高野峠から一山

2013年11月23日(土) [日帰り]

• GPS: 03:03
• 距離: 4.5km
• 登り: 456m
• 下り: 461m

コースタイム

10:10高野峠→10:35　P895.4→11:02林道工事現場→11:32一山(1,064.4m)12:17
→13:11高野峠
所要時間　約3時間　　歩行距離　約4.5Km

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道29号山崎IC→北上→波賀町上野→国道429号→高野峠
峠近辺に駐車スペースあり　地蔵堂の西側に登山口

コース状況／危険箇所等

天気が良いのと紅葉を見に、適当な山へ繰り出した。
当初、赤西渓谷遡上を計画していたが、パートナーの急用で中止、高野峠から
「一山」を往復し、東山温泉で汗を流すことに変更した。
一山(ひとつやま)の高野峠コースは、最後の登りの手前の鞍部まで、林道工事が
入ってきており、登山路を横切る形で様相が一変していた。鞍部からの登り道の
付近に頂上への指導標が欲しいところ。以前に登った経験のある人なら、ピンク
のテープを認めるだろうが、初めての人は林道の道の流れに必ず迷ってしまうだろ
う。それにしても、林道開発の延長は、写真のように自然をあっという間に変え
てしまう。自然の生態系にも、良い結果が出るとは思えない。広葉樹林の憩いの
場のひとつが、また減ってしまったのは、とても残念なことである。
コース上の危険箇所はないが、林道工事の影響で最後の取り付き地点を見落とさ
ないように注意が要る。

写真

11/23 10:07

高野峠

11/23 10:20

稜線へ出ると遠く「段ヶ峰」が見える

11/23 10:22

11/23 10:22

11/23 10:26

11/23 10:56

一山(ひとつやま)が見えてきた

11/23 11:02

鞍部へ降りると林道開発で大広場が出来ていた

11/23 11:05

林道は一山の南麓を西へ続く

11/23 11:07

一山への最後の取り付き地点

11/23 11:10

秋の名残？

11/23 11:14

紅葉は終わりアセビの緑が目立つ

11/24 7:42

11/24 7:44

紅葉一葉

11/24 7:45

コナラ林

11/23 11:32

一山頂上から「氷ノ山」

11/23 11:33

東の「段ヶ峰」方面

11/23 11:37

北に三久安山

11/23 12:41

登ってきた一山を振り返る

11/23 13:11

高野峠登り口へ帰着

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

finecloud

宍粟市南部の山々は、紅葉が真っ盛りだが、標高千米を越す峰では、もう
初冬の雰囲気だ。
日頃の運動不足を補う、足ならしに「一山」(1,064.4m)へ出かけた。
高野峠からのコースは、途中、広葉樹林の鞍部があって、一山への最後の
登りの前に癒しの空間があり、コース上のハイライトとなっている。
最初のコース概要でも触れたが、そこが林道工事で荒れてしまい、思わず
言葉を飲んでしまった。木材の搬出用に、必要な工事なのだろうが、折角の
癒しの広葉樹林帯で貴重な「熊棚」などがある聖域にまで、開発工事の手が
伸びてしまっている現状は、非常に残念でならない。また、ハイキング用の
登山路にまで、林道の帯が横切っており、指導標が必要な位にまで変相して
いるのも非常に憂慮するところだ。
こうした工事は、ここだけでなく、宍粟の山々の奥深くまで及んでおり、登
って少なからず出くわす残念な光景だ。賛否別れるところだが、自然を敬い
自然と共生してきた先人たちの思いを、踏みにじるどころか、自然から強烈
な「しっぺ返し」があるのではと、恐れてしまう。