。 ☆鋸山〜六林班峠 特に問題ないが、あまり歩きやすいとは言えない。どこも簡単には歩かせてくれない皇海山。 ☆六林班峠〜庚申山荘 ここも、いやらしい道だと聞いていたが、それほどエグいトラバースでもない。高低差もなく黙々と歩ける。笹が刈ってあったので、笹ヤブの状況次第か? 沢を何度も渡るので水は至るところで汲める。 後半、斜面が緩やかになってくると迷いやすいところあり。 必ず、明るいうちに庚申山荘に戻る!! その後は暗くなっても下山できると思うが、反射板は登りの向きにしか付いていません。日の長い時期にやるのが無難。 |
その他周辺情報 | 国民宿舎かじか荘のお湯が良さそうなのだが、コロナ禍で日帰り入浴は15時まで(受付14時半まで) スピードのある人が早発ちしないと間に合いません! 群馬方面に帰るなら、「わたらせ渓谷鐵道」の水沼駅に温泉あり |
写真
感想
久しぶりに百名山を1つ更新。
イッツ ア ロング&ワインディングルート!
百名山の中には幌尻岳、平が岳、剱岳などの難関もあり、ラスボス的な意味合いもあって、それはそれでいいと思うのだが…
この皇海山、どうしたものか?!
ラスボスになるような風格もなく、無駄に長くて険しい印象がある。
日帰りは無理という人は、かじか荘と庚申山荘をうまく使うしかないのですが、いかんせん庚申山荘の位置が手前過ぎて、そこから先が長く険しい。その険しさが一般向きとは言い難くて…
六林班峠でテント泊という手もあります。しかし、テント泊装備が背負える体力のある人なら軽装でスピード登山したほうがいい気もします。
ここはひとつ「日本百名山」の原点に帰って行ってみるしかない。
深田久弥は、
「(昔は)迷い、藪を漕ぎ、野しゃがみをし、ようやく頂上に達するという、本当の山登りの楽しさが味わえる山があった」
と言い、
「まだ原始的自然美を保っている山域」
として皇海山を紹介している。その深田が歩いたのがこのルートで、皇海橋まで車で入って3時間で登れてしまうルートでは味わえない魅力がこのルートには必ずあります。
登山者同士の会話がとても多く楽しかったです。
長く険しいルートを歩いているという同志のような感情が湧くのかも?
そういったところも含めて、印象に残るいい山でした!
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