廃村八丁
- GPS
- 07:22
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 914m
- 下り
- 999m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:22
天候 | 曇りのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
近くて遠い京都北山の奥峰、廃村八丁に向かう。
大阪から約3時間、AM9時頃に静かな菅原集落に到着する。
まっすぐに伸びた杉の林道わきに駐車し登山準備をする頃には霙が舞い、深々とした底冷で身体が緊張する。
歩き始めて早々に、林道は豪雨により何ケ所か寸断され渡渉を余儀なくされる。
ダンノ峠は急坂の尾根ルートを登ると1時間ほどで到着する。
峠は落葉した広葉樹が拡がり一面、真っ白な雪に覆われて広々として明るい。
ダンノ峠を右折し尾根道を進むと品谷山へ、また直進して谷筋を下ると八丁へ。
今回は雪山なので直進し谷筋を進むことにする。
緩やかな渓流に沿いながら、ゆったりとした歩調で沢筋の渡渉を繰り返しながら下りてゆく。
雪に包まれた清流を横に見ながら広葉樹と針葉樹、時折配置された巨木の間を進むのは何と贅沢な感じだ。
また、この谷筋は広々として明るく開放的だ。特に同志社大学新心荘付近は自然の全てが見事に配置され感動する。
12時前に廃村八丁のシンボル的存在の八丁小屋が見えてくる。
小屋のなかを覗くと八丁の環境を守る会員の方が2名おられ、そのうちの一人は長い間常駐され道案内されています。この山域は思っている以上に地形が複雑で難しく、雪のない時期でも道迷いで遭難する登山者が多いとのこと。特に積雪期は入山者が少なく2月頃は積雪が1mぐらいあるようです。
昼食を済ませスモモ谷から品谷峠を目指します。
この谷は午前中に下りてきた四朗五郎谷と違って大きな倒木や大きな岩が転がり荒れています。
PM13時尾根に到達します。尾根の北斜面を駆け上がる冷たい北風と横殴りの雪が混ざり天候は一変し厳しくなりました。
尾根を東に進みながら品谷山に向かいます。
北風のあたる左頬のみが冷たく痛く感じながら、今日の山行の最高峰・標高880mの品谷山山頂に到達しました。
山頂から降り注ぐ雪の中を尾根道を急ぎます。
ここから佐々里峠分岐まで雪が比較的に深い。深いといっても20cm位で雪質が良くサラサラの新雪ですからとても気持ちよく歩けます。
PM14時20分佐々里峠分岐に到着。
ここからダンノ峠まで30分の表示があり1時間ぐらいで下山できると予想する。
尾根の沿って歩いても歩いてもダンノ峠に到着せず、尾根はこれ以上進めない。
途中で分岐を見落としたようだ。また急な尾根道を引き返し尾根のピークに戻る。
なんとオレンジ色の美山トレイルランのテープが別方向に延びている。約1時間のロスをしてPM4時過ぎに無事下山する。
今回もまた、楽珍山行になったようだ。
道表示は沢山あるが、ダンノ峠から尾根道を品谷山に向かった場合は何の問題はなさそうだ。表示がその方向からわかるようになっている。
今回は逆方向に進むので表示が見にくく、新雪で踏み跡がなく表示板が雪に隠れていたのでわかり難かった。
どちらにしてもズボラせず地図を広げて見ることだ。
それでも楽しい雪山に巡り合いとても感謝しています。
また、年が明けたらもう一度ゆっくりテント泊で来てみたい魅力的な山域です。
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