【卯山〜大無間山〜三ッ合山〜関ノ沢】
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- GPS
- 17:05
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,973m
- 下り
- 2,980m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 8:56
天候 | ・1日目→晴れ ・2日目→曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎三ッ合山東尾根 過去に深南部の藪尾根を多く歩いてきましたが、今回歩いたこの尾根が深南部では1番悪かった。 隣の黒枯山東尾根と似たようなものと考えていたので痛い目に遭いました(泣) シラビソ藪・笹藪・急斜面・RF全て簡単ではありません。 |
写真
感想
今週はayukaさんとテン泊山行。
行き先の候補は、、、
①しらびそ高原〜奥茶臼山〜大沢岳の周回
②南岳東尾根
③大無間山
詳細なルートを言ってなかったけど、大無間山は未踏との事で③番に決定した。
結果的にアルプスは雪が降り藪漕ぎのコンディションは最悪っぽいので③が正解だったでしょう。
◎1日目
4時半過ぎに井川大仏駐車場からスタート!
今回は大無間山山頂に幕営予定なので水を4ℓ(500はコーラ)を背負って荷物は18〜19kg程度。
まずは井川中学校裏手から尾根に取り付き卯山を目指す。
師匠の記録で急登と書かれていましたがその通りで体力を消耗しました。
卯山から小無間山までの尾根は過去に歩いた事がありますが記憶が吹っ飛んでおり、こんなにアップダウンが激しかった事はすっかり忘れていました。
小屋で少し休憩して大無間山へ。
1900mくらいからうっすら雪が出てきましたが大無間山頂でもトレランシューズが潜る事は無かったので一安心。
山頂でテントを張ってお酒を飲みながら夕食をたべてこの日は終了。
情けないけど、この程度の歩荷で結構疲れてしまった。
◎2日目
夜中から風が強くなりテントがバタつき目が覚めた。樹林帯なのにかなりの強風だ。
風は強くガスってるけど行動に支障が出る程だはないなで予定通り6時スタート!
まずは大無間山頂から風不入方向へ進み三ッ合山から東尾根へ進みます。
大無間山〜三ッ合山までは濃くは無いものの踏み跡とマーキングはあるので注意しながら進めば問題ないレベルだと思います。
進むにつれて次第に天候は回復して晴れ間も出てきました。
三ッ合山東尾根に入ると最初は林業のものと思われる踏み跡がしっかりしていたので楽勝モードでしたが当然道が消えてシラビソの幼木帯に捕まりました。
樹間が極めて狭く通過に時間がかかり、これが続いたらヤバい!と感じるレベル。
悪い事にこれが結構長く続き、藪+倒木帯や藪+ナイブリッジなど逃げ場も無いので時間をかけて進むほかありません。
幼木ブッシュ帯を抜けるとしばらく安定した道になり一安心。このまま関ノ沢まで下れたら良いのですが、、、
丈の短い笹が出始め気持ちの良い稜線歩きでしたが次第に笹が背丈以上になり激藪漕ぎに変身!
これも直ぐには終わらず。
左は崖ですが笹が強く足下が見えないので注意深く進みます。
笹藪地帯を抜けると『藪』は終了。
急勾配の下りで大腿筋と神経を使いますが手を使わず進めるので藪に比べれば快適そのもの!
最後の沢への下降点は急斜面&ザレでミスると沢へ滑落するのでロープを出して下降。ここは注意が必要です。
沢まで降りれば知った道で安全圏に戻ってきて一安心。
渡渉してザレザレ急勾配を1時間半かけて登ると林道に出ます。
この林道が井川大仏まで繋がっている事は知っていましたが、以前井川交番に問い合わせたら『現在通れない』との事でしたが、林道に出て少し歩いた分岐点に車(廃車じゃなく現役)が停まっていたので車で来られる事が判明!
ayukaさんが『トレーニングななるなら、、、』との言葉に甘え、荷物をデポして林道を6.5km程走って車を回収して今回の山行は終了です。
それにしてもayukaさんとの山行は不思議なくらい激藪になる。
恐らく彼女も私との山行は激藪!と思っているはずですが、私もayukaさんとの山行は覚悟して望まなければならないと今回気が付きました。
コメント
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藪に好かれる御二人様!!
怖い?ステキ??
籔が酷すぎて、手を差し出す余裕もないですなw
詳細な資料無しの尾根を選んでいるのは僕ですけど、幕営になった時のayukaさんの引きの強さは恐ろしいですよ。 お正月に必ず大吉(大凶?)を引き当てる感じですね。
今回も手は差し出しませんでしたがロープは出させてもらいました(笑)
稜線を歩いていた時、yamayoさんと行った風不入〜大無間山〜寸又峡の周回を思い出しましたよ。
大無間の崩壊地は少し落ち着いた感じに見えるけどどうなんだろう。
クロスオーバー2Gはinaminさんが1を使っていて軽くて収納もコンパクトだったから興味あったので発売されて直ぐ購入しました。
2点ほど気に入らない部分が有りますが、軽さ・設営の速さ・結露の少なさ等メリット方が大きいです。
小無間手前の崩壊地は3年前に通りましたけど、当時から全く怖さがありませんでしたが今回もロープ無くても全然大丈夫な感じ(個人的に)でしたね。
それでも落ちると無傷では済まない、一般的には危ないので山と高原地図は除外したようです。(遭対協が関わってるみたい)
Inaminさんなら30kg背負っても余裕だと思いますよ!
畑薙行く道で何度も通ってますが井川中から大無間行けちゃうんですね。
磐田赴任中ならまだしも関東在住なもんで寸又峡からの周回一択ですが。
kaikaireiさんにしてはコンパクト?な山行ですがザイル持参のうえ藪尾根こなして。
山屋の鑑です。
関東から沼平は遠すぎますね。掛川からでも億劫になりますから。笑笑
大無間山に関して言えば寸又峡からのルートの方が景色も良いし変化に富んで断絶魅力的なルートだと思います。 僕も誰かに勧めるなら寸又峡からですね。
以前はソロが多く、限られた数人としか山に行く事はありませんでしたが、こんな変なスタイルの山行に興味を持ってくれる方々に巡り合いご一緒する事が増えました。
こうして藪山の魅力を誰かに伝える事が出来るのもone–hunterさんのおかげだと思っています。
同時に絶対に事故は起こさない!という責任もあるので同行者が危険を感じる場所では積極的にロープを出すようにしています。
今回もayukaさんに手を差し出さなかったようで、Kai さんの気持ちにブレがなく安心しましたwww
残りの2本もロクなコースではないと思うので喜んでご一緒させてください笑笑
春になったらいつものメンバーで釣りを兼ねても楽しそうです。
激藪山行をkaikaireiさんの手を借りずに歩けるayuka様、カッコよすぎますね😍
大無間山、もう少し楽に歩けるルートでいつか行ってみたいです。
そうですね。ayukaさんも僕と一緒の時は変な尾根に行く事が多いので『この位なら大丈夫かな?』っていうハードルが上がってます。
大無間山は寸又峡温泉側からの方が魅力的なので、そちらで変なルート組んで行きましょう!
kaiさんが悪いということは、相当レベル高いですね・・・
でも面白そうです!!
確かに厄介な尾根でした。厄介でしたが『深南部の中では』なので南アルプス全域、妙義などに比べれば難易度は全然低いですよ。
今回は荷物も重い中で藪+ザレだったのでとにかくタフな山行でした。もう少し体力付けときますわ!
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