岡山市南区 岡山市サウスヴィレッジ〜九十九山周回 紅葉&野鳥



- GPS
- 04:20
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 411m
- 下り
- 406m
コースタイム
- 山行
- 3:02
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 4:17
歩行距離11km、歩行時間3時間、歩行数16,800歩、消費カロリー1,990Kcal
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
確認はしていませんが、向かいにある灘崎町総合公園の駐車場のほうが空いていたかもしれません。ふれあいの森<写真27>の駐車場は数台駐車可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所やヤブコギはありません。九十九(つくも)山<写真20>からの下りは、法面のどこでも下りられるわけではないので要注意です。また、狩猟シーズン(シカとイノシシは来年3月15日まで)なので、くくり罠があるかもしれません。黄色い危険表示テープが法面の木の枝にぶら下がっているのを何度か見ました。 土道なのは慶昌庵<写真19>から九十九(つくも)山頂上<写真20>を経て標高90m辺りで舗装道路に下りるまでです。それ以外は舗装道路です。 慶昌庵<写真19>の南側の細道を墓地沿いに西に向かうと、標高50m辺りで墓地の端に出ます。ここからは地形図上には道がほとんどありませんが、なんとなく木の間が道らしくなっており、たまに赤いビニールテープがあります。 標高100m辺りで前方がヤブになり、いったん南側を巻いて蔓性植物が生えた間を適当に歩きましたが、基本は尾根を辿っていくと、ヤブコギなしで歩けます。この時季は落ち葉で滑りやすいですが、木を掴みながら登れるので大丈夫です。 九十九(つくも)山頂上<写真20>からは西方面に延びる尾根を歩きました。地形図では緩やかに見えますが、実際は急で、木を掴みながら下りました。今回も最初だけ少し迷いましたが、南南西に下りる感じでよかったようです。北東尾根同様、なんとなく木の間が道らしくなっており、たまに赤いビニールテープがあります。急下りはすぐに終わり、こちらのほうが緩やかで歩きやすい尾根でした。 最後は安全な法面に向かって下ります。急な箇所が多く、どこでも下りられるわけではありません。また、九十九山下山後に黄色い危険表示テープが法面の木の枝にぶら下がっているのを何度か見ました。法面で探し物をする姿も見かけたので、くくり罠などがあるのかもしれません。 今回はGPSを持った連れは西寄りに下り過ぎたと思ったらしく、標高105m辺りで北上し尾根に登りました。少し北に行き過ぎてしまいましたが、最後は金網で補強された階段状の石垣の南端から舗装道路に下りました。 |
その他周辺情報 | 「岡山市サウスヴィレッジ」<写真01〜13>では、農産物の購入やいちご狩りなどの収穫体験(一部、要予約)ができます。レストランは現在改装中につき休業です。農産物直売所ロードサイドマーケットは年中無休、それ以外は基本、火曜定休です。 |
写真
の池コガモ
2枚の写真を上下に組み合わせました。左上がオスです。第4駐車場の横の池での衝撃映像です。まさかのソーラーパネル上で日光浴(*_*;最近、発電量が少ないって、ソーラー、気のせいじゃないカモ"(-""-)"我々以外は誰も気が付いていないようでしたので、動画だけ撮ってそーっとしておきました。
2枚の写真を上下に組み合わせました。シベリア方面から岡山に飛来してくる代表的な渡り鳥です。この下にある芝に棲む虫を狙っているのでしょうか。動画にはやはりキョロキョロする様子が映っています。
2枚の写真を上下に組み合わせました。トコトコ走っては立ち止まりという動作を繰り返し、まるで「ひとりだるまさんが転んだ」をしているようです(*^^*)よく見ると芝に棲む虫をゲットしているようでした。動画には腰を上下に振るセキレイの特徴的な動きがバッチリ映っています。
明るい茶色になったメタセコイアにはムクドリの群れが見られたので、上から下へと動画を撮りました。ここはなぜかツグミ(左)とムクドリのツーショット(^^♪ムクドリのほうがひとまわり小さいのですが、羽毛をふくらませてコロコロになっているので、遠近法では説明がつかないほど大きく見えます。
エレベーターで展望塔3階の展望室に行きました。360度パノラマ展望が楽しめます。東北東方面には、児島半島の岡山市と玉野市の境にある怒塚(いかづか)山<左>と金甲山(きんこうざん)がはっきりと見えました。
南東方面には、岡山市と玉野市の境にある常山が近くに見えました。三村氏一族の上野隆徳の妻鶴姫が侍女30名を率いて毛利軍と戦い、女軍哀史が生まれたことで有名です。手前に灘崎町総合公園が写っています。
カルガモ&コガモ
大きいほうがカルガモです。マガモのメスに似ていますが、くちばしの先端だけが黄色です。体の大きさがずいぶん違いますか、仲良く共存していました。池のほとりに一列に並んで羽繕いをしている様子を動画に撮りました。
芝生の上で餌を食べる群れを動画に撮った後、灘崎町総合公園から出ると、電線にもいました。正面から見ると、メイクしなくても悪役顔です。サザエさんに出てくる、日本手ぬぐいで頬かむりをして唐草模様の風呂敷包みを背負った空き巣を思い出し、いつも吹き出してしまいます。動画に撮ってもやはり可愛いです(*^^*)
慶昌庵
地図によっては、薬師如来寺と記載されていますが、現地案内板は慶昌庵でした。児島八十八ヶ所霊場の一つですが、現在は無人のようです。手向山紅葉(タムケヤマモミジ)は、葉がかなり細く深裂します。遠目にはまだ見頃ですが、そこそこ傷んでいました。この西側にある墓地から九十九(つくも)山<写真20>に登りました。
「片岡」
標高171.4mの頂上三角点です。展望は効きません。岡山県古代吉備文化財センターの「岡山県中世城館跡総合調査報告書」によれば、丸山城跡があり曲輪(くるわ)や腰曲輪、竪堀が完存するとのことですが、なぜか縄張り図や説明はありませんでした。頂上は平らで開けており、曲輪のようです。西尾根は最初急下りでいったん平ら、すぐまた急下りになりました。これが腰曲輪だったのかもしれません。
標高160m小ピークにある天然の茅(ち)の輪です。茅の輪をくぐることによって、生活の中で知らず知らずのうちについてしまった災いや厄を払い、健康で幸せな生活が送れるようにとの願いが込められています。ちょっとくぐるには高過ぎました"(-""-)"
「ふれあいの森」の看板は倒れていましたが、今年5〜8月に階段の補修工事が行われたようで、階段と駐車場はきれいに整備されていました。数台駐車可能な駐車場には1台停まっていました。砂利と擬木の階段を上ると、そこはササと木々のヤブでした(*_*;植物やマダニなどとふれあい放題のようなので、さすがに引き返しました。
&怒塚山&金甲山
舗装道路を歩いていると、ここだけ急に展望が広がりました。左手前に岡山市サウスヴィレッジ<写真01〜13>の白い展望塔、右に灘崎町総合公園、奥には左に怒塚(いかづか)山、右に電波塔が林立する金甲山(きんこうざん)が見えました。
&児島湾&熊山山系
右手前に岡山市サウスヴィレッジ<写真01〜13>、その背後に児島湖と締切堤防の奥に児島湾、おくの細道アルプスの山々が見えています。左奥は熊山山系と手前に重なるように芥子山(けしごやま)が見えました。
ちゃんと道標や手すりのついた参道があり、大事にされているようです。鳥居は安政5年(1858年)のものです。今回は行きませんでしたが、九十九(つくも)山<写真20>の西北西に秋葉大権現があります。また、九十九山北西の「レックタウン灘崎」は秋葉山に造成された団地です。
本殿&境内社
ご祭神は海の神である少童神(わたつみ、あるいはわだつみ)と芸能の神である天宇受賣命(あめのうずめのみこと)です。サザンカはつぼみもたくさんあり、しばらく楽しめそうです。
灘崎町総合公園の駐車場に植えられているようです。用水路の対岸からズームしたので葉はよく見えませんでしたが、実つきがよく真っ赤なので、トキワサンザシではなくカザンデマリのほうだと思います。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子(フード付き)
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー(防水用)
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
【サウスヴィレッジや灘崎町総合公園の早朝は野鳥の宝庫】
出発地は「岡山市サウスヴィレッジ」です。この日は第1日曜日だったこともあり、7時から外でフリーマーケットが開催されていました。メインゲート前の第1〜3駐車場は施設開園時間30分以上前にもかかわらず、ほぼ満車でした。唯一、空いていたのは、メインゲートからもっとも遠くにある第4駐車場でした。そこで、ここを出発点としました。
駐車場横には池があり、コガモがたくさんいました。そのうちの何羽かがソーラーパネルの上に乗っかり、日光浴をしているというギャグ状態<写真01>でした。園内に入ると、まだ人がほとんどいないせいか、ツグミ、ムクドリ、モズ、ハクセキレイなどが元気よく活動しているのが見られました。
開園時間の9時になると、急に人が増えてきたので、向かいにある灘崎町総合公園に移動しました。サッカーなどのスポーツを楽しむ人々が多かったのですが、ここも池や周辺部でたくさんの野鳥が見られました。
留鳥もいましたが、多くは大陸から渡ってきたのでしょう。今後の県南の山行、散策にもバードウォッチングという楽しみが増えました。ちなみに、戻ってきたときには、あれだけたくさんいた野鳥がほとんどいなくなっていました。やはり、野鳥観察は早朝か夕方がゴールデンタイムのようです。
【自然のアスレチックフィールド九十九山】
サウスヴィレッジ園内からひときわ存在感のある山が見えます。それはピラミッド型をした九十九(つくも)山<写真03,11>です。JR宇野線の備前片岡駅の南南西に位置します。
今回も前回同様、この山の東麓にある児島八十八ヶ所霊場五十七番慶昌庵<写真19>を登山口としました。
2021年2月7日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2906215.html
標高171.4mの低山ですが、慶昌庵から登ると、最後は高度差約70mの傾斜がきつい直登となります。この時季は落ち葉で滑りやすいですが、木を掴みながら登れるので大丈夫です。
頂上に立った時には、「登り切った!」という達成感があります。岡山県古代吉備文化財センターの「岡山県中世城館跡総合調査報告書」によれば、頂上周辺には丸山城跡があり曲輪(くるわ)や腰曲輪、竪堀が完存するとのことですが、なぜか縄張り図や説明はありませんでした。急斜面なのに頂上は開けて平坦になっており、曲輪(くるわ)らしく感じました。
頂上からは西方面に延びる尾根を歩きました。地形図では緩やかに見えますが、実際は急で、木を掴みながら下りました。今回も最初だけ少し迷いましたが、南南西に下りる感じでよかったようです。標高160mを過ぎると、いったん平ら、すぐまた急下りになりました。これが丸山城跡の腰曲輪(くるわ)だったのかもしれません。
北東尾根同様、なんとなく木の間が道らしくなっており、たまに赤いビニールテープがあります。急下りはすぐに終わり、こちらのほうが緩やかで歩きやすい尾根でした。
展望が効かないので、つまらないと評されることがあるようですが、途中、知恵の輪のような天然の茅の輪(ちのわ)<写真21>があったり、綱渡りできそうな木の枝が水平に伸びていたり<写真23>、自然のアスレチックを楽しめました。
最後は安全な法面に向かって下りました。舗装道路からはタコラ山と熊山を縦走する予定でしたが、ショートカットして舗装道路をのんびり歩きました。
九十九(つくも)山山中は紅葉した葉はほぼ落ちてしまっていましたが、舗装道路では思わぬ展望や紅葉も楽しめ、今回も充実した山行となりました(*^^*)
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