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Yamareco

記録ID: 382585
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ハイキング
甲信越

初冬の入笠山、雪山デビューの方に絶対お勧め!

2013年12月22日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.4km
登り
315m
下り
317m

コースタイム

(ゴンドラリフト)山上駅[9:00]−(道迷い:約15分)−[9:35]入笠山登山口[9:35]−[10:00]入笠山山頂[10:10]−[10:30]入笠山登山口[10:35]−[10:55]山上駅
天候 晴れ(山頂付近は強風)
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
往路:東京(多摩地区)−(中央線)−富士見[7:33]−(徒歩)−[8:25]富士見パノラマスキー場[8:40]−ゴンドラリフト−[8:50]山上駅
復路:(往路の単純逆コース)山上駅[11:10]−ゴンドラリフト−[11:20]富士見パノラマスキー場[11:25]−(徒歩)−[12:05]富士見駅
コース状況/
危険箇所等
”抻慮駅から富士見パノラマスキー場まではほとんど雪はありません。(歩道があるので、雪が多少積っても歩いて行けます。)
▲乾鵐疋薀螢侫隼馨絮悄粗笠山山頂:積雪約30CM程度。(吹き溜まりでは70CM位のところもあります。)踏み跡がしっかりあるので、道迷いの心配はほとんどありません。但し、朝一番の登山者であったり、降雪が多くて踏み跡が消えている場合もありますので、(案内板が多数設置されているので)その際は注意して進めば問題ないと思います。

※軽アイゼン若しくはスノーシューの携帯を強く推奨します。今のところアイスバーンは見られず、サクサクとした雪の状態で、通常の登山靴でも歩けると思いますが、所々傾斜が急なところでは、特に下山の際に滑りやすくて困る場合があると思いますのでアイゼン等の滑り止めの持参を強くお勧めします。
 また、吹き溜まり等で雪が深く積もっている所がありますので、ストックも持参されることも併せて強くお勧めします。
出発の中央本線富士見駅(中央線の中で一番標高の高い駅です。)
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出発の中央本線富士見駅(中央線の中で一番標高の高い駅です。)
遠くに目指す入笠山が見えます。
遠くに目指す入笠山が見えます。
富士見駅より約10分でコンビニがありました。(飲み物と食糧を補給します。→ちなみに、富士見パノラマスキー場でも補給できます。)
富士見駅より約10分でコンビニがありました。(飲み物と食糧を補給します。→ちなみに、富士見パノラマスキー場でも補給できます。)
早朝はうっすら道路に雪が積もっていましたが、帰りにはすっかり溶けていました。
早朝はうっすら道路に雪が積もっていましたが、帰りにはすっかり溶けていました。
富士見駅から徒歩で約50分、富士見パノラマスキー場に到着。写真はこれから乗るゴンドラリフトです。(往復で¥1,600)
富士見駅から徒歩で約50分、富士見パノラマスキー場に到着。写真はこれから乗るゴンドラリフトです。(往復で¥1,600)
標高差約700Mを一気に登ります。雪が少なかった下にくらべ、ゴンドラ頂上駅には雪がたっぷりです。(ここでトイレを済ませましょう!)
標高差約700Mを一気に登ります。雪が少なかった下にくらべ、ゴンドラ頂上駅には雪がたっぷりです。(ここでトイレを済ませましょう!)
ゴンドラ頂上駅から見える電波塔
ゴンドラ頂上駅から見える電波塔
ゴンドラ頂上駅から入笠山への登山道方面(遊歩道?)への入口です。写真を直進します。(林間コースになります。写真左に進めば近道になりますが、雪が深く、踏み跡もほとんど無いため疲れますし、時間短縮も望めませんので、素直に案内に従って進みましょう!)
ゴンドラ頂上駅から入笠山への登山道方面(遊歩道?)への入口です。写真を直進します。(林間コースになります。写真左に進めば近道になりますが、雪が深く、踏み跡もほとんど無いため疲れますし、時間短縮も望めませんので、素直に案内に従って進みましょう!)
林間コースの道です。雪は30cm程ですが、踏み跡もしっかりしていて普通に歩けます。
林間コースの道です。雪は30cm程ですが、踏み跡もしっかりしていて普通に歩けます。
林間コースの終点で、林道と出会います。
林間コースの終点で、林道と出会います。
実は私は間違ってこのすぐ先の交差点を左に進み、踏み跡のない、いわゆる”ツボ足”状態の林道を進んだところ、目の前にさっき見たばかりのゴンドラリフトの山上駅が間近に!・・・慌てて引き返し、この写真を直進しました。
実は私は間違ってこのすぐ先の交差点を左に進み、踏み跡のない、いわゆる”ツボ足”状態の林道を進んだところ、目の前にさっき見たばかりのゴンドラリフトの山上駅が間近に!・・・慌てて引き返し、この写真を直進しました。
林道を横切って、道を下っていくと冬期間だけ通行可能な(湿原地帯を横切る)近道を進みます。写真の門のような物は鹿よけのものです。
林道を横切って、道を下っていくと冬期間だけ通行可能な(湿原地帯を横切る)近道を進みます。写真の門のような物は鹿よけのものです。
やがて平坦なまっすぐな道になります。(たぶん、湿原の上?)
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やがて平坦なまっすぐな道になります。(たぶん、湿原の上?)
目指す入笠山もだいぶ近づいてきました。
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目指す入笠山もだいぶ近づいてきました。
平坦だった近道が、やがて登り坂となり林道と再び交差した所に「山彦荘」があります。営業はしていませんでした。
平坦だった近道が、やがて登り坂となり林道と再び交差した所に「山彦荘」があります。営業はしていませんでした。
「山彦荘」のそばにある公衆トイレです。とても綺麗です。
「山彦荘」のそばにある公衆トイレです。とても綺麗です。
そのトイレの中です。な・なんと水洗方式に加え、建物内は暖房が入っていました。但し、男女別の各トイレは閉鎖していて、使用できるのはこの「多目的トイレ」のみです。
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そのトイレの中です。な・なんと水洗方式に加え、建物内は暖房が入っていました。但し、男女別の各トイレは閉鎖していて、使用できるのはこの「多目的トイレ」のみです。
緩い上り坂の林道を進みます。踏み跡がたくさん&しっかりついています。
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緩い上り坂の林道を進みます。踏み跡がたくさん&しっかりついています。
通常に進めば、ゴンドラリフト山上駅から20〜30分程度で「マナスル山荘」の到着します。登山時は閉まっていましたが、下山時は営業(売店?食堂?)していました。
通常に進めば、ゴンドラリフト山上駅から20〜30分程度で「マナスル山荘」の到着します。登山時は閉まっていましたが、下山時は営業(売店?食堂?)していました。
「マナスル山荘」横の公衆トイレです。ここもとても清潔でした。
「マナスル山荘」横の公衆トイレです。ここもとても清潔でした。
そのトイレの中です。ここも「山彦荘」そばの公衆トイレと同様男女別の各トイレは閉鎖していて、使用できるのはこの「多目的トイレ」のみです。水洗方式ですが、確かここは暖房は無かったような気がします。
そのトイレの中です。ここも「山彦荘」そばの公衆トイレと同様男女別の各トイレは閉鎖していて、使用できるのはこの「多目的トイレ」のみです。水洗方式ですが、確かここは暖房は無かったような気がします。
いよいよ入笠山登山口です。「マナスル山荘」のすぐそばです。
いよいよ入笠山登山口です。「マナスル山荘」のすぐそばです。
登山道の様子です。踏み跡がしっかりしていますが、所々(特に稜線沿いの風が吹き抜けるような場所)踏み跡が途切れている個所もあります。一番最初の登山者や、降雪時の際は注意して進みましょう!
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登山道の様子です。踏み跡がしっかりしていますが、所々(特に稜線沿いの風が吹き抜けるような場所)踏み跡が途切れている個所もあります。一番最初の登山者や、降雪時の際は注意して進みましょう!
頂上への直登ルートと、迂回ルートとの分岐点の案内板です。私は安全に迂回ルートの方に進みます。
頂上への直登ルートと、迂回ルートとの分岐点の案内板です。私は安全に迂回ルートの方に進みます。
直登ルートの案内板でしょうか?踏み跡が確認できませんでした。
直登ルートの案内板でしょうか?踏み跡が確認できませんでした。
雪が積もっている枝が高さ約150cm程の低い所まで垂れ下がっています。落雪に注意しながら進みます。(下山時に落雪に巻き込まれ、一瞬全身が真っ白になりました。)
雪が積もっている枝が高さ約150cm程の低い所まで垂れ下がっています。落雪に注意しながら進みます。(下山時に落雪に巻き込まれ、一瞬全身が真っ白になりました。)
青い空が見えてきました。頂上間近の予感!
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青い空が見えてきました。頂上間近の予感!
そしてやっとこさ頂上到着。頂上付近は積雪は5cm程度で歩きやすかったです。
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そしてやっとこさ頂上到着。頂上付近は積雪は5cm程度で歩きやすかったです。
誰もいない山頂です。頂上は風がかなり強く吹いていました。そのため以下の山頂からの写真が多少ピンボケになってしまいました。(その後、下山時には約40〜50名程の登山者とすれ違ったので、山頂もこの後は大賑わいだったことと思います。)
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誰もいない山頂です。頂上は風がかなり強く吹いていました。そのため以下の山頂からの写真が多少ピンボケになってしまいました。(その後、下山時には約40〜50名程の登山者とすれ違ったので、山頂もこの後は大賑わいだったことと思います。)
山頂からの景色 Э柬湖方面
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山頂からの景色 Э柬湖方面
山頂からの景色◆Ч暖絛陬嘘拱面
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山頂からの景色◆Ч暖絛陬嘘拱面
山頂からの景色:富士山
山頂からの景色ぁФ睚山、国師ケ岳方面
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山頂からの景色ぁФ睚山、国師ケ岳方面
山頂からの景色ァЪ峪格面
山頂からの景色Α八ヶ岳方面(雲で頂上付近見えず・・・)
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山頂からの景色Α八ヶ岳方面(雲で頂上付近見えず・・・)
頂上からの景色А大菩薩、小金沢連嶺方面
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頂上からの景色А大菩薩、小金沢連嶺方面
頂上からの景色─中央アルプス&伊那市街?
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頂上からの景色─中央アルプス&伊那市街?

感想

 延びに延びていた「入笠山」登山、当初は秋の快晴の元決行する予定でしたが、延期に次ぐ延期で遂に冬山での実施となってしまいました。
 当日は冬型の気圧配置が強かったこともあって、基本的には晴天でしたが、頂上からの景色は80点といったところでしょうか。北アルプス方面は完全に雲の中で見えず、中央アルプスや南アルプスも山頂付近はあいにく雲の中でした。八ヶ岳も写真の通り雲の中・・・。富士山を筆頭に奥秩父方面は良く見えました。

 さて、予定外の雪山での登山となりましたが、実は私自身、雪山の経験は今回でまだ2回目です。前回(=初めての雪山)は、今年1月の大雪の後の長野県の「飯盛山」でしたが、普通の登山靴で積雪50〜60CMの踏み跡が少ない中でのラッセル続きの悪戦苦闘でした。今回は前回の失敗の経験を生かし、軽アイゼンとストックを持参したことで(登山道自体がよく踏み固められていたこともあって)比較的苦労も少なく頂上に立つことができました。

 考えてみますとこの「入笠山」、雪山の初心者(特に初めての雪山挑戦者)には最適な環境を備えた山だと思います。私なりにその理由を下記にご案内したいと思います。
 ”弦盧垢少ない:ゴンドラリフトの山上駅の標高が約1,780m、入笠山の山頂が1,955mということで、標高差が180m弱と小さいこと。
 ▲魁璽垢瞭団АД乾鵐疋薀螢侫隼馨絮悗鮟佝すると、まず最初に緩い下り坂の林間コース。次に林道上の緩い上り坂のコース。最後に入笠山の登山コース、ということで、徐々にコースの難度が上がっていくので、スノーシューやアイゼンに慣れやすい条件のコースだと思います。
 コースの整備:もともとこの場所は積雪がそれほどは多くはありませんが、それに加えて、この富士見パノラマスキー場が毎週土日に「スノーシュー」のツアーを実施していること等もあって登山者が多く、踏み跡が多くしっかりしていること。
 せ楡澆僚室臓Д殴譽鵐撚爾任魯好痢璽轡紂爾レンタルできます。また出発地点のゴンドラリフト山上駅にはトイレを含め食事等の施設があり、休憩することができます。またコース中には冬期間でも利用できる清潔なトイレが2個所もあり、山荘(営業状況については事前確認をお勧めします。)もあり、途中での疲労やケガの際も比較的安心できるような環境だと思います。

 私事で恐縮ですが、本来先月の「榛名富士」をもって今年最後の登山となる予定でしたが、今年の当初に「年間20山」の目標を達成すべく(7月の八甲田山では登頂を断念したため)今回急遽の登山となり、なんとか目標を達成することができました。来年はもう少しゆったりとしたペースで山に向かうつもりです。
 最後で大変恐縮ですが、今回のこの「入笠山」登山につきましては、この「ヤマレコ」にご投稿いただいた【fujimori-W】様の御報告を大変参考にさせていただきました。大変ありがとうございました。この誌面をお借りしてお礼申し上げます。

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コメント

ついに行きましたね
aochanman777 様
お疲れ様でした。登山1年目で冬山まで制覇するとは恐れ入ります。単独でアイゼン付けてすごいです。私は冬は冬眠です。図らずとも雪があった事はありますが、トレランシューズで恐ろしい目にあいました。
無事に今年も終える事が出来良かったですね。
又、来年もよろしくお願いします
2013/12/25 16:51
本当にお世話になりました!
mitsuaki様
 いつもコメントをお寄せ頂き、本当にありがとうございます。1年間、山の初心者にお付き合い頂き、感謝の念のみです。mitsuaki様のご投稿に毎回毎回刺激され、決してmitsuaki様に追いつけないことを十分に理解しつつも、少しでも近づけることを目標に過ごしてきました。来年も是非とも宜しくお願いします。改めまして今年1年、大変ありがとうございました。
2013/12/25 19:42
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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