スリルに満ちた亀山7座トレイル【安楽越〜四方草山〜三子山〜鈴鹿峠】
- GPS
- 07:37
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 633m
- 下り
- 822m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 7:29
天候 | 曇り 【気温】安楽越:11℃ 三子山北峰:17℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
分散駐車。 《7時半頃に到着した安楽越の路肩駐車スペースは既に満杯!(4台)。 少し戻った路肩に駐車。》 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【安楽越〜四方草山(しおそやま)〜三子山】 踏み跡の薄い所もありますが、要所に設けられた道標やテープ目印などで 戸惑う事無く歩けましたが、スリルを感じる痩せ尾根が続きます。 ➀大峠を過ぎた先で現れたザレの痩せ尾根や脆い岩稜帯のコースを辿る 厳しい登りで錐山へ向かいます。 好展望の四方草山南峰から一旦南下するように下った尾根を、 V字ターンするように稜線へ戻ると崖の突端に出てキレットと 呼ばれる地形が続きます。 ザレの崖の縁を下ったり、崩壊したコブを固定ロープで突破したりと ワイルドなコースを通過するとやがて一転してゆったりしたコバに 出ます。 ★以上の二ヶ所はバランスに気を付けて行動しました。 最低鞍部から尾根形状が薄れた急斜面をしばらくジグザグと 登り続けると三子山喫の山頂となります。 【三子山〜鈴鹿峠〜駐車地】 三子山喫からも小さなアップダウンを繰返しながら山女原分岐に 出ると、鈴鹿峠まではしっかりとした東海自然歩道で下ります。 ****** 鈴鹿峠から安楽越へ向かうよりも、出発点の標高が高い安楽越を起点に した方がコースの状況も含め、いくらか楽なように感じます。 |
写真
感想
交通手段の少ない鈴鹿をソロで縦走の場合、林道歩きを含めた計画は
珍しくないが今回は分散駐車しての縦走だ。
南鈴鹿のワイルドな縦走路(亀山7座トレイル)と、面影を残す旧東海道
を組み合わせたコースで秋の一日を楽しもう。
南鈴鹿と呼ばれるエリアも新名神を南へ越えると、コンパクトな
山容ながら尾根と谷が複雑に入り組み、アップダウンを繰返す稜線。
その特徴が一段と鮮明になると言われる。
そんな稜線を鈴鹿峠に向かって安楽越を出発すると早速ザレの急斜面が
お出迎えだ。登りきっても平坦は続かずすぐに下りだ。
こんな調子で小さいながらもアップダウンを繰返しながら、
大峠を過ぎると今度は脆い岩稜帯や痩せ尾根が出現し、更に尾根形状を
無くした厳しい登りを攀じるようにして尾根を乗り継ぐと小さなピーク:
錐山に出る。このスリリングな稜線が南鈴鹿の特徴なのだと
納得するまでに時間はかからなかった。
そして北側に広がる鈴鹿主脈のパノラマを振り返りながら登り返した
霧ヶ岳から稜線は西へ向きを変え、今回の最高地点となる四方草山に
到着となるが、さほど広くない山頂で展望はさっぱりだった。
だが次のピーク:四方草山南峰は絵に描いたような小さなピークだが
展望は全方位に広がって今回のコースでは一番だった。
残念ながら馴染みのない山域で山座同定は出来ないが、素晴らしい
眺望が広がっている。(この後は展望に乏しいピークばかりで、
ここで展望を満喫しておくべきだった。)
コース一番の展望の次はコース一番の核心部が待っていた。
南向きの尾根を一旦下り、V字ターンして稜線に戻るとロープで
区切られた崖だった。
鋭く切れ落ちたキレットと呼ばれるザレの痩せ尾根を下り、
急な鞍部に立ちはだかる崩壊したコブをロープを頼って越えたりと
ヒヤリとするような核心部を通過すると、やがて緩やかなコバ地形に
変わった。地図を確認すると三子山までは距離がありそうなので、
この陽当たりの良いコバで昼食を済ませる。
食事のコバから更に下った最低鞍部からジグザグと急斜面を登り
三子山喫(北峰)に出た後は、曲、景、鉄塔116号と
何度もアップダウンを繰返しながら徐々に標高を下げ山女原の分岐に
出る。
右折すれば山女原を経て安楽越までつながるが東海自然歩道とはいえ
6.8kmの道のりだ。ソロで周回する場合は約2時間かけて戻る事に
なりそうだが我々は直進だ。整備された東海自然歩道を下って行くと
やがて目の前に茶畑が広がる鈴鹿峠に出て、縦走を終了する。
開放的な景色が広がる鈴鹿峠で一休みしたらあちこちに残る旧東海道の
面影を探しながら片山神社に下り、1号線沿いの秋景色を眺めながら
駐車地に向かったが、置き車した神大滝林道入口へ戻るには、
頻繁に車が通過する国道1号線を横断する最後の難関が残っていた。
コメント
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鈴鹿もこの辺りになりますと、北部とは
全然雰囲気が違いますね。
歩いていて楽しいのですが、
崩れっぷりもすごくて、植林などの保全が
早く進むといいなと感じました。
車の分散デポは助かりますね。
自分は、山女原の集落を
延々と歩かされました。
新名神を南に越えると厳しいお山ばかりで、
コンパクトなるが故にアップダウンや痩せ尾根が多く
破線ルートのオンパレードですね。
鈴鹿主脈と違い登山口までのアクセスも悪く、周回さえも
簡単ではないですね。
このエリアはグループでの行動が出来ないと、油日岳までは
なかなか到達しませんね。
安楽峠から南側の鈴鹿稜線は脆くて崩れた地点が幾つか現れますね。特に大峠〜錐山、四方草山先は気が抜けないヤセ尾根がスリリングです。
安楽峠以南で特に展望が優れているのが、この四方草山南峰と高畑山ですね。私は雰囲気的にこの南方からの眺めが一番好きです。
同じ鈴鹿でも安楽越より南側のお山は、稜線の様子もスケールも別の山域と
思えるほど全く個性の違う山並みに感じます。
柏原駅から繋がった鈴鹿山脈の赤線も鈴鹿峠までつながりました。
ここまできたら、是非油日岳まで伸ばしたいと欲が出ました。
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