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Yamareco

記録ID: 375627
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

南ア・仙丈ヶ岳地蔵尾根、半分で撤退

2013年11月23日(土) ~ 2013年11月24日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:26
距離
19.7km
登り
1,378m
下り
1,497m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

23日
柏木登山駐車場   08:50
林道 1560m     10:30
林道 1700m     11:00 〜 11:10
尾根 1890m     12:00 〜 12:10
1940m コル     12:45
1970m コル     13:45
2087m峰       14:10
松峰小屋      14:35
24日
松峰小屋      02:10
標高2315m引き返し地点 04:10
小屋への下降点   05:15 〜 05:30
1940m コル     07:35
尾根 1890m     08:10 〜 08:30
柏木登山駐車場   10:15

天候 2日とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
柏木に個人で登山用駐車場を提供して下さっています。
有り難く利用させて頂きました。
孝行猿の遺跡
元々は有名な話しらしいですが、私は知りませんでした
ここで1回目の林道を横切ります
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孝行猿の遺跡
元々は有名な話しらしいですが、私は知りませんでした
ここで1回目の林道を横切ります
中央アルプスがよく見えます
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中央アルプスがよく見えます
砂防壁が目立ちます
(1800m付近?)
ここから林道を10分弱歩くと登山径の入口です
砂防壁が目立ちます
(1800m付近?)
ここから林道を10分弱歩くと登山径の入口です
この案内板で林道と分かれます
(1830m付近?)
これより先は、登山径のみになります
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この案内板で林道と分かれます
(1830m付近?)
これより先は、登山径のみになります
1983.2m峰の巻き径から見る仙丈ヶ岳
1983.2m峰の巻き径から見る仙丈ヶ岳
松峰小屋への下降点
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松峰小屋への下降点
松峰小屋
今夜は一人でここにお世話になります
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松峰小屋
今夜は一人でここにお世話になります
小屋の中の様子
今日は無風なので壁穴は気になりませんが、吹雪だと雪が吹き込みそうですね。
それともこちら側が風上になることは無いのでしょうかね?
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小屋の中の様子
今日は無風なので壁穴は気になりませんが、吹雪だと雪が吹き込みそうですね。
それともこちら側が風上になることは無いのでしょうかね?
柏木の
「仙丈ヶ岳登山駐車場」
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柏木の
「仙丈ヶ岳登山駐車場」
個人が提供して下さっている駐車場だそうです
有り難いことです
感想ノートがあったのでお礼を書いてきました
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個人が提供して下さっている駐車場だそうです
有り難いことです
感想ノートがあったのでお礼を書いてきました

感想

南ア3000m峰アリバイ登頂の最後の山、仙丈ヶ岳は締めくくりになるような登り方をしたいとの思いを込めて、北沢峠ではなく地蔵尾根から雪の付いた山頂を目指すことにした。
雪が付くと私の足では日帰りは無理そうなので、中間付近にある松峰小屋にお世話になる1泊2日の計画とした。
尾根筋に出るまではどうも径が分かりにくそうなので、充分に明るくなってから駐車場を出発するようにアプローチした。
歩き始めは結構寒く感じたので、ベースレイヤに肌着、フリース、夏用のレインウェアと4枚着込んで歩き始めてみると暑くてフリースと肌着を脱いで、ベースレイヤとレインウェアの2枚で歩いていった。
数年ぶりに担ぐテント泊のザックは嵩張るし、それなりに重い。
明るいので、径は間違うことなく進んで行けたが、これが、夜明け前の暗がりだったら何回か迷ったかも知れない。
1800m付近から日影には雪が消え残っているようになります。
1923m峰の南に伸びる尾根上の1890m付近の乗越しでやっと目指す仙丈ヶ岳を樹林の間から眺めることができるようになりました。
ここからは時折わずかな下降もありながら松峰小屋の分岐まで進みます。
薄いながらもトレースはありました。
稜線から松峰小屋へは、意外と下らされました。

小屋の床(板の間)は、雨の日に逃げ込んだ人がそのままザックを置かれるからか結構汚れていますが、ホウキが用意されているので綺麗に掃き掃除からはじめます。
右側(谷側)の板が綺麗そうだったのでシートをひいて寝転がってみたら谷側へ傾いたひどい傾斜でとても寝られそうになく、左奥に移動した。
次は、雪の準備。一応、水1L強は担いできましたが、足りないだろうと、レジ袋に雪を取りに行きます。積雪10cmで表面は枯れ葉で汚れていますがその下は真っ白な雪が取れました。
日没前に夕食をすませました。
初めは薄気味悪く感じた小屋でしたが、食事まで済ませるとまるで自分の部屋のように感じてくるから厚かましいというか不思議です。
気温は、陽が出ている間は3〜4℃、日没後は0〜1℃、起床時は−1℃と非常に暖かだったのでテントは張らずに枕にしました。

1時に起床。どうも体調を崩しているような感じですが、行けるところまで行くことにします。
小屋を出る前に、ゴミ一つ落としていないことを何度も確認し、扉もしっかり閉めて、一泊お世話になったことを感謝して出発します。
尾根上のコルに戻るのに10分もかかりました。
ここで大きなザックはデポし、ポケッタブルのアタックザックを担いで上を目指します。
スマホのGPSをオンにするのを忘れていたのでセットしますが、どのアプリを見ても衛星が2つしか捕捉できず少々焦りましたが、いずれ捕捉できるだろうと山旅ロガーをオンにして登りを再開しました。
振り返ると伊那と駒ヶ根の街でしょうか異様に明るいです。
傾斜があって歩きにくいところが時折出てくるようになったので、チェーンアイゼンを付けました。
チェーンアイゼン、こんな薄い新雪の径でも歩きやすい。これだったら、松峰小屋へのコルから履いてくれば良かったと少々反省した。
それなりに頑張って歩いてきたので、今どの辺り?とスマホGPSの地図ロイドで現在地を確認したら殆ど進んでいない。
かなりショック。
この調子で今日はとても仙丈ヶ岳に届きそうにない。
諦める、下山する。

松峰小屋へのコルで大きなザックを回収して行くもこれが辛い。
15分歩いて10分休憩する。しかも置いたザックにもたれかからないと疲れが取れない。
それでも不思議なもので太陽が出てすっかり明るくなると、こちらも元気を取り戻してきた。
少しずつ歩行時間を延ばし、休憩時間を短くして下っていった。

初日、体力を温存しつつ松峰小屋まで順調に進めたのに残念な結果に終わってしまった。
今思えば、小屋で北枕にして寝たのが悪かった?
それにしても撤退ばかりしているな〜。
う〜ん、雪の仙丈ヶ岳、どうしよう。



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コメント

初めまして
atosukoshiさん 初めまして、taka4と申します。
記録を拝見し、数年前の正月に地蔵尾根から仙丈を目指した時のことを思い出しました。
その時は私も積雪に阻まれて同じあたりで引き返したと思います。
>初めは薄気味悪く感じた小屋でしたが、食事まで済ませるとまるで自分の部屋のように・・・おおっ!まさしくその通りでした。住めば都って感じですかね。
私もそうですが、バリエーションがお好きな様ですので、お互いに気をつけてなるべく長く続けたいものです。
2013/12/1 16:41
Re: 初めまして
taka4 さん、初めまして。
コメントありがとうございます。

地蔵尾根を正月にですか、さすがに雪多そうですね。
でもなんとか雪の仙丈ヶ岳に登ってみたいものだと、まだ諦めきれずにいます。
松峰小屋にも慣れたのでまたお世話になろうかな

taka4 さんも、気を付けて楽しんで下さい。
ありがとうございました。
2013/12/2 19:05
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