西岳・編笠山:公共交通機関で信濃境駅から西岳〜編笠山周回ルート
- GPS
- 09:47
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 1,755m
- 下り
- 1,751m
コースタイム
天候 | 晴れ・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高1,800m以上でクラストしていない積雪あり。 踏み跡明瞭、トレースあり。 編笠山の山頂直下に岩場あり。 他は特に危険箇所無し。 |
写真
感想
冬の18きっぷ1回目。
今年は秋から高温続きなので、編笠山の標高だったらそれほど積雪はなかろうと踏んで、計画を検討。昨年同様、観音平からアプローチしてもよかったのですが、せっかくなので、信濃境駅から西岳からアプローチすることとしました。
久しぶりの雪山ハイクを堪能しようと意気揚々に臨んだのですが…
【コース状況等】
■信濃境駅〜不動清水
・本日は信濃境駅からスタート。改札外にキレイなウォシュレットのトイレ(水洗・洋式・給水可)があります。
・信濃境駅の東側にある跨線橋を渡って、高速道路を越えて、林道に突入します。
・約1時間程度の林道歩きを経て、富士見高原スキー場に到着。
・そのままゴルフ場方面に登ります。
・途中、一般開放されている工事現場の簡易トイレ(洋式・水洗)があります。非常にキレイでした。
・そのまま舗装道路を登り、登山道や林道を歩きながら、ようやく登山口である不動清水へ。
・一口水を飲み、ベンチでゲイターを装着して、いざ突入。
■不動清水〜西岳山頂。
・不動清水からは、標高差にして約850mをひたすら直登していきます。
・観音平からの登山道に比べると、若干踏み跡が薄いですが、そこそこ踏み跡は明瞭です。
・途中、標高1,800m付近から降雪があります。ところどころ、踏み固められたアイスバーン状の氷結箇所がありますが、アイゼン等が無くても普通に登れます。。
・樹林帯の中を進むため、景観は皆無で、代わり映えしない登山道を延々と登り詰めます。
・山頂手前でようやく景観が開けます。
・そこからすぐ、西岳の山頂に到着します。
■西岳山頂〜青年小屋
・目標とした13:00丁度に西岳山頂に登頂。先客がお二方いらっしゃいました。
・時間も押しているため、ひとしきり景色撮影し、食欲が無い中で無理やり行動食を口にして、早々に編笠山に向けて下山。ここでようやくチェーンスパイクを装着しました。
・編笠山への縦走路では、雪がモフモフの状態でクラストしておらず、チェーンスパイクがまったく効きませんでした。
・危険箇所は特にありませんでしたが、登りの脚力を使い果たしていたため、時折ふくらはぎや太ももをつる状況になっていました。
・積雪は、せいぜい20cm程度です。
・途中の水場(乙女の水)は、雪の中で、おそらく凍結しています(未確認)。
・そうこうしてるうちに、青年小屋に到着。もちろん、冬季閉鎖中で、トイレも使えません。
■青年小屋〜編笠山山頂
・青年小屋から、編笠山山頂を目指します。
・登山道は、岩と雪のミックス帯となります。
・傾斜はキツくないですが、暴風が吹き荒れており、寒さに耐えながらバランスを取り、ミックス帯の岩場を登り詰めていきます。
・岩に着雪しているため、チェーンスパイクがよく効くのですが、岩の間にある雪を踏むと、股下まで踏み込むことがあるため、トレースが無い雪は踏まないほうがいいです。
・あちこち筋肉がつる体をごまかしながら、薄いトレースを見極めて登っていくと、再度樹林帯に突入します。
・そして樹林帯の露岩混じりの登山道を登り詰めると、ようやく編笠山山頂に登頂です。
■編笠山山頂〜富士見高原スキー場
・日没まで時間が無いため、ひとしきり撮影を終えて、早々に下山開始。
・編笠山山頂からの下山道では、登りの山頂直下同様、岩場が続きます。
・依然として暴風が吹き荒れ、あちこちの筋肉がつる状態で、腕と上半身を使いながら、慎重に降りていきます。
・ほうほうの体で樹林帯まで降りて、しばらくは露岩混じりの登山道を降りていきます。
・しばらくすると、傾斜が緩み、快適なスノーハイクが始まります。
・そこからは、サクサクと軽快に降りていき、それまでのタイムロスを取り返しながら降りています。
・標高1,800mを越えたあたりでチェーンスパイクを外し、なおも軽快に降りて、富士見高原スキー場まで到着し、本日の登山道は終了。
■富士見高原スキー場〜信濃境駅
・富士見高原スキー場からは、ヘッデンを使って登ってきた林道を降っていきます。
・当初の計画では、鹿の湯に入る予定でしたが、あまりの疲労のため、とにかく帰りの足の電車を確保することを優先しました。
・登山口付近の簡易トイレ以降は、駅までトイレはありません。
・登山口から、1時間半弱で信濃境駅に到着し、本日の山行は終了です。
・その後、石和温泉の公衆浴場に入り、無事帰宅。
■【まとめ】
・久しぶりの雪山だったためか、普段使わない筋肉を酷使し、あちこちの筋肉がつる事態となりました。
・累積標高差は正確な数字でしょうが、登山道の大半が雪道であるため、見かけ上の数字以上に疲労感があります。
・登山道としては、危険箇所はほとんどありません。基本的に樹林帯の中を歩くため、風も穏やかですが、その分、景観も望めません。
・現時点では、ピッケルやアイゼンが必要そうな箇所も見当たりませんでした。
・ただ、編笠山の山頂直下は、登り・降りとも、降雪後の暴風が吹き荒れる岩場となります。技術的には難しくはないのですが、心から寒さに強い体で良かったと実感しました。
・登り・降りとも、標高1,800付近から積雪があります。ただ、現時点では、クラストや氷結はほとんど無いため、おそらくアイゼンや軽アイゼンの効きは悪いと思われます。チェーンスパイクの効きもイマイチでした。
・実感としては、編笠山は、やはり観音平からのピストンがベストコースなのだろうと思いました。
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