遅く起きた朝は 大楠山 冬の陽光に包まれて
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 365m
- 下り
- 352m
コースタイム
9:06 前田橋遊歩道起点
9:21 大楠山登山道入口
9:36 第一ベンチ(小休止)
10:07 倒木のアーチ
10:15 国土交通省雨量計駐車場
10:19 大楠山山頂
10:33 階段分岐
11:14 横浜横須賀道路を渡る
11:32 衣笠城址
11:56 衣笠城址バス停
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り 京浜急行バス 衣笠城址バス停 横須賀駅、三浦海岸駅、三崎口駅、衣笠駅から出ている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
昨日に雨が降っていたので非常に滑りやすかった。 逗子層と言われるシルト岩で、かなり滑りやすい岩です。そこに雨が降った後なのでなおさら滑りやすく、結局一度転んでしまった(しりもちをついてスッテーンと・・・) それ以外は危険な個所はほとんどなし。ただ、さまざまな登山口から登ることができるため、分岐を間違えてしまうと登れずに別の登山口に出てしまったり、予知していた下山口とは違う所に出てきてしまったりとか、あるかもしれません・・・。 |
写真
感想
昨日は職場の忘年会であった。夜までしこたま飲み、さて土曜日・・・3連休である。忘年会がなかったら多分昨日のうちに出発して、奥多摩や山梨の方に行っていたと思うのだが、忘年会に出ないわけにもいかない。
で、3連休のうち今日を自宅近くですぐ登れる山に登り、残りの2泊で遠出をしようじゃないかということにしたのだ。
私は三浦半島住民ですので、近くの山といえば、大楠山、武山三山、逗子二子山、鎌倉天園、名越切通し・・・などいろいろあるのだが、今日は三浦半島最高峰の大楠山にすることにした。
標高は242mと低いのだが、頂上からは360度の展望が楽しめる山である。それもあって非常に人気がある山なのだ。登山口も多く、今回登った前田橋コース、大楠芦名口コース、衣笠コース、安倍倉コース、湘南国際村コースなどが知られている。また、頂上直下の国土交通省雨量計には駐車場がついており、ここまで車で来たら5分で頂上に付けてしまうお手軽さもある。ただ、山頂からの展望を写真に撮りたいならば、それでよいだろうが、それは登山にはならないだろう。
ちなみに、花の百名山、関東百名山に登録されている。
さて、今回選んだのは、前田橋コースで上がり衣笠コースで降りてくるコース。終わりに衣笠城を見たかったのと、自宅近くのバス停からバス一本で前田橋についてしまうのである。
前田橋バス停からすぐにある、前田川遊歩道に入る。アスファルトの道路もあるのだがこちらの方が面白そうだった。しかし歩きながら少し後悔する。木道部分は良いのだが川を渡るのは飛び石が多く、また歩幅も広めであった。「ここで落ちたら今日はもう家に帰ろう・・・。」まだ歩き始めて10分もたっていない、それなのにナーバスになってしまうとは。
大楠山登山口に着いてからは一般登山。このコースは尾根道なのだが大分深く掘り下げられ「W」をさかさまにしたような登山道である。滑落はしないが、少し味気なくも感じた。まあ、それだけ人気の山なのでしょう。
今は、山茶花や椿が見ごろでよく咲いている。楓も残っている、緑もある。南にある低い山なんだなあと再確認させられる。
登っていくと前に白い人工物が見える。これが国土交通省の雨量計である。いやあ、とにかくでかい。そしてその近くには畑があり、駐車場もトイレもある。大楠芦名口コースは歩いてもここまで来ることができるしもちろん自家用車でも来ることができる。私も昔自動車で来たことがあるのだが道は狭く、登山者をよけながら走らせなければならないし、すべて砂利の道である。私はこの登山道を歩きたいとは残念ながら思わなかったのである。
残るは40mぐらいだろうか、最後の階段を上って山頂に躍り出る。水を飲んでから、いよいよ楽しみの展望である。
展望台から360度の展望が広がる。富士山がきれいだ、丹沢山塊も雪がついている、箱根山塊をこちら側から見ると人間が寝ているように見えるのである。それを昔は観音様の寝姿としてとらえ、信仰の対象になったのだという。果たしてそう見えるであろうか。
北に目を向けると横浜の街並みが見える。ランドマークタワーを筆頭にみなとみらいがきれいだ、スカイツリーも見えるみたいだが今日は見られなかった。
南に目を向けると武山三山、佐島マリーナなどの冬の風景、直下には葉山国際カントリークラブ。本当はもう少しここにいたかったが寒くなってきたので下山を開始する。
まずは、階段を下りる。230段、下りでよかった。どうやら衣笠方面から来た人は、この230段を登るか、これを巻いて大楠芦名口コースに合流して山頂にたどり着くことができる、自分だったらどちらを選ぶだろうか・・・。
その後は、ゴルフ場の横を通り、スッテーンと尻もちをつき、バリエーション豊かな衣笠コースを満喫した。
そして、衣笠城址である。
奈良時代の僧行基が建てた大善寺の背後にあり、今は小さい公園になっている。この城が活用されたのは平安時代末期から鎌倉時代までで、三浦一族がこの城に立てこもり戦ったが落城、三浦一族は安房国に逃げ、そこで頼朝と合流したというお城である。
ツアー登山の人たちがしきりに話を聞いていたので、先に写真を撮り、表示を見ながら話も聞いてきた。
その後はバス停まで約1キロの移動、今日の山行は終了した。
今日は陽光があった。太陽の光がやわらかく、心地よい山行になった。
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