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記録ID: 375437
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無雪期ピークハント/縦走
丹沢

塔ノ岳(丹沢表尾根→塔ノ岳→大倉)

2013年11月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:02
距離
17.0km
登り
1,633m
下り
1,571m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:40ヤビツ峠
8:55富士見山荘跡
9:55二ノ塔
10:15三ノ塔 10:25出発
10:45烏尾山
11:05行者ヶ岳
11:50新大日
12:30塔ノ岳 13:00出発
13:50堀山の家 13:30出発
14:35雑事場の平
15:05大倉バス停
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:小田急秦野駅 神奈中ヤビツ峠
帰り:神奈中大倉バス停 小田急渋沢駅
コース状況/
危険箇所等
三ノ塔から塔ノ岳の間に鎖場あり。
標高1200m当たりから霜が溶けた泥道がちらほらと。
秦野からバスに乗るのが初めてだったので勝手が分からず、余裕だったはずのバス1台目に乗れずに臨時を待つ。
2013年11月24日 07:48撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 7:48
秦野からバスに乗るのが初めてだったので勝手が分からず、余裕だったはずのバス1台目に乗れずに臨時を待つ。
長蛇の列。ちょうど前日のアド街が大山だったのは、関係あるのか。
2013年11月24日 07:49撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 7:49
長蛇の列。ちょうど前日のアド街が大山だったのは、関係あるのか。
ヤビツ峠。いい具合に冷えている。
2013年11月24日 08:48撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 8:48
ヤビツ峠。いい具合に冷えている。
シカ注意。丹沢と言えばシカ、かもしれないけど、今回は会わず。
2013年11月24日 08:53撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 8:53
シカ注意。丹沢と言えばシカ、かもしれないけど、今回は会わず。
登山口。トイレあり。
2013年11月24日 09:06撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 9:06
登山口。トイレあり。
さて、登ろう。
2013年11月24日 09:13撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 9:13
さて、登ろう。
紅葉はほぼ終わっておりました。
2013年11月24日 09:21撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 9:21
紅葉はほぼ終わっておりました。
大山。このまま「山」という漢字にモーフィングしそうなほどの「山」感。
2013年11月24日 10:00撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 10:00
大山。このまま「山」という漢字にモーフィングしそうなほどの「山」感。
エア紅葉を楽しんでおりますよ。
2013年11月24日 10:01撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 10:01
エア紅葉を楽しんでおりますよ。
抜けるような快晴。暑い。
2013年11月24日 10:06撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
1
11/24 10:06
抜けるような快晴。暑い。
枯野を行く知らない人。
2013年11月24日 10:09撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 10:09
枯野を行く知らない人。
三ノ塔から富士山とアルプス。思わず写真タイムを開始してしまう。
2013年11月24日 10:23撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 10:23
三ノ塔から富士山とアルプス。思わず写真タイムを開始してしまう。
大倉尾根を一望する。確かにバカだな。
2013年11月24日 10:23撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 10:23
大倉尾根を一望する。確かにバカだな。
塔ノ岳までの稜線。縦走感あるね。
2013年11月24日 10:38撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 10:38
塔ノ岳までの稜線。縦走感あるね。
ひこうき雲
2013年11月24日 11:00撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 11:00
ひこうき雲
三ノ塔と大山。このあたりから体調悪し。
2013年11月24日 11:48撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 11:48
三ノ塔と大山。このあたりから体調悪し。
新大日と塔ノ岳。「大日」って大日如来かね。ヴィローシャナ。
2013年11月24日 11:50撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 11:50
新大日と塔ノ岳。「大日」って大日如来かね。ヴィローシャナ。
ひこうき雲。ちょっといい画だなと思う。具合は悪い。
2013年11月24日 12:24撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 12:24
ひこうき雲。ちょっといい画だなと思う。具合は悪い。
塔ノ岳。いろいろあった顛末は、感想をご覧あれ。
2013年11月24日 12:53撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 12:53
塔ノ岳。いろいろあった顛末は、感想をご覧あれ。
愛しのサッポロ一番。折らないと入らなかったので泣く泣く真っ二つにしましたとさ。
2013年11月24日 12:55撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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11/24 12:55
愛しのサッポロ一番。折らないと入らなかったので泣く泣く真っ二つにしましたとさ。
頂上。すさまじい人出でした。
2013年11月24日 13:14撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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11/24 13:14
頂上。すさまじい人出でした。
大倉尾根を下る。
2013年11月24日 13:39撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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11/24 13:39
大倉尾根を下る。
小走りで下る。
2013年11月24日 13:49撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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11/24 13:49
小走りで下る。
遠い紅葉。
2013年11月24日 15:04撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 15:04
遠い紅葉。
無事大倉の登山口に到着。ここからバス停まで10箇所近い無人や再販売所がある。
2013年11月24日 15:11撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/24 15:11
無事大倉の登山口に到着。ここからバス停まで10箇所近い無人や再販売所がある。
撮影機器:

感想

登山を始めた年の秋に来て以来、3年ぶりの丹沢。元々は奥多摩の鷹ノ巣山あたりでそういえば表尾根って行ったことなかったな、と思い立って金曜日に変更した。

最近は行動食と昼食の境目を曖昧にして、絶えずパンを食べ続ける、という作戦を撮っていたのだけれど、今回は一般的なスタイルに戻して昼食はラーメン、行動食はカロリーメイト二箱、にしてみた。しかし結果的にはこれが失敗であった。予想外に陽がさして気温が上がり、かなり汗をかいたのだが、行動食でそれを補えなかった。結果として、行動開始から2時間ほどで、軽い脱水症状を起こしてしまった。

教科書通りに視野が狭くなる。目に映っているはずなのに脳が処理できない。太陽の光が目に入ったときの残像がいつもよりワンテンポ遅れて消えていく。間の悪いことに、一番の難所であり、一番の苦手である鎖場と岩場の下り、という局面を迎えてしまう。足を踏み外して岩に頭を打ったら痛いだろうな、岩の方さと位置エネルギーだもんな、と最悪の事態を考えてみることで冷静になろうとする。混雑していたので順番待ちの時間があり、恐ろしさがじわじわ増していく。慎重に、慎重に、と言い聞かせながら降り切ったが、足が震えていた。

塔ノ岳の手前のピークである新大日に、なんとか辿り着く。目がチカチカする。塩分が足りない、足りないが、手持ちの食品で塩っけと云えば、ザックの中のサッポロ一番しかない。しかし塔ノ岳よりも手前で長めの休憩を取ってしまったら、日の明るいうちに下山できない気もする。背中で出番を待っているラーメンがばっちり塩味なのは、皮肉だかなんだか・・・。

進むべきか、煮るべきか。あと30分で塔ノ岳だから、と意を決して、甘いパンを口に放り込んで再び足を動かす。

ああ、決定的に、決定的に失ってしまった電解質をわたしは、と後悔する。汗をかいた時点で1枚脱げばよかったのに、塩分を含んだ行動食を持って行けばよかったのに、と反省する点は多々あれど、しかしそれで花崗岩が岩塩になるわけではない。穏やかなアップダウンを食いしばって進む。日差しが疎ましい。

結局40分もかかって塔ノ岳に辿り着き、無事ラーメンをお腹に入れて、体調は元に戻った。いつもは塩辛くて飲み干すのに苦労するスープを難なく飲み干してしまえたあたり、やはり電解質を失いすぎていた証拠だと思う。頭の中は悔恨一色だったが、落葉して谷筋のくっきりした丹沢山塊西部とその向こうにおわします富士山、という景色に、少しばかり気が晴れる。反省は下山した後でいい。体も戻ったことだし、気持ちを改めて大倉尾根を下ろう。馬鹿みたいな俺だもの、馬鹿尾根を馬鹿みたいに下るのさ。

大蔵尾根は2時間ほどで下り切った。具合が悪くなる前に頭に浮かんだフレーズがある。登山はマネジメント。ルートの難易度は、あくまで要素のひとつでしかない。辛さの成分をたっぷり含んだハイキングだったが、五体満足で降りたので、これも成功の一つだ、としよう。塩分が足りないのにしょっぱい、という不思議な成功だったけど。

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