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Yamareco

記録ID: 377191
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳

宮指路岳からぐるっと廻ってイワクラ尾根〜入道ヶ岳

2013年11月30日(土) [日帰り]
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onisan その他3人
GPS
--:--
距離
8.6km
登り
963m
下り
973m

コースタイム

7:16小岐須渓谷の宮指路岳登山口―7:38避難ポイント#3―8:33避難ポイント#7―8:55東海展望―9:20宮指路岳―9:40カワラコバ分岐―10:44イワクラ尾根分岐―11:19イワクラ―11:29重ね石―11:35昼食―12:41椿大神社奥宮―12:55北の頭―13:05入道ヶ岳13:15―14:33避難小屋―15:02池ヶ谷入道ヶ岳登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東名阪自動車道は朝から混雑していましたが渋滞はありませんでした。椿大神社の赤い鳥居をくぐって小岐須渓谷への狭い道を走ります。林道終点の広場に車を停めました。わたし達以外に車はありません。
コース状況/
危険箇所等
 駐車地から少し戻って大石橋を渡ると、登山口があります。登山道には「避難ポイント1」から始まる標識があり、等間隔で2・3・4・・・と続きます。ヤケギ谷に沿って登ります。枯れ木と落ち葉、小さな滝、晩秋の鈴鹿をじっくり味わいながら登ります。林を抜けると大石が重なる東海展望です。宮指路までの登りに特に危険個所はありません。
 
 県境尾根は広くなったり狭くなったり、アップダウンが続きます。目指す入道ヶ岳も遠くに見え、快適な尾根歩きです。イワクラ尾根分岐まで誰にも会うことはありませんでした。イワクラ尾根はザレ場もやせ尾根もあります。アップダウンがありますが、基本は下りです。入道ヶ岳との鞍部から急登となりますが、特に危険な場所はありません。イワクラ尾根では数組の人と出会いました。椿大神社奥宮からは笹原の中の平らな道となります。北の頭から入道ヶ岳まで、気分の良い同じような笹原の道が続いています。

 入道ヶ岳から池ヶ谷に沿って下ります。谷の真ん中辺りでは、落葉がたっぷり積もって靴が埋もれてしまいます。落ち葉のラッセルです。落ち葉の下の状態が判りませんので足で探りながら下ります。やがてトラバース気味の細い道となりますが、ここも落ち葉に覆われ、隠れた石でバランスを崩さないよう緊張します。時々急坂となり、木の枝を掴んで下ります。避難小屋からは急坂が続きます。崩壊した登山道を迂回しながら下ります。ロープ、鎖が頼りになります。池ヶ谷では誰にも会うことはありませんでした。

 岐路、希望荘で汗を流しました。
小岐須渓谷の登山口です。
2013年12月01日 10:25撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/1 10:25
小岐須渓谷の登山口です。
小さな徒渉があります。
2013年12月01日 10:26撮影 by  NEX-3N, SONY
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小さな徒渉があります。
ヤケギ谷に沿って登ります。
2013年12月01日 10:27撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/1 10:27
ヤケギ谷に沿って登ります。
川面に落ち葉が溜まっています。
2013年12月01日 10:29撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/1 10:29
川面に落ち葉が溜まっています。
東海展望に着きました。
2013年12月01日 10:31撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/1 10:31
東海展望に着きました。
仙ヶ岳です。
2013年12月01日 10:30撮影 by  NEX-3N, SONY
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仙ヶ岳です。
東海展望から見た「犬返しの険」です。
2013年12月01日 10:32撮影 by  NEX-3N, SONY
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東海展望から見た「犬返しの険」です。
宮指路岳の山頂は林に囲まれ展望は効きません。
2013年12月01日 10:33撮影 by  NEX-3N, SONY
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宮指路岳の山頂は林に囲まれ展望は効きません。
山頂から少し進むと展望が開けます。
2013年12月01日 10:36撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/1 10:36
山頂から少し進むと展望が開けます。
Fさん、石の上から展望を楽しんでいます。
2013年12月01日 10:37撮影 by  NEX-3N, SONY
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12/1 10:37
Fさん、石の上から展望を楽しんでいます。
目指す入道ヶ岳ですが、これに背を向けて進みます。
2013年12月01日 10:41撮影 by  NEX-3N, SONY
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目指す入道ヶ岳ですが、これに背を向けて進みます。
広い快適な尾根歩きです。
2013年12月01日 10:42撮影 by  NEX-3N, SONY
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広い快適な尾根歩きです。
真っすぐ行くと水沢岳ですが、イワクラ尾根に向かいます。
2013年12月01日 10:43撮影 by  NEX-3N, SONY
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真っすぐ行くと水沢岳ですが、イワクラ尾根に向かいます。
ザレたやせ尾根を登ります。
2013年12月01日 10:45撮影 by  NEX-3N, SONY
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ザレたやせ尾根を登ります。
春になれば素晴らしいでしょう。
2013年12月01日 10:46撮影 by  NEX-3N, SONY
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春になれば素晴らしいでしょう。
イワクラです。
2013年12月01日 10:47撮影 by  NEX-3N, SONY
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イワクラです。
重ね石、まずFさんが登ります。
2013年12月01日 10:48撮影 by  NEX-3N, SONY
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重ね石、まずFさんが登ります。
重ね石の上から見た鎌ヶ岳です。
2013年12月01日 10:49撮影 by  NEX-3N, SONY
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重ね石の上から見た鎌ヶ岳です。
椿大神社奥宮に着きました。
2013年12月01日 10:51撮影 by  NEX-3N, SONY
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椿大神社奥宮に着きました。
奥宮からは笹原が広がっています。
2013年12月01日 10:52撮影 by  NEX-3N, SONY
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奥宮からは笹原が広がっています。
北の頭から見た鎌ヶ岳、御在所岳。右手前はキララ峰です。
2013年12月01日 10:54撮影 by  NEX-3N, SONY
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北の頭から見た鎌ヶ岳、御在所岳。右手前はキララ峰です。
入道ヶ岳まで平坦な笹原が続いています。
2013年12月01日 10:55撮影 by  NEX-3N, SONY
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入道ヶ岳まで平坦な笹原が続いています。
入道ヶ岳に着きました。
2013年12月01日 10:56撮影 by  NEX-3N, SONY
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入道ヶ岳に着きました。
左端、双耳峰の仙ヶ岳に右が宮指路岳です。あんなに遠くからやって来たんだと、達成感が湧いてきます。
2013年12月01日 10:57撮影 by  NEX-3N, SONY
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左端、双耳峰の仙ヶ岳に右が宮指路岳です。あんなに遠くからやって来たんだと、達成感が湧いてきます。
入道ヶ岳で記念写真を。
2013年12月01日 11:01撮影 by  NEX-3N, SONY
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入道ヶ岳で記念写真を。
眼下には伊勢の平野が広がっています。
2013年12月01日 10:59撮影 by  NEX-3N, SONY
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眼下には伊勢の平野が広がっています。
入道ヶ岳にお別れです。
2013年12月01日 11:00撮影 by  NEX-3N, SONY
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入道ヶ岳にお別れです。
池ヶ谷を下ります。
2013年12月01日 11:02撮影 by  NEX-3N, SONY
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池ヶ谷を下ります。
靴が埋もれてしまう程の落ち葉です。
2013年12月01日 11:03撮影 by  NEX-3N, SONY
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靴が埋もれてしまう程の落ち葉です。
小春日和の晩秋の谷です。
2013年12月01日 11:04撮影 by  NEX-3N, SONY
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小春日和の晩秋の谷です。
避難小屋です。大きな落石にあっても、屋根は壊れていますが、小屋は持ちこたえています。
2013年12月01日 11:05撮影 by  NEX-3N, SONY
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避難小屋です。大きな落石にあっても、屋根は壊れていますが、小屋は持ちこたえています。
ホールドがない急斜面、腰が引けます。
2013年12月01日 11:06撮影 by  NEX-3N, SONY
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ホールドがない急斜面、腰が引けます。
くぐり石です。
2013年12月01日 11:07撮影 by  NEX-3N, SONY
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くぐり石です。
なごりの紅葉です。
2013年12月01日 11:08撮影 by  NEX-3N, SONY
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なごりの紅葉です。
池ヶ谷の登山口に降り立ちました。
2013年12月01日 11:09撮影 by  NEX-3N, SONY
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池ヶ谷の登山口に降り立ちました。
撮影機器:

感想

 宮指路(くしろ)岳は標高946m、覚えやすい名前です。宮指路岳は、10年ほど前に堀井啓介氏に連れて行って貰った事があり、入道ヶ岳も別の機会に登ったことがあります。この二つの山をつなぐにはイワクラ尾根を通りますが、ネットで調べてみると少々ややこしそうです。クラブ岳の企画に、宮指路岳から滋賀と三重の県境尾根を辿り、イワクラ尾根を下って登って入道ヶ岳へ、そして池ヶ谷を下るというのがあり参加する事にしました。同行者は、2週前の天狗石山でご一緒いただいたFさんと、初対面の津島のY氏です。

 宮指路岳まではヤケギ谷を登ります。枯れ木の林の中、落ち葉を踏みしめ、清らかなせせらぎを横に見ながら登ります。たっぷり汗をかいて前を行く3人についていきますます。東海展望では犬返しの険、双耳峰の仙ヶ岳を見渡し、眼下には四日市の白い街、その向こうには太平洋が続いているのが見えます。宮指路岳山頂は眺望がありませんが、少し進むと素晴らしい展望が待っています、

 県境尾根からは目指す入道ヶ岳が遥か遠くに見えます。あんな遠いところまで行けるのかな? 広い緩やかな尾根道、風が少々ありますが快適に歩きます。アップダウンもありますが、気持ちの良い稜線歩きです。県境尾根から右に曲がってイワクラ尾根を辿ります。やせ尾根のザレ場を下ったり登ったり、緊張します。この尾根の由来の石、イワクラに立ち寄ります。重なった大石、テッペンには三角形の大石が天を指しています。その向こうには鎌ヶ岳がこれまた天を指しています。イワクラのすぐ先の重ね石には登ることが出来ます。イワクラと展望は変わりません。どんどん下るのはいいんですが、下っただけの登りが待ち構えています。フウフウゼイゼイ、登りついた所が椿大神社奥宮でした。入道ヶ岳から来た人たちが、日向ぼっこをしながらお弁当を広げています。

 奥宮からは周囲の景色は一変し、笹原の中の一本道、鈴鹿の山々を眺めながらの空中散歩です。北の頭で360度の展望を楽しみ、すぐ先の入道ヶ岳まで笹原を進みます。入道ヶ岳には木々はなく、草の混じった地面が広がっているのみです。入道さんの頭みたいだからついた名前でしょうか。木々の無いぶん展望は抜群です。宮指路岳が遠くに見えます。あんな遠いところからやって来たんだ、充実感に満たされます。

 入道ヶ岳からは池ヶ岳を下ります。枯葉と落ち葉、晩秋を名残り惜しんで下ります。それも束の間、崖っぷちの落ち葉に覆われた細い道、滑らないよう緊張して下ります。急な下り、木に掴まり、ロープを握って慎重に。ホールドのない崖、へっぴり腰で下ります。池ヶ谷では誰にも会う事はありませんでした。入道ヶ岳は宮妻峡や椿大神社からのルートが多く使われていて、池ヶ谷コースを使う人は少ないという事でした。

 晩秋の小春日和の一日、鈴鹿のロングトレイルを楽しむことが出来ました。

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