宮指路岳からぐるっと廻ってイワクラ尾根〜入道ヶ岳
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 963m
- 下り
- 973m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車地から少し戻って大石橋を渡ると、登山口があります。登山道には「避難ポイント1」から始まる標識があり、等間隔で2・3・4・・・と続きます。ヤケギ谷に沿って登ります。枯れ木と落ち葉、小さな滝、晩秋の鈴鹿をじっくり味わいながら登ります。林を抜けると大石が重なる東海展望です。宮指路までの登りに特に危険個所はありません。 県境尾根は広くなったり狭くなったり、アップダウンが続きます。目指す入道ヶ岳も遠くに見え、快適な尾根歩きです。イワクラ尾根分岐まで誰にも会うことはありませんでした。イワクラ尾根はザレ場もやせ尾根もあります。アップダウンがありますが、基本は下りです。入道ヶ岳との鞍部から急登となりますが、特に危険な場所はありません。イワクラ尾根では数組の人と出会いました。椿大神社奥宮からは笹原の中の平らな道となります。北の頭から入道ヶ岳まで、気分の良い同じような笹原の道が続いています。 入道ヶ岳から池ヶ谷に沿って下ります。谷の真ん中辺りでは、落葉がたっぷり積もって靴が埋もれてしまいます。落ち葉のラッセルです。落ち葉の下の状態が判りませんので足で探りながら下ります。やがてトラバース気味の細い道となりますが、ここも落ち葉に覆われ、隠れた石でバランスを崩さないよう緊張します。時々急坂となり、木の枝を掴んで下ります。避難小屋からは急坂が続きます。崩壊した登山道を迂回しながら下ります。ロープ、鎖が頼りになります。池ヶ谷では誰にも会うことはありませんでした。 岐路、希望荘で汗を流しました。 |
写真
感想
宮指路(くしろ)岳は標高946m、覚えやすい名前です。宮指路岳は、10年ほど前に堀井啓介氏に連れて行って貰った事があり、入道ヶ岳も別の機会に登ったことがあります。この二つの山をつなぐにはイワクラ尾根を通りますが、ネットで調べてみると少々ややこしそうです。クラブ岳の企画に、宮指路岳から滋賀と三重の県境尾根を辿り、イワクラ尾根を下って登って入道ヶ岳へ、そして池ヶ谷を下るというのがあり参加する事にしました。同行者は、2週前の天狗石山でご一緒いただいたFさんと、初対面の津島のY氏です。
宮指路岳まではヤケギ谷を登ります。枯れ木の林の中、落ち葉を踏みしめ、清らかなせせらぎを横に見ながら登ります。たっぷり汗をかいて前を行く3人についていきますます。東海展望では犬返しの険、双耳峰の仙ヶ岳を見渡し、眼下には四日市の白い街、その向こうには太平洋が続いているのが見えます。宮指路岳山頂は眺望がありませんが、少し進むと素晴らしい展望が待っています、
県境尾根からは目指す入道ヶ岳が遥か遠くに見えます。あんな遠いところまで行けるのかな? 広い緩やかな尾根道、風が少々ありますが快適に歩きます。アップダウンもありますが、気持ちの良い稜線歩きです。県境尾根から右に曲がってイワクラ尾根を辿ります。やせ尾根のザレ場を下ったり登ったり、緊張します。この尾根の由来の石、イワクラに立ち寄ります。重なった大石、テッペンには三角形の大石が天を指しています。その向こうには鎌ヶ岳がこれまた天を指しています。イワクラのすぐ先の重ね石には登ることが出来ます。イワクラと展望は変わりません。どんどん下るのはいいんですが、下っただけの登りが待ち構えています。フウフウゼイゼイ、登りついた所が椿大神社奥宮でした。入道ヶ岳から来た人たちが、日向ぼっこをしながらお弁当を広げています。
奥宮からは周囲の景色は一変し、笹原の中の一本道、鈴鹿の山々を眺めながらの空中散歩です。北の頭で360度の展望を楽しみ、すぐ先の入道ヶ岳まで笹原を進みます。入道ヶ岳には木々はなく、草の混じった地面が広がっているのみです。入道さんの頭みたいだからついた名前でしょうか。木々の無いぶん展望は抜群です。宮指路岳が遠くに見えます。あんな遠いところからやって来たんだ、充実感に満たされます。
入道ヶ岳からは池ヶ岳を下ります。枯葉と落ち葉、晩秋を名残り惜しんで下ります。それも束の間、崖っぷちの落ち葉に覆われた細い道、滑らないよう緊張して下ります。急な下り、木に掴まり、ロープを握って慎重に。ホールドのない崖、へっぴり腰で下ります。池ヶ谷では誰にも会う事はありませんでした。入道ヶ岳は宮妻峡や椿大神社からのルートが多く使われていて、池ヶ谷コースを使う人は少ないという事でした。
晩秋の小春日和の一日、鈴鹿のロングトレイルを楽しむことが出来ました。
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